日々“是”精進！

「容疑者Ｘの献身」を鑑賞してきました


変わり者の物理学者、湯川学が難事件を解決する東野圭吾の「探偵ガリレオ」シリーズを、
福山雅治主演でＴＶドラマ化した「ガリレオ」の劇場版。

今回の原作は、小説シリーズ中、初長編にして、
第１３４回直木賞に輝いた同名小説。

ＴＶドラマ版のキャストが再結集し、天才数学者の石神役に堤真一、
事件の容疑者に松雪泰子が扮する。


ストーリーは･･･

高校の数学教師の石神は地味で目立たない男。
ある晩、彼はアパートの自室で隣人、花岡靖子が元夫と争う声と物音を聞く。
花岡が元夫を殺したことを知った石神は、殺人の事後処理の手伝いを申し出る。
数日後、顔をつぶされ、指を焼かれた惨殺したいが発見され、
貝塚北警察署の女性刑事、内海らは捜査を開始するが･･･。


恋するＸの献身。

物理学 vs 数学


濃密

観終わって、この言葉がまず最初に浮かんできました。

最初の、実験から始まり、そこから”濃い”展開が続いていきますよ～


花岡靖子がＤＶの元夫（憎たらし過ぎ！）を殺し、石神が処理を買ってでて、
内海と草薙が湯川を巻き込みと、スピーディーに展開していく

そして、明かされる”献身の真実”･･･。


何て悲しいの！

全ては石神の計画通りに･･･。
だけど、最後は・・・

あぁ･･･人間って、やはり最後まで隠し通せるものではないんですね。
全てを投げ打ってくれた人の真実を知ってしまったらなおさらのこと･･･。


それと、う～ん･･･このトリックにはビックリでした
途中、ベンチに座っているはずの･･･（略）
気付いたのには気付いたのですが･･･ね♪

まさか、そうくるの～！と言った感じでした
でも合点一致！！！


そうそう、そこに行き着くまでの、湯川と石川の天才二人が繰り広げる、
互いの先を読みあうハイレベルな頭脳戦は凄まじい！
これは見どころの一つではないかと思います。

ようは腹の探り合いですね


ドラマ「ガリレオ」の決め台詞や決めポーズはほとんど使わない湯川教授。
ドラマとは違った一面を見せています

美女に弱い？


しかし、実質的な主人公は容疑者Ｘを演じる堤真一で、
悲しいまでの”献身”を見事に表現していました。
湯川とは非常に対照的です。


ラストの取調室での湯川と石神との会話･･･
さらには、石神と靖子の邂逅･･･どちらも印象的！


とりあえず、ミステリーとしてだけでなく、
切ない人間ドラマとしても見応えのある作品になっていました


エンディングテーマの「最愛」がこれまた切ない･･･。

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[評価]★★★★☆



容疑者Xの献身


最愛


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