2010/06/07(月)22:26
鈴木光司さんの講演会に行ってきた
ホラーは怖いので読まない。だからリングもらせんもループも読んでいない。けれど、f-Biz主催の講演会なので行ってきた。今月末に日本一怖いトイレットペーパー3完結編が出るのでそれに合わせた講演会だった。
http://www.f-biz.jp/data/eventdata/20100606challenge.html
鈴木光司さんもf-Bizセンター長の小出さんも滑舌がよくて、話が面白くてあっという間の2時間だった。鈴木さんが子ども時代を過ごした浜松のことから、大学、結婚、子育て、小説の裏話など盛りだくさんだった。その中で印象に残った話をひとつ。
「みなさん、子どもに優しくなって欲しいって言うけれど、今の日本人だれでも優しいんです。電車に乗ってお年寄りが立っていたらかわいそうだと思うし、体の不自由な人が乗ってきたらかわいそうだと思う。かわいそうだと思わない人はいないんです。でも、それを表現する勇気があるかということが大事なんです。いくら優しくてもそれを表現できなければ意味がない。表現する勇気を持ってください。」
「表現する勇気」ということばは講演会の間、何度も繰り返しておっしゃっていた。思うだけでは何事も成せないのだね。
この怖いトイレットペーパーは3で完結するけれど、それで終わりじゃないんだそうだ。この部分をプロローグに、長編小説ドロップを書くそう。今、1 つ仕事が上がって、次はNHKの連続ドラマの仕事が入っているから、ドロップに手をつけられるのは年明けぐらいになるのだとか。来年の今頃には長編ドロップが上梓されているんだろうなあ。
講演会の最後に本の販売とサイン会があったけれど、ホラーは怖いのでもちろん買わなかった。すみません、鈴木さん。
リング・らせんの鈴木光司先生描き下ろし!トイレで読む体感ホラー!!【日本一怖いトイレットペーパー ドロップ 1&2セット】
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