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カテゴリ:子ども・おうち・自然
地元海岸では、足が黄色い「セグロカモメ近縁種」を
結構普通に見ることが出来ますが ほとんどはセグロカモメとホイグリンカモメの中間個体と思われます。 私の理解している限りでは 以前「ホイグリン系」などと呼ばれていた、この中間個体群は 現在ではtaimyrensysの名称で、呼ばれる事が多いようです。 (亜種taimyrensysの扱いをする場合もあるようですが...難しい) ![]() 足が黄色い個体が沢山... posted by (C)bride619 特に3~4月頃に、このような個体が沢山見られ 数十のセグロカモメ中に、1/3くらい足が黄色い個体が居る事も。 上面の色がウミネコ並みから、セグロカモメ並みまで 無段階にいろんな色の個体が存在しており 中間個体群taimyrensysと、ホイグリンカモメheugliniの 線引きはかなり難しいとの事です。 ![]() ホイグリンカモメ posted by (C)bride619 しかしこの個体みたいに、 ウミネコ並みの上面の色や、頭の白さ、スマートな体型等 「これは!」と思う個体が見られることがあります。 ![]() ホイグリンカモメ posted by (C)bride619 ![]() ホイグリンカモメ posted by (C)bride619 この個体の場合、運良く伸びのシーンが良い角度から撮れたので 思いきって氏原巨雄氏にアドバイスを頂きました。 (カモメ識別ハンドブックの著者でいらっしゃいます) その結果、これらの写真を見る限りは 「ホイグリンカモメheugliniの範疇に入る個体に見える」 とのコメントを頂きました。 ![]() ホイグリンカモメ posted by (C)bride619 ![]() ホイグリンカモメ posted by (C)bride619 以下のような特徴を、御教示頂きました。 ・taimyrensisは、幾分セグロカモメの特徴を併せ持つことが多いが この個体はセグロカモメ的な部分は、あまり見られない。 ・小さめのミラーがP10に一個だけあることや P7、P6の黒色と灰色の間に白色がほとんど見られないのは taimyrensysよりもheuglini寄りの特徴。 ・初列風切の黒色部は6枚に見え、heugliniとしてはやや少数派 (7~8枚の個体が多い)だが存在する。 この個体の場合、足はそれほど鮮やかな黄色ではありませんが 海外のホイグリンカモメ越冬地でも、しばしば見られるとの事で それほど重要なポイントではないのかもしれません。 セグロカモメ近縁種の識別は、私にとっては非常に難しいのですが ”Japanese Gull Site"をはじめとする、氏原氏のサイト・ブログは とても勉強になり、いつもお世話になっております。 (JUNE)
Last updated
2010.04.28 01:00:12
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