JUNE&BRIDE 別館

2009/03/30(月)23:05

タヒバリな冬(JUNE)

ムネアカタヒバリ posted by (C)bride619 先日見かけた、春らしい色合いになって来たムネアカタヒバリ。 小雨混じりの暗い中、デジスコでも限界距離という条件でお手上げでしたが 幸いあまり動かずにいてくれたので、一応証拠写真を... 昨年秋までは、JUSTタヒバリ以外には このムネアカタヒバリしか見た事が無かったのですが、 この冬は一気にタヒバリ三昧となりました。 ちょっと古い写真を引っ張りだしながら、振り返ってみます。 マミジロタヒバリ posted by (C)bride619 まずは、秋の渡りシーズン後半の11月初旬に 目の前に出て来てくれたマミジロタヒバリ。 これが、タヒバリな冬の皮切りになりましたね。 これは通過個体で、この一度きりになってしまいましたが 詳しい様子は、11月2日の日記に掲載しています。 マキバタヒバリ posted by (C)bride619 その約2週間後には、大ヒットとなったマキバタヒバリが登場しました。 こちらも詳しくは、12月27日の日記に掲載しています。 マキバタヒバリ posted by (C)bride619 結局、この一帯で越冬してくれたのですが 最後まで手強い鳥で、私も数えるほどしか見る事ができませんでした。 またあまりの行動範囲の広さと、時期によって印象が異なる事から 複数個体説まで出ていましたが、真相は分からずじまいです。 サメイロタヒバリ posted by (C)bride619 こちらはまだ、ブログにアップしていませんでした。 地元ではありませんが、これまた珍しいサメイロタヒバリ。 同じような写真が何枚か撮れただけでしたが、これも忘れられない鳥です。 西日に照らされて、ちょっと色が分かりにくいですが 背中の色がとっても薄く、また胸から腋の斑も細くて薄いです。 前からの写真が撮れなかったのが残念... サメイロタヒバリ posted by (C)bride619 なお、JUSTタヒバリ(亜種japonicus)は 国内分類ではWater Pipit (Anthus spinoletta)とされていますが 欧米ではBuff-bellied Pipit (Anthus rubescens)とする考え方が一般的。 なので、このサメイロタヒバリ(Anthus spinoletta blakistoni)は 国内ではJUSTタヒバリの亜種と言うことになりますが 欧米分類では別種扱いとなります さらに、Water Pipitの直訳的に用いられるミズタヒバリという名称と 亜種blakistoniに付けられた正式和名サメイロタヒバリが交錯して 実にややこしい事態になっています。 この情報が発達した時代に、欧米とは分類が違うと言うのが なんとなく面白いです... サメイロタヒバリ posted by (C)bride619 国内でどのくらいの記録があるのか、よく分かりませんが 日本の図鑑にはまず載っていない鳥で、今回の飛来も貴重な記録です。 どれも本来なら、鳥見暦2年余りの私の手には負えない鳥ですが 偶然マキバタヒバリを見つけてしまった事と 詳しい大先輩方に恵まれたおかげで、冬中これらの鳥を追い続け ついには、洋書のタヒバリ&セキレイ専門図鑑まで購入するに至りました(爆) 来年の冬もまた、いろんな鳥が見られますように♪ (JUNE)

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