イノベーションのプラットフォーム作りに挑む社長のブログ

2004/10/26(火)16:12

ベンチャー企業と外部ネットワーク

ベンチャーステージ上野OPENにあたり、台東区役所の経営支援課にご挨拶にお伺いしました。 台東区では区内に靴、バッグ、アクセサリー、アパレルなどの産業集積を有することから、日本初のファッション関連ビジネスを対象とした創業支援施設として、 台東デザイナーズビレッジを設立、運営されており、その概要について教えていただくことができました。 以下、帰り道に考えたことです。一般的に、デザインをビジネスにするって、かなり大変と言われています。デザインを、商品や建築物といった媒体を通じたビジネスに持って行くとき、「製造」や「販売」といったデザイン以外の複雑な要素が絡んでくることも原因の一つと言えます。 そんな中、デザインを付加価値としてビジネスを行っている成功例が、イデアインターナショナルや、 リアルフリートです。「企画」「デザイン」に加えて、「製品化」「製造」「流通」「販売」をトータルでコーディネートすることにより、独特の強みを発揮しています。 上記の機能って、大手企業は実はリソースとして社内に全て持っていたりするのですが、主に組織的な問題により、価値を生むビジネスにはなかなかできていません。それに対してイデアインターナショナルやリアルフリートは社外のネットワークをうまく活用することにより、大手企業ができない価値を生み出しているのです。 個人の価値観が多様化している現在の日本では、十分なリソースを持ちながら使いこなせない大手企業に対し、ベンチャー企業が外部ネットワークを活用することにより戦っていけることをこれらの事例は示しているように思います。

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