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カテゴリ:2013年一人歩きの山
4月4日晴れ 8:12スタート
手稲西峰か奥手稲山を目指す予定。 パラダイスヒュッテに通じるゲート前に駐車。 すぐ先のテイネハイランドは静かで音声が全く聞こえないからクローズかと思った。 他に車は無くのんびりスノーシューを装着して静かな林道を歩き出す。 間も無く林道から外れて左に見える疎林のポコを登り出すと石狩湾と前方に手稲山。 (↑)8:49 動物の足跡 早起きが嬉しくて得した気分になっている。 年季リュックさんと手稲西峰の話題になり急にやって来た。 ところが実に変な山歩きになってしまった。 ポコから深い樹林に入り送電線下を辿って居たら冬季オリンピックの遺跡?跡に着いた。 ドッサリ雪が被り大きな「雪キノコ」にしか見えない。立ち止まってブロックを確認しないとそれとは気付かないで通り過ぎる程、自然の中に埋もれている。 (↑)9:08 当時の男子大回転コース 当然、此のコースに出くわし上からはスキーヤーが時々、降って来る。 その合い間をトラバースして向かいの樹林帯に取り付いたら崖尾根。 奥手稲山に行くには少し高いトコに居る様な気がして此処から上にコースを変え西峰に向かう事にした。 (↑)9:48 スタート地点らしきコンクリート建造物 あそこをスキーヤーが通過して行くのが見えるようになったが足元は急斜面。 取敢えずオリンピック遺跡まで行こう・・・クラスト気味な斜面を慎重に進む。 時間がゆっくり過ぎて景観が広がる。 スキーヤーの回転が速いからゲレンデはクローズしていない事が薄々理解出来るがやはり音声は全く聞こえて来ない。 (↑)10:06 山頂直下に着いた。 かなりのクラストと斜面に緊張したがやれやれ・・一息つく。 オリンピック遺跡に着いてみたら意外と斜面で足場が悪い。 西峰に向かってスキーのトレースが続き下から見えた場面が一致した。 岩頭の間からアンテナが見えるからすぐにでも山頂に辿り着けそうな気がして見上げる。 とにかく西峰に向かって歩き出したが・・・ (↑)10:12 ・・・すぐ諦めた 此のコースは山頂の陰になっているから更にカリッカリとクラストしている。 しかも急斜面。岩に近寄れば時期的に埋まリそうなので西峰もあっさり止めた。 景観だけは素晴らしいので眺めて戻る。 (↑)10:23 あの岩頭の間から山頂に向かった 下から見上げた感じとは大違いで横から見た景観がコレ↑。 直角に近い崖を樹に掴まりよじ登ったので帰路には使いたくない。 (↑)10:36 崖をクリア 随分、崖に時間が掛かった割りにアンテナが近くならない。 ホッとした分、今度は雪が深くて太ももまで埋まった。 スノーシューも活躍出来ないホンの少しの距離に赤いアンテナが建っている。 (↑)10:44 山頂の柵から先に出て休憩 素晴らしい! やっと着いた手稲山の山頂は今年、一段と高くなっていた。 柵外で腰掛けたままコーヒーでも入れようと思ったが滑り落ちそうで落ち着かない。 しかも足を踏み入れる前にストックで突いて見たら雪が割れてパックリ開いた箇所も。 先行者は通過してもっと前まで進んでいたが私には無理。 (あんな崖からやって来て言うのも何だかな・・・) (↑)11:07 西峰を見下ろす稜線の先には奥手稲山、春香山 余市岳、無為根山、定天、烏帽子岳の奥に樽前山。 展望は360度が見渡せて大感激する。 結局、柵の中に戻ってコーヒータイム。飲みながらも頭の中は何処から帰ろうかと思案中。 テイネハイランドはやはり営業中で時折りアナウンスが聞こえる。 残念ながらゲレンデは歩けない結果と相成りました。 目から入る素晴らしい景観とは距離が開いた脳裏。 (↑)11:15 下山でトレースを見つけラッキー 辿る事にしたがそのトレースは何と北壁をまともに降りて行った・・・下も見えない。 仕方が無いので大岩を挟んだその反対側の斜面を再び樹に掴まりながら降りる事にした。 登りのルートに比べたら楽勝だがトラバースになる斜面は雪崩玉が一面ゴロゴロ。 (↑)11:43 振り返る山頂と辿った大岩 網の目のようなスキートレースが下に見え、雪崩玉を漕いでトラバースし向かいの樹林沿いを下った。樹の傍も穴に埋もれそうなので近寄り過ぎずよそよそしく真っ直ぐ下るが雪は重い。 ふぅ~・・・馬鹿みたい。 樹林帯の一本向こうは「いにしえの男子大回転コース」だからを下をスキーヤーがトラバースして行く。近くではスキーヤーがこっちを見たので目を合わせないようにした(ニガ笑)。 登りと全く違うルートを歩きながらテイネハイランド方向に向かう。 フラットな樹林に入るとカケスが居た! さっきまでの冒険は此の出会いの為だったと勝手に解釈して茶色い華麗な姿を眺めていた。 12:01 下山 ゲート前にマイカーが見えたので直前の道路に飛び降りた。 身支度を解除した頃、スノーシューのソロ男性が通りかかったので歓談。 私より弱冠年配かと思われるが冬山のスポーツはオールマイティ。 本日のルートを聞かれて恥ずかしかったが彼は自分も同じ事をしたと笑った。 気が付けば1時間ほど話し込んでお別れ。 彼は滝ノ沢からゴルフ場までトレッキングとの事。 山中はどなたにもお会いせず独り占めの手稲山に今年も鍛えられました。 翌日はオリンピックシリーズで恵庭岳のコースを眺めに丹鳴山へ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.12.26 15:27:26
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