2010/10/09(土)12:33
ベンチャー企業の資金調達環境
2009年、当社が支援する会社におけるエクイティファイナンスの
総額は約8億円(厳密に言うと7.8億円)でした。
これは、そのほとんどがアーリーステージで設立2-3年の会社なので、
日本国内全体のベンチャー企業の資金調達環境がこのような状況の中では、
それなりに大きな金額だったと思っています。
そして今年2010年に入り、マクロ環境を考えると、当然当社支援先
企業での状況も去年よりも厳しくなるだろうと思っていたところ、
ここにきてかなり良いニュースが増えてきました。
現在仕掛り中の案件がすべて決まれば、2009年を上回りそうな
状況となっています。
もちろん、資金調達について全部決まることはありえないわけですが、
確定分だけをとっても、去年よりものすごく落ち込むことはなくなりました。
これは一重に、当社支援先企業において、
・優秀なアントレプレナーや経営チームが、
・優れたビジネスモデルをもとに
・人並みはずれた努力と実行力でもって
事業を推進していることに因ります。
実際、身近で見ていても、どの会社もキラリと光るものがあるし、
資金調達できるのも当然だろう、という思いもあります。
しかし、視点を変えてみると、これだけ厳しい状況でも、
当社の周囲だけとってみてもこれだけのリスクマネーが調達できると
いうことは、日本におけるリスクマネー供給体制も、まだまだ
捨てたものではありません。
というわけで、いつもの私のメッセージになりますが、
「日本でもまっとうなチャレンジにはちゃんとリスマネーがつきます」
ということで、今日のブログはここまで。
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