日曜日は中国の旧正月だった。今年も派手な花火大会で中国の年は明けた。まだ明るい4時ぐらいからバンバンと花火があがり始め、暗くなるとひっきりなしにあちらこちらから花火を上げる音が聞こえてきた。これは日本のように特定の団体が寄付を募ってあげたりするのとは違う。個人的に打ち上げ花火や爆竹を買ってきて庭先や公共の道端で上げているのだ。香港では個人で爆竹など鳴らす人はすでに無い。上海でも爆竹や花火は禁止されたと記憶していたのだがそれは思い違いだったのだろうか。そして11時45分、一斉に花火や爆竹の数が増え、バラバラと戦争の銃撃戦のような音や、ドドドドドッという空襲のような音に変わる。そしてそれが年が明けた12時半位まで続くのだ。街中に住んでいる友達は子供が寝られなくて困ると毎年言っている。幸い私たちが住んでいる敷地は静かな公園と4件のホテルに囲まれローカルの中国人が打ち上げる花火や爆竹の音の直接の被害は受けないのだが、家の周りの屋根越しに360度チカチカ光り何百という場所で花火が打ち上げられているのがわかる。そして近くのローカルのアパートではベランダに吊り下げられた爆竹が派手な火花を飛ばしながら大炸裂していた。
中国の旧正月は国で定められた祭日で、子供や主人、お手伝いさんも長い休みに入る。そして、私は24時間体制の主婦業に戻るのだ。洗濯や子供たちの世話、食事の支度。今まで怠けていた分大変かなと思っていたのだが、これが意外にも楽しくて変な充実感があり、ご飯の仕度も色々と新しいものに挑戦していた。そしてそのうち普段片付けないところまで片付け始めたりしていた。
でも、たま~にするから家事も楽しく思えるのだろう。いつもはお手伝いさんに頼りっぱなしなのだから、大きな口を利いちゃいけない。
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