ココロの森

2005/10/18(火)00:03

モルトにハマル??

洋酒のココロ(カクテル・洋酒)(21)

昨日行った「神戸カクテルコンペティション」では エントリー選手のオリジナルカクテルを試飲できる、 という楽しみのほかに、もうひとつ 協賛会社の製品が 好きなだけ試飲できる、 という大きなお楽しみも付いていた。 国内外10社ほどの有名メーカーのブースがあり シャンパン、リキュール、ウィスキー等 各社お薦めの商品が並んでいて 休憩時間や 結果発表までの待ち時間などに試飲ができる。 やはり新作ウィスキーの展示が多い。 大抵のBarに置いてあるようなおなじみのお酒は勿論、 高価で普段なかなか手の届かない シングルモルトウィスキーの15年もの、18年もの等も ずらりと並んでいて驚きだ。 大のモルト党のダンナなど 小躍りせんばかりの喜びようで せっかくふたりであれこれ吟味しながら飲み歩こうと思っていたのに 「俺、カリラ18年飲んでくるわ」 と ひとりそそくさと目的のブースに一直線。    ・・・ったく。(--;) 仕方がないので シャンパン等を飲みつつ 美味しいチーズをパクついていると 憧れのお酒を一通り試飲して 御満悦なダンナが戻ってきた。 「美味しかったかい?」 「うん 満足。」 というわけで モルトウィスキーに詳しいダンナをガイドに ふたりで再びブースを巡る。 シングルモルトウィスキー大好きなダンナとは対照的に 私はウィスキーが苦手だ。 何度もダンナに勧められて  ちょっとだけ 舐めるように飲んでみたりもしたのだが どうしてもダメだった。 でも何となく 昨日は 飲んでみる気になった。 沢山のウィスキーが一度に試せる好機など滅多にない。 新しいお酒との出会いを期待してみた。 単独で飲んでいる時には気がつかない かおりや味の特徴なども こういう機会だとよくわかる。 味の違いがわかるようになってくると 好みの味も出てくる。 好みがわかると より好みの味を求めたくなる。 そして 出会ってしったのだ。 私好みのウィスキーに。 ひとつは『富士山麓』 フルーティーな香りながらも ふんわりと優しい余韻がながく残る。 クセがなさそうで しっかりとした個性があっていい。 もうひとつは『北杜(ほくと)』 これは特に新製品ではなく、以前からある製品だけれど すっきりとしていて とても飲みやすいお酒だとわかった。 私のように「ウィスキーは初めてなので 飲みやすいものを」という人に いいかもしれない。 そして これはウィスキーではなく、 ラムなのだけれども 『PAMPERO Aniversario』(パンペロ アニバサリオ) ウィスキーに近い、芳醇で香り高いラムで しっかりとした味わい。 しかも飲みやすい。 お薦めです。 それにしても 10年前までは カクテルorサワーと 甘いお酒専門だった自分が 三十路を過ぎて 日本酒、 三十路半ばで焼酎、そしてモルトにハマルとは・・・。 焼酎も モルトウィスキーも 絶対好きにはならないだろう、と思っていたのに。 どうも 本当に『美味しい』お酒に出会ってしまうと 苦手分野でも 克服できてしまうものらしい。 人生って わからない。 だから 人生って楽しいんだ。 歳を取るのも 悪くないよね。

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