9月に木村藤子さんに学業を続けるべきか、適職は何かという
相談をしたのだが、その返答は「プライドが高い、飽きっぽい
所がある。それを克服するのが今世での修行。今までのことは
趣味として、適職はあなたならどこでもうまくやっていける。
中堅企業のようなところが良いでしょう。」とのことだった。
私はもう学校を辞めようと思っていたため、その言葉に従う事に
したのだった。
そして12月、私はとある企業の社長から声をかけてもらえ、
給与・待遇面において非常に良い好条件を提示していただいた。
しかし正直言ってそこには勤める気が全くなかった。けれども
「もしかしたら前世とかのつながりでこのように声を掛けて
くれたのかもしれない。従業員数が20名程度の零細企業だが、
技術的な'中核'企業を目指すとある。資本金は中堅企業の定義に
当てはまるし、もしかしたら木村藤子さんの"中堅"とはこの企業の
事だったのかな?中核と中堅というのは似ているし・・・」
と私は思いひとまず返事を保留させていただくことにした。
次の日木村藤子さんに電話がつながり予約が取れたのであった。
私はそこに何かしらの運命、宿命的なものを感じ安心感を得た。
人は弱い生き物である。その企業から声が掛かってからというもの
自分に自信がない、目標を完全に失っている等の理由から
「そうか、やはり何かあるのかもしれない。まぁ駄目なら駄目で
また探せば良いかな?」と少しずつ惰性に流されるようになるので
あった。
それから少しずつ、「何かあったら神様のお力を借りれば間違った
選択肢を選ばなくてすむなぁ、3ヶ月くらい掛かるけれど・・・。」と
思うようになってしまっている情けない自分がいた。毎日が自堕落な
生活を送るようになってしまっていた。実はそんな自分が嫌だったの
だろう、今度木村藤子さんに御会いした時、「頼り切ってしまって
いるのをどうしたらよいのでしょうか?」と質問したいとも思っていた。