2015年6月の山・・・恵庭岳山頂
6月22日 曇り 10:15 スタート 支笏湖周辺なら何処でも良かったが時間も遅くなったので恵庭岳に。昨年の災害以来、駐車場は使用出来ないから先の丁字路、丸駒温泉側の広くなった路肩に停める。歩き出したらかつての駐車場を囲んでいた大木は全てなぎ倒され大きな石と混ざり合った異様な空間に。その先に記帳箱がきちんと移動されていた。砂防ダムの先も雰囲気が変わりコゴミ畑は消失、知らない山に入った気分になる。(↑)11:38 7合目の見晴台春ゼミが啼き暑い登りのロープ場で若い4名パーティに追い着く。曇り空なので展望悪く休まずに先を行く。昨年はヒダカエンレイソウの時期を狙ったから咲いていたが今回は終わっていた。替わりにミヤマハンショウヅルが時折り。(↑)11:58 タケシマラン見るべき花もさほど無い中、目立ったのがタケシマラン。下山の年配ソロ女性が黄色い花が咲いていると言ってたが足元には見当たらない。花不足で消化不良になり本日は山頂に向かう事にした。(↑)12:08 恵庭岳の8合目山頂休憩後ザックを背負うとさっきの山ガールパーティが到着してソロ男性が山頂に向かったと言う。私も行くんですよと言い残してロープをくぐる。すぐの二股コースを今回はいにしえの登山道をチョイスして右に下るとすぐにサンカヨウが今更の様に満開。シラネアオイも残雪の傍で見頃。(↑)12:29 ルンゼ手前で懐かしき標識山頂基部を廻り込んで眺める景色に嬉しくて言葉が無い。しっかりとした道は紛れも無くあの頃の登山道で荒れても居ない。ソロ女性が黄色い花が咲いていたと言ったウコンウツギが顔の高さで満開。岩場にはイワウメ、イワヒゲが張り付いて満開。(↑)12:32 花の世界 イワウメやっぱり山頂に来てナンボ! 基部から小ルンゼの岩にはイワヒゲとイワウメが絨毯のように咲く。小ルンゼも懐かしく登り切ったら山頂直下の狭い平地。其処からソロ男性が2人今、山頂に到着する場面。(↑)12:33 山ちゃんが行く動く岩がある最後の難所に向かうが満遍なく花が岩を飾るので緊張感も湧かずデジカメが活躍。(↑)12:36 恵庭岳の山頂躍り出たら意外と楽勝だった登り。見渡す景観は昔と変わらず雲が視界の半分を覆って居ても気持ちは充実感に満たされて・・サイコ~・・・が足元は火口に大きく崩れて昔の山頂に至る部分が消えてしまった事が分かる。(↑)12:38 何かと思えば山頂標識の横に箱が建っていた。廻り込んで見たらコンナ物が祭られて気持ちがキュントなる。思いがけず出会ったのは目が崩れ落ちた斜面に向かって立つ「恵庭岳の守り神」でした。(↑)12:38ウコンウツギが山頂にも此処から久し振りに見下ろすオコタンペ湖は四国の形をしている。すぐに下山するのが勿体無いと独り言を発したら残っていたソロ男性が軽食にしましょうとフレンドリーな対応。ランチは持参していないので予備食にする。少しずつ雲は晴れて小漁岳しか見えなかったのに漁岳も姿を現わし今日は吉日。(↑)12:39 絵になる先に下山したソロ男性に頂いた背中。大きい支笏湖を見下ろすのも久し振り。樽前山、風不死岳、白老三山まで何とか見えた。やがて賑やかな声が聞こえさっきの山ガールパーティも登って来た。男性リーダーの経過豊かな若いパーティが次々歓声を上げる。(↑)13:00 見納め8合目頂上を見下ろし若者パーティと入れ替わりにソロ男性と下山する。彼は「ゆっくり歩きで低山」の主と下山中に判明し気さくに「山ちゃん」と呼ばせてもらい山談義三昧の帰路。実は全然、低山歩きではなくてマニアックでスリリングなピークハンターでした。(↑)13:11 ヤマガラシ 又はミヤマガラシ一瞬で基部に来てしまったがまだまだ花が楽しめる。(↑)13:13 基部からオコタンペ湖を展望の良い方角なのでつい何度も撮影してしまった。見上げる山頂は落石の痕跡が迫力あるのに若者の弾む声が降って来て対照的。やがて爆裂火口傍に登山道は戻る。 (↑)13:28 火口側の岩場尾根に少しの残雪とシラネアオイ、サンカヨウが見事な花畑で癒された後。大岩にイワウメのブーケが満開。其処から今までの登山道を離れて火口の淵に出ると大好きなコメバツガザクラの花畑。今回は時期も終わって花の絨毯は見られなかったが赤いコヨウラクツツジは少しぶら下がっていた。淡々と山談義で山ちゃんと下山中、ギンランを見たので儲けた。5合目からのウド畑は余りにも細くて可哀想なほど。15:43 下山 19420歩 暫く上書きすべき山歩きもせず過ごす。