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2021年01月21日
テーマ：映画館で観た映画(7961)
カテゴリ：映画感想
「ヤクザと家族 The Family」の試写会に行ってきました  ただ、”家族”を守りたかった・・・ なんか… ヤバい作品を観た、、、という感じ  もちろんこれは褒め言葉  邦画もまだまだ捨てたものではありません  とにかくキャスト陣の演技が素晴らしくって…  特に涙を流す演技が印象的。 人間って、いろいろな”涙”があるんですねぇ…  そうそう、主演を務めた綾野さんの演技はマジ最高でした  映画は、１９９９年、賢治が薬物中毒で命を落とした父親の葬儀にノーヘルのスクーターで到着するシーンから始まり…  ふてくされた表情で出席する賢治だったが、薬物だけは許すことが出来ず、 仲間の細野と大原とともに売人から薬を奪い去っていく  ある日、愛子が営む食堂に柴咲組の組長である柴咲博が子分とともにやって来る。 偶然居合わせた賢治は柴咲への襲撃を防ぎ、組の中へと招かれる  柴咲から名刺を受け取る賢治。 売人から薬を奪ったことで侠葉会の加藤から目をつけられ、拉致される賢治、細野、大原の３人。 臓器売買をされそうになったところで柴咲の名刺が見つかり、３人は難を逃れる。 この一件で賢治は柴咲と親子の契りを交わすことに  ２００５年、賢治は柴咲組で頭角を現し、組のシマで起こるいざこざを収めていた。 そんな中、シマの中のクラブで侠葉会の川山がトラブルを起こし、そこに賢治が駆け付ける。 怒りの賢治は川山の頭を瓶で殴ってしまい、柴咲組と侠葉会が一触即発状態に  そのクラブで賢治は由香と出会う  柴咲が加藤との話し合いに行くも決裂  大原の運転で柴咲と賢治が釣りに行くことになるが、その途中で柴咲が命を狙われ… 柴咲を庇った賢治は負傷し、大原は殺されてしまう  大原の葬儀の時、刑事の大迫がこの事件は警察で処理をすると柴咲に話し… それを聞いた賢治は納得が出来ず  ある日、賢治は大原の仇を討つため、拳銃を握りしめて川山のもとへと向かうが… 先に川山を柴咲組の若頭の中村が刺す  自分が刺したことにし、中村に組を支えるように告げる賢治。 そのまま由香のもとへと赴く  賢治は逮捕され… １４年後の２０１９年、賢治は出所し、迎えにきていた中村の車に乗り、柴咲組へと向かうのだった…。 １９９９年、２００５年、２０１９年と３つの時代でストーリーが進行し、そのどれもが非常に濃密に描かれていました  ヤクザとしての生き様… ”家族”… 愛するということ… 要素要素が詰め込んであるんだけれど、詰め込み過ぎていないというか…  どの要素もすんなり入ってくる感じ そして、どの年代も”生きる”ことへの執着みたいなのが織り込まれていました  精一杯生きるのって、思っている以上に大変だということ…  柴咲組の組員はほとんどが抜けており、組長はガンが転移しており、かつて姿ではなくなっていて… 細野に連絡を取り、会うことになるが、元ヤクザということを知られるとマズい状況になると言い、足早に帰ってしまう  さらに薬の売買には手を出さないはずだった中村が、金を工面するためにそれに手を染めていて… 細野からの連絡で由香の居場所が判明し、働いている役所へと赴く賢治 由香に自分の娘である１４歳の彩がいることが判明！ 一緒に暮らすことになるが、細野の仕事場仲間が細野と賢治の写真をSNSにアップし、それがたちまち拡散  由香は役所を辞めることとなり、彩は中学校を転校することに。 細野の妻と子供は家を出て行ってしまう 成長した翼が父親を殺した犯人を見つけたと言い… 賢治はその危うさに気付き、先回りして密会中の加藤と大迫をボッコボコに  埠頭にいると、そこに細野が現れ… 賢治は刺されてしまい…  細野に謝罪をし、海へと転落  埠頭で翼が花束と煙草を手向けていると、彩がやって来る。 自分の父親のことを教えて欲しいと翼に告げ… 翼は話しをしようと言い、終了。。 全体を通して、山本賢治というひとりの男の人生を垣間見ることの出来る作品となっていました 観終わって、座席からしばらく立てないくらいの余韻が襲ってくるかも… エンドロールで流れるmillennium paradeの「FAMILIA」も作品に非常に合っていました  歌詞が響くと思います  ＜追記＞ 「FAMILIA」のMVが解禁となりました  映画を観ていると、沁みる…
最終更新日
2021年01月24日 07時13分32秒
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