ウチの主人は子供の教育に熱心なほうだと思う。仕事しなくていいんだったら子供たちの専属家庭教師をやりたいと言っているくらいだ。私も主人が家庭教師をしてくれるんだったらきっとすごい子供たちが育つと思うのだが、私のようなのんびりやの影響を受け、上の子もややのんびりになってしまった。影山メソッドや斉藤メソッドの本を日本に行くたびに買って来ていたのだが、主人は夏休みになってから娘にその問題集の宿題を表にして渡し、「7月中、毎日目標をクリアしてパパの出す最終テストに合格したらずーっと欲しがっていたiPod miniを買ってあげる」と約束した。娘はiPod mini欲しさに良くがんばり、毎日ちゃんと目標をクリアしていった。主人が出す最終テストにも合格し、日本に帰ったときに晴れてiPod miniを手に入れた。帰って来てから家にあるCDをたくさん入れてあげたのだが、なぜかパパの持ってたドリフターズの歌が気に入ってしまったらしく何回もそれを聞いているらしい。iPod miniを聞きながら「ズンズンズンズン ズンズンドッコ」とか歌ってる。「ペンは英語でペンシルで、タバコは英語でタバコシル」とか歌ってたのでそれを聞いていた下の娘はiPodを見ると「タバコシル、タバコシル」と繰り返すようになった。リクエストのあったZARDの「負けないで」やミスチル、宇多田光、ビートルズ、ディズニーのアルバムなどたくさん入れてあげたのになんでドリフターズなの?友達にも聞かせてげらげら笑っていた。私は物を壊したり水をかぶったり汚いことをしたりするドリフターズやMr.Beanが苦手なのだが娘の感覚は主人と合っているらしい。親子で楽しい思いを共有している。うらやましく思うが、やはりこの手のユーモアは私にはよくわからない。
ところで、主人は最近一人静かにiPodを聞きながら寝ていたりする。私もどんどん自分が好きな曲を入れているという状態だし。実は自分も欲しかったiPod。娘が飽きたら自分の物にしようと密かに狙っている父と母なのであった。
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