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liebevoll

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バレエ音楽『火の鳥』

この曲、かなり(・∀・)イイ!!です。
最初に聴いたときには衝撃受けました。マジ。

ロシアのストラヴィンスキー(Igor Stravinsky)によって1910年に作曲。
この曲が初演されたとき、当時としてはあまりに前衛的な内容だった為か、かなりのスキャンダルを巻き起こしたそうです。
ストラヴィンスキーはこの曲の他に「ペトルーシュカ」や「春の祭典」などを作曲しています。いずれも現代音楽の古典派とも言われる前衛的な音楽です。

さて、この曲には4種類のバージョンがあります。

一つは上で書いた、原典版の1910年版。
2つ目は組曲、1911年版。
3つ目の組曲、1919年版。
4つ目は1945年版。

「火の鳥」を耳にしたことがある、という方の大半は恐らく1919年の組曲版でしょう。しかぁし!よく耳にするであろう1919年版は、1910年の原典版が4管編成なのに対し、2管編成にまで縮小されています。ちょっと響きが痩せさせられていることも確かです。原典版を聴くべし!
19年版にはTrbのグリッサンドも書き加えられていてそれもまた素晴らしいですが(笑)

組曲版との一番の違いは、「流れ」です。

当然ながら、組曲版は各曲にカデンツァがあります。
そうなると各曲が孤立してしまうことになります。
組曲版は組曲版で素晴らしいのですが、当然のように「流れ」がないんですよ。
全曲版と比較して聴いてみると、全体的にかたい感じが否めないんですよね。
個人的には「火の鳥の魔術にかかったカスチェイの部下たちの踊り」の最後の急速な盛り上がりから一気に「カスチェイ一党の凶悪な踊り」に突入するところなんかが最高に好きですねぇ。


以下、バレエ本編のストーリーです。

第1場
若い王子イヴァンは人食い鬼カスチュイの恐ろしい王国に行きます。 カスチュイは女性を拘束し、男性を石に変えてしまう力を持っています。 美しい火の鳥が現れ、 「火の鳥」 の踊りを 踊ります。
火の鳥はリンゴの木をもぎ取り、 「火の鳥のヴァリエーション」 火の鳥の踊り(Danse de l'Oiseau de feu) を楽しそうに踊ります。 そこへカスチュイの住む魔法の園を歩き回っていた王子イワンが現れ、 火の鳥を捕らえてしまいます。 危機を救う黄金の羽を火の鳥が自分の身体から抜いて差しだし、 命を乞う嘆願 をするので
王子は火の鳥を信じて逃がしてやります。やがて夜が明け、魔法の園が明るくなってきます すると森のむこうに大きな城門が見えてきます 門が開くと、13人の若い乙女が出てくるではないですか。 王女は黄金のリンゴと戯れています。 イワン王子の登場。 「王女たちのロンド」。 王子はそれに加わろうとして王女たちの前に現れます。 その中の最も美しい王女が、カスチュイに幽閉されている 悲しい身の上話を王子に語って聞かせます。 空が白んできてくると、娘たちの自由な時間が終わり、 王女たちは場内に駆け込んでしまいます。

そこへ王子がなんとか門を開けようとします。 すると化物たちを連れて死の怪物カスチュイが姿を見せて,王子に襲いかかります。 カスチュイと王子の戦い。 しかし、王子は捕らえられてしまいます。 王女たちのとりなし
Intercession des princessesにも関わらず。 カスチュイは王子を石に変える呪文を唱え始めます。 この時、間一髪、王子は火の鳥の羽を取り出します。 すると火の鳥が現れ,カスチュイと手下に魔法を掛け化物たちを 強烈な 踊りに誘います。 化物たちが疲れきって倒れてしまったところで、 火の鳥は 「子守り歌」 Berceuseをうたい、 カスチュイと手下を眠らせてしまいます。

火の鳥は子守り歌を歌いながら、王子にカスチュイの生命を込めた卵を教えます。 身の危険を感じ目を覚まし襲いかかるカスチュイを見て、 王子はこの卵を地面に投げつけます。 すると,カスチュイは 死に、化け物たちは消え,娘たちをはじめ、多くの人達の魔法が解けます。 第一場の終わりに王子と王女が接吻をします。

王子は王女に求婚し火の鳥や王女から祝福を受けます。

第2場
大団円 火の鳥は幸せそうな王子、王女らをその場に残し、 羽を翻して、いずこへともなく飛び去っていきます。


です。(こぴぺ)


今のところ俺が持っている音源は、
ブーレーズ指揮/ニューヨーク響(1910年版)
小澤征爾指揮/ボストン響(1910年版)
チョン・ミュンフン指揮/パリ・バスティーユ管弦楽団(1919年版)
の三つだけですが、この中で個人的にお勧めなのがブーレーズの1910年版。
熱いっス。バルトークの「中国の不思議な役人」もカップリングされているので聴き応え満点ですよ(笑)


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