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マイナスイオンと健康

【マイナスイオンと健康】

都会はプラスイオンが充満していて、健康に悪い影響を与えストレスが多い
一方、田舎はマイナスイオンが多く、健康によい影響を与えストレスも少ない

なんてことを良く聞くけれど、これって本当?

先入観なしに、都会の女性と田舎の女性を見比べたら
ほとんどの場合、都会の女性の方が若く健康的に見えないかい?

女優の岩下志摩さんを例に挙げるまでもなく
都会の女性は、50歳になっても60歳になっても若くて美しい人が多いけれど
若い頃、美人だった女性でも田舎暮しをしているうちに年相応の風貌になっていく

これって「都会の環境の方が人に対して優しい」ってコトじゃないの?
大自然の中で暮らしているモンゴルやネパールの人達の平均寿命は何歳?
化学物質漬けになって、ストレスの多い生活をしている日本人の平均寿命は何歳?
(これは「田舎は空気がきれいで健康によい、のどかでストレスが無い...」などという言葉を聞く度に思い出す疑問です)

それ以前に、空気(気体)そのものがプラスとかマイナスに帯電するってことは
プラズマ状態のことをいうわけで、普通の大気中ではほとんど無いはずです。
ま、なんらかの帯電した物質が浮遊しているか、空気中の水分に吸収されて帯電するか...
ということじゃないかと思うわけなんですけれど...


うぉずの調べたトコロ(googleでね)長門研吉という方が「大気イオンの化学組成」というテーマで質量分析器まで動員して研究しておられる。

で、発生直後は簡単な化合物から時間(ms単位の時間)をおって安定した化合物に変わっていき最終的に確認された物質は...

生成が確認された正のイオン種は,ピリジン,メチルピリジン,ジメチルアミン,トリメチルアミン,イソブチルアミン,アミノヘキサン,キノリン,メチルキノリン,などである。また組成が未同定のイオン(質量135,149,152,279?amu など)も検出された。

負イオンでは亜硝酸,ギ酸,酢酸,シュウ酸,硝酸のイオンが検出された。これまで対流圏の負イオン反応モデルにおいてはギ酸,酢酸,シュウ酸などの有機酸は考慮されておらず,有機酸が重要な役割を果たしていることを初めて明らかにした。


つまり、空気をマイナスに帯電させている物質は「亜硝酸,ギ酸,酢酸,シュウ酸,硝酸」であると...
空気中の水がプラスやマイナスに帯電するというわけではなく、こういったモノが溶け込んで空気が帯電した状態になっていると科学は申しております。

なんだか、とっても健康に良さそう?

もう一度言います。
空気そのものは、普通の状態ではプラスにもマイナスにも帯電しません!
帯電した何らかの物質が空気中に含まれた状態を「帯電エアゾル 」と呼び、空気をマイナスに帯電させている物質は「亜硝酸,ギ酸,酢酸,シュウ酸,硝酸」 であることが確認されています。

それでも、マイナスイオンは健康に良いと思いますか?

※もちろん、ふうつの環境では健康に害を与えるほどの密度になることはないので、健康やストレスに影響を与えているとは考えられないデス。


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