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2009.09.07
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またまた図書館にリクエストしてきました。
三浦しをんさんの新作が来月出るのです。

【予約】 まほろ駅前番外地

指輪奪取作戦に“追憶のまほろロマンス”、
由良と行天の奇妙な1日など、
笑いと切なさを綯い交ぜに紡がれた「多田便利軒」外伝7篇



予約カウンターに坐っていらっしゃることの多い
顔なじみの司書のおねえさまに

 「あらあハート(手書き)、続きが出るんですね音符


なんて笑顔で言われてしまい

 「そうなんですよ~。 今度は番外編らしくって…」

などと図書館内であるにもかかわらず
少々弾み気味どきどきハートの声で暫し語らってしまいました。

おそらくこの司書さんもしをんファンなのだろうと
ワタクシは踏んでおります。
他の著者の本をリクエストしてもほぼ無反応なのに
しをんさんの時だけ、会話が弾むのですうっしっし
場所柄、話が弾むといっても二言三言なのですが

現最新作の『星間商事株式会社社史編纂室』を予約した時は
タイトルを予約システムに打ち込みながら、眉間に皺を寄せて

「・・・長い。 長すぎる。」
とおっしゃるので、私も
「しをんさんのタイトルって、長いの多いですよね」
と返し、

その前の、『神去なあなあ日常』の時には

「これって、なんて読むんでしょう? ・・しんきょ? かみさり?」
「・・・さあ、読み方までは(予約時点では)書いてなかったので…
 漢字は間違ってないはずなんですが」
「変換しても出て来ないのよねえ。
 しをんさんってたまにこういうむつかしい単語使うから…」


とふたりして頭を抱え、

その前の、エッセイ『ビロウな話で恐縮です日記』の時には
タイトルを見た瞬間に吹かれました(爆)




こういう風にコミュニケーションがとれる司書の方って
私の利用する図書館ではとっても少なくて
この方と、あともうひとり、定年間近っぽい館長さん(仮定)だけなんです。

館長さん(仮定)は以前、近隣の図書館から
絶版になっていた池澤夏樹氏の「池澤夏樹詩集成」を取り寄せていただいたときに
「書肆山田」という超マイナーなその本の出版元について
5分程、専門的かつマニアックな講釈を頂戴致しました。
(ちなみに私からはは一切、出版社についてなど訊ねておりません)

その後もまた同氏の詩集をリクエストしたときに
丁度カウンターに館長さん(仮定)がいらっしゃり、
私が池澤夏樹の名前を出した途端、
ぼんやりとモニターをながめていた目に光が宿った様が忘れられません(爆)







同じ本、同じ作家が好きな人に出会うと
なぜこう、かくも楽しいものなのでしょうか。

趣向を同じくする同士と出逢えただけでも嬉しいのに
自分が好きなその作品を書き上げた作家と出会えたら
きっと天にも昇る心地であることでしょう。

無類の本好きとして知られる児玉清さんも
25名の作家との対談をおさめたこの本の前書きで
「神様に出会える喜び」を綴っていらっしゃいます。



『児玉清の「あの作家に会いたい」』

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
小説って、本当に愉しいですね。
芸能界きっての読書家・児玉清が、人気作家たちに根掘り葉掘り。
「PHP」誌で大好評の連載対談、待望の単行本化。



東野圭吾、桜庭一樹、三浦しをん、有川浩、森絵都、角田光代、川上弘美、
山本兼一、北村薫、荻原浩、あさのあつこ、宮部みゆき、万城目学、
真保裕一、町田康、夢枕獏、北方謙三、北原亞以子、上橋菜穂子、大崎善生、
江國香織、村山由佳、浅田次郎、石田衣良、小川洋子。


ものすごい豪華メンバーきらきら
連載をそのまま本におこしたようで
ページ数が少ないのが惜しかったけれど、
これもなかなか興味深かったです。


一番面白かったのは、有川浩さん。
この人は直接逢ってお話ししたら、いろんな意味ですごく楽しそう。
なんか、いきなり話がぽーんと飛んでも本人全く気にしてない感じうっしっし

一番驚いたのは角田光代さん。
読むことと書くことだけに熱中するあまり
いまだに九九の上の段があやうい、というエピソードは
信じていいものなのかどうなのか雫
でも
「30歳になってから急に本を読もうと思っても、
 スポーツと同じで、読む力が不足する。
 特に小説は難しいと思うんです」

という言葉には激しく同意。

児玉氏、かえして曰く、「衝撃的な言葉ですね」グッド



この上矢印やりとりでもそうなんだけれど
児玉さんの、マジメ実直すぎてどこかおかしい突っ込みどころが度々あって
そういう言葉の揚げ足をとっていくのも面白かったですうっしっし

三浦しをんさんとの対談にあった
昔よく読んだ作家は坂口安吾、という話の流れのなかの



 児玉「三浦さんのご本を読むと、奔放な部分と深遠な部分、
    それから猥雑な部分がないまぜになっているところは
    坂口安吾を感じさせるような気もしますが…」

 三浦「そんな大それた(笑)」




というところが、個人的には一番ウケましたw

そんな大それたwww








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最終更新日  2009.09.07 18:54:34
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