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カテゴリ:いろいろ
紀伊國屋の上にあるサザンシアターで青年劇場の演劇「島」を見てきました。
ヒロシマで被爆した人たちが多く住むある小さな島の人たちを描いた演劇です。 重い内容ですが、日々の生活を淡々と描きます。時には大きな笑いを交えながら、生き抜こうとする人々の話です。 戦後65年となり戦争を知らない世代が増え、記憶が薄れて行く中、絶対忘れてはならない事だと思います。先日、日本が戦争をしていたのはどこか、という質問に答えられない若者がいるとテレビでやっていましたが、驚くべき事です。 歴史は教科書の教科ではなくて、勉強でもなくて、子どもたちの未来に繋がる一番大切な事だと思います。 しっかり見ていないと大事な事が目を前を素通りしてしまいがちな日常で、時々こういう演劇を見る事で思いを新たにします。 青年劇場の演劇を知るきっかけになったのも実は多読です。 数年前にアメリカの児童書で「When My Name was Keoko」を読んだことがきっかけでした。戦争中、朝鮮半島の家族が創氏改名を余儀なくされる悲しみを子どもの目線で描いた作品ですが、同じ時期に青年劇場が同じ主題を扱った「族譜」をジェームズ三木さんの演出で紀伊國屋劇場で上演していたのでした。それから時々見に行ってます。 私にとって、多読から世界が広がっています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.09.12 23:55:50
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