LET ME THINK

遊ぶために仕事をする．
仕事は嫌いではないが，責任の大きさに心も身体も壊れそうになることがある．
遊びと仕事のバランスがとれている時はいい．
我ながら結構いい人生だ，などとと思ったりする．

しかし，時に仕事が自分の人生をも凌駕してしまうことがある．
起こった問題の重大さと，背負ってしまった責任の大きさに眩暈がして倒れそうになる．
それでも，何とか立っていなければならない．
挫けてしまったら明日が二度と来ないことを本能的に知っているから．

ひとたびその領域に足を踏み込んでしまうと相当期間はその泥沼から這い上がれない．
そうなると人生なんなんだ，と思ってしまう．
そして，楽しいと思えた時を恨めしく思う．

いやいや，一瞬そう思うだけだ．
踏み込んで考えはしない．
考えても仕方ない．何も変わりはしないから．
そのことは知っている．

そういう時って孤独感をひしひしと感じる．
おやおや，自分の気持ちををえて感傷に浸っている場合ではないではないか．
しかも，そんな暗く重苦しく．
今，目の前に起こっていることに善処しなければいけないのだから．
そして，それを可能ならしめるのが我輩の我輩たる所以なのだから．