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カテゴリ:受験勉強ステップアップ
国公立大学の二次試験の落とし穴とは? 「なぜか自分の書いた答えと正解がズレているんですけど、 どうしたら良いのでしょうか?」 と、K君から相談がありました。
K君の答えをチェックすると、 なかなか良くできていました。 しかし、赤本ならではの落とし穴にひっかかっていました。 その落とし穴とは? K君の答えの方向性は、正解と同じだったんですが、 答えの長さが圧倒的に少なかったんです。 K君の答えは、50字ぐらい。 正解は、120字近く説明していました。 文字数が倍以上違えば、当然答えの要素は足りなくなります。
なぜこんな失敗が起こってしまうのでしょうか? それは、赤本には答えの字数が掲載されていないためです。 文字数が分からないから、詳しく書くのかシンプルに書くのかが分かりません。 今回のK君は、正解のエッセンスの部分だけを抜き出したため、 字数が足りないという問題が起きました。
実際の試験では、文字数が問題文に書いてなかったとしても、 解答用紙には解答スペースの幅が載っています。 だから、答えに書かなければならない量を推測することができます。 こういった違いも本番ならではです。
普段、過去問を解く時にでも、 本番との差に気をつけなければなりません。 本番との違いに気づき、 本番でも100%以上の実力を発揮することを目標とすることです。
では、K君はどうしたら良いのでしょうか? 正解の文字数をカウントしてもらえば良いんです。 ※もちろん自分でやったら、正解をみることになるので、誰かに頼みましょう! 正解の文字数が分かれば、どれだけ詳しく答えに盛り込んでいけばよいのか分かります。 一生懸命書いてみたけれど、正解はとってもシンプルだった・・・ 簡潔に答えを作ったら、正解はとてもあっさりしてた・・・ なんていうことが、もう起きません。
「正解の文字数を数えてもらってからは、 過去問の研究が非常にスムーズです!」 K君談。 これをやり始めてから、答えがスッキリとするようになっていました。 国公立二次試験(前期)まで残りわずか! できる限りの工夫をして、最大限の効果を得るようにしましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.02.16 22:32:52
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