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テーマ:映画館で観た映画(7927)
カテゴリ:映画感想
![]() 「ヘイトフル・エイト」を鑑賞してきました ![]() 鬼才クエンティン・タランティーノ監督が、大雪で小さなロッジに足止めをくらったワケあり男女8人を主人公に描くバイオレンス・ミステリー西部劇。 ひとつの殺人事件をきっかけに、嘘で塗り固められた登場人物たちの間に広がる疑心暗鬼の行方と思いも寄らない素性が次第に明らかとなっていくさまを、緻密な脚本と過激なバイオレンス描写で描き出していく。 出演はサミュエル・L・ジャクソン、カート・ラッセル、ジェニファー・ジェイソン・リー、ウォルトン・ゴギンズ、デミアン・ビチル、ティム・ロス、マイケル・マドセン、ブルース・ダーン。 ストーリーは… 南北戦争後のワイオミング。雪の中を走る1台の駅馬車。 乗っているのは賞金稼ぎのジョン・ルースと手錠をはめられた賞金首の女デイジー・ドメルグ。 そこへ、馬が倒れて立ち往生していた元騎兵隊の賞金稼ぎマーキス・ウォーレンが、お尋ね者3人の死体と共に乗り込んでくる。 共にレッドロックを目指す一行は猛吹雪を避け、道中にあるミニーの紳士洋品店に立ち寄ることに。 そしてその途中でもう一人、レッドロックの新任保安官だというクリス・マニックスを拾う。 ようやく辿り着いたミニーの店にミニーの姿はなく、見知らぬメキシコ人のボブが店番をしていた。 そんな店には他に、絞首刑執行人のオズワルド・モブレー、カウボーイのジョー・ゲージ、南軍の元将軍サンディ・スミザーズという3人の先客がいた。 一見、まるで無関係な8人は、ひょんな成り行きから、この店で一晩を一緒に過ごすハメになるのだったが…。 嘘つきは、誰だ――? とりあえず… 168分の上映時間は苦にはならず ![]() ![]() ![]() 鑑賞前はちょっと心配だったんだけど、かなり惹き込まれる“会話劇”といった感じ。 映画というよりは、ほとんど屋内で展開するので、舞台劇に近いかも ![]() というか、舞台劇にしても良いかなぁ…と。 キャスト陣は誰もが好演していたと思います。 個人的にはジェニファー・ジェイソン・リー演じるデイジー・ドメルグが印象的。 そうそう、チャニング・テイタムが出演していることは既にアナウンスされていますが、 かなりあっさりしているので、要注意(苦笑) ストーリーは全6章に分かれている。 章ごとにあるちょっとした“伏線”が後々に重要になってきますよ ![]() 映画は、白銀の世界を駅馬車が駆けて行くシーンから始まり… ![]() 吹雪に追われ、全力疾走 ![]() そんな駅馬車の前に立ちふさがったのは賞金稼ぎのウォーレンで、 自分の馬が走れなくなったので、一緒に乗せて行って欲しいと頼む。 乗せるのを拒否するルースだったが、 ウォーレンが賞金首のデイジー目当てではないと知り、仕方なく乗せることに。 さらに進んでいくと、今度はレッドロックの新しい保安官に就任するというクリスが駅馬車を止める。 ルースはクリスも仕方なく乗せることにし… 4人はミニーの紳士服飾店に到着し、吹雪をやり過ごすことに。 ウォーレンはミニーとデイヴがいないことを怪しむも、 店番を任されたボブの言っていることをとりあえず信じ… 店内にはボブの他に先客が3人、オズワルド、ジョー、サンディがいた。 ジョンは4人のうちの誰かがデイジーと繋がっていると睨む。 ウォーレンが南軍の元将軍のサンディの息子のことを語り出し… 話を聞いたサンディは怒り心頭で、ウォーレンの置いた銃を手に取り、発砲。 ウォーレンはサンディを返り討ちに ![]() いざこざが起こっている中、デイジーが見つめる先には、 誰かがコーヒーポットの中に毒薬を入れていた ![]() 毒薬入りのコーヒーを飲んだジョンと御者のO.B.が血を吐き、死亡。 危うくクリスも飲みそうになるが、ジョンの指摘で難を逃れる。 ウォーレンは残った全員を壁に立たせ、推察していくのだが…。 前半はやや冗長気味ですが、 ミニー紳士服飾店にやって来てから段々とエンジンがかかってきます ![]() 毒薬でジョンたちが死んでからがもう怒涛の展開というか…。 ![]() ようやく映倫は不要なモザイクは観客を興醒めさせると知ったのかも!? ちなみに第4章からグロ描写があるので、苦手な方は注意。 18歳未満が観られないのも納得。 でも、そんなに“凄く”はないと思う。 ウォーレンは、クリスは毒入りコーヒーを飲もうとしていたので、デイジーの仲間ではないと。 残る3人… まずはボブから。 ミニーは店の看板に“犬とメキシコ人はお断り”の看板を出していたことを指摘するウォーレン。 そんな中でメキシコ人の格好をしていたボブだったので、ウォーレンは彼の嘘を見抜き、射殺。 コーヒーに毒を入れたのは誰か… 白状させるためにデイジーに銃口を向けるウォーレン。 床下に隠れていたジョディに撃たれ、倒れ… またクリスもオズワルドが隠し持っていた銃に撃たれる ![]() その日の朝早く、ジョディ、オズワルド、ジョー、ボブは店を訪ね… ミニーやデイヴらを射殺。 姉を助けるために、店に来ていたサンディを利用することに。 負傷した2人は床下からデイジーの弟のジョディを出て来させ… あまりにも遅いので、ウォーレンがジョディを射殺! チャニング・テイタムがあっさりと退場~ ![]() ジョーを椅子に座らせ… デイジーがクリスに取り引きを持ちかける。 重傷のオズワルドは自分の賞金をやると。 しかし、クリスは毒入りコーヒーを飲むのを見て見ぬふりをしていたと、拒否 ![]() テーブルに隠していた銃を手に取りジョーが反撃してくるが、クリスが応戦し、射殺。 クリスが意識を失ってしまい… デイジーは手錠をしているジョンの腕を切り落とし、銃を手にしようとし… 意識を回復したクリスに撃たれる。 クリスが止めを刺そうとするのを止めるウォーレン。 ジョンが吊るそうとしていたのだと話し、2人はデイジーを首吊りにし、 彼女が死んでいく様を見つめる ![]() クリスはウォーレンに、リンカーンからの手紙を見せて欲しいと頼む。 手紙を読むクリスは、良く出来た創作だと言い、手紙を握り潰し、終了。。 全体を通して、本格的な密室劇の渾身の一作でした ![]() 誰と誰が繋がっていて、誰が味方で誰が敵なのか… 全く予想がつかず。 ただ、ミステリー色はそんなに強くなかったかな…。 バイオレンス色が強い!特に最終章!! あと、ジョディが床下に隠れているという“伏線”をどこかに入れて欲しかったような気がする。 いきなり床下から銃をぶっ放して…って(汗) ウォーレンも店に通っているのに、床下のことは知らなかったのかなぁ…と、ちょいツッコミ。 それと、オズワルドって死んだんだよね? きちんと最期を描かれていなかったのが気になった。 最後の最後までスリリングで緊張の糸が張りつめたまま。 オススメですよ ![]() ![]() TBは下記URLをお使いください。 http://brook0316.blog.fc2.com/tb.php/5115-afde7402 ミラーブログ ![]() http://brook0316.blog.fc2.com/blog-entry-5115.html
最終更新日
2016年03月03日 16時08分13秒
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