中学生の精読 I Can Read シリーズ
中学生はクラス単位でのレッスンはしていません。全部個人レッスンです。時間も自由、といっても少なくても1時間半~2時間は教室にいることになりますから、あまり遅く来ると時間が足りなくなってしまいます。たいていの生徒は7時~8時の間に来て9時~10時頃に帰ります。1時間の多読と個人レッスンの組み合わせです。この30分の間に宿題の間違いなおしと説明、教科書の音読、新しい文法事項の説明、それと精読をしています。この精読の本にI Can Read シリーズを使っています。この教室では多読を取り入れる前からずっと使い続けている定番の本です。最初は"Little Bear", その後"Mouse Tales", Mouse Soup",Frog and Toad"シリーズへと続きます。1レッスンで1チャプターを読みます。一緒に音読したり、交代で読んだりしながら、ポイントで日本語で意味を確認しながら読んで行きます。全訳はしません。語順通りに理解して行く様にします。どの本も同じ単語や表現が繰り返し出てくるので、前半がわかると後半がすっとわかる様になります。この本は一人で多読したり、シャドーイングしたりして何度か目にしている生徒がほとんどですが、私と一緒に読んで意味がはっきりして来て面白さがわかるようです。残りを読みたいからまた借りて行っていい?という子もいます。何度も同じ本を読むのはとてもいい事だと思います。このシリーズは学校の教科書にはない物語のおもしろが詰まったものがいっぱいあいます。特にArnold Lobelの本はユーモアとちょっとペーソスを感じさせる、大人も十分楽しめる内容です。