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カテゴリ:資金調達
日本では統計が未整備なこともあってエンジェル投資の実態が過小評価されていますが、数千万円以上の規模でエンジェル投資を受けているベンチャー企業はそれほど珍しくないですし、私が見た中で最大だと、3億円超の会社もあったりします。
数千万円以上の規模でエンジェル投資を受けているときのパターンは、次の3つです。 ・投資家が起業家の才能、技術、作り出す製品に「深く」ほれ込んでいる ・投資家が、そのビジネスモデルの成長性と収益性に「独自の確信」を持っている ・投資家が、その投資によりキャピタルゲイン以外の「経済的リターン」を期待できる この3つ以外には今のところ私は見たことがないですね。 では、そんなエンジェル投資家が既に知り合いでいる以外にどう探すか。 月並みですが、 ・多くの人と合い、巡り会いの可能性を高める ・大きな取引が出来そうな取引先の社長に相談してみる ・良いビジネスモデルを考えて、自力で初期の検証を終える というあたりになるでしょうね。 実力や努力だけではなく、「運」が必要なのが現実だと思います。 別の観点から言えば、エンジェル投資家と起業家の出会いの場所を作るなど、エンジェル投資をシステム化することはなかなか難しく、これまで日本ではうまく行っていません。 個人的には、 ・金額が大きいエンジェル投資のシステム化は難しい ・金額が小さいエンジェル投資のシステム化は成り立ち得る と思っています。 後者については、メンター三田会エンジェル制度などは良いアプローチで参考になります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.07.14 14:44:50
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