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カテゴリ:2013年一人歩きの山
5月26日 晴れ 9:30スタート 天気が良い時は日本海の景色が素晴らしいから手稲山。
テイネハイランドスキー場に着いたらいつもは左のゲレンデ側駐車場に入るが今回は何気に右側を利用した。此処も車がすでに7.8台ありすぐ傍の樹林帯にタップリ雪がある。 そこにアイゼン着け出発間際の少し年配ソロ男性が立っていたのでコースを尋ねに行った。 沢を辿って山頂と言い残し去って行く。私が4月4日に下山で辿った沢コースだった。 その後ろ姿を見送りながら支度するがゲレンデコースのつもりで来たのに迷いが出る。 (↑)9:30 駐車場を樹林から振り返る 結局、雪の傍でスノーシューを装着してさっきのソロさんを追う事にした。 前回の下りコースを今回は登る事に体が勝手に決めた。 腐れ雪と根明けで不思議な景観の中を雪の穴に落ちないようにコースを取る。 野鳥の囀りだけの静かな空間は急に開けて沢形となり遥か頭上にアンテナ群の山頂。 (↑)9:47 沢形に入ってから振り返る ん?後から誰か着いて来ているが性別は不明。 前回より雪が締まって歩き易いが中央に腐ったデブリが横たわる。 徐々に沢形が広くなりきつくなると高度感が凄い。キックステップに集中。 (↑)9:56 ソロさんを捕らえた 彼とは急斜面をお互い反対方向にジグを切りクロスする時出会う。 真ん中は雪崩が走るから気を付けるようにと忠告してくれた。 後から来たのは女性で長靴にストック無しで見た目にもハラハラドキドキ。 彼女は登り過ぎたし沢形は危ないのでと言い急傾斜を雪庇の尾根に四つん這いで向かって行った。 ・・・凄いなぁ。 (↑)10:38 振り返るが傾斜がきつくて撮影はバランス取りが難しい 彼女とは全く違うコースを取り沢形をゆっくり横切り反対側の細尾根を目指した。 そこは見た目と違い足場の悪い斜面だったがネオパラ山を見ながら小休止して急な沢を再び詰めた。 ソロさんはあの後続して来た彼女が雪庇に向かう頃から雪の解けた斜面で何やら収穫作業のようで蕗の薹でも無いし何だろう? 遠目にも山頂近くのアンテナ直下は雪の割れ目が見えていた。滑って来た3名のスキーヤーの騒ぎでそれを確信。 どうやら上手く埋まったらしい歓声が響く。そっかぁ良かった。 (↑)10:40 右は雪庇の尾根 スキーヤーがこちらをチラ見して通過したが遥か下ではソロさんと話しているように見える。 ソロ女性の辿った尾根が狭くなった沢の上では近くなる。 展望は開け素晴らしいが斜度がドンドン増して来る。割れ目までが緊張感MAX。 (↑)10:50 割れ目に到着して進行方向を見る 確かにスキーで滑り落とした雪で若干、埋っているが完全に斜面が出ている。 そこに蕗の薹が2つ咲いていたので不自然な体勢で撮影。 割れ目に体が収まると一瞬、楽になったが今後のコース取りに戸惑う。 左の斜面は前回、下山に利用した絶壁の続き。右は草付きの細尾根なのでこちら側を登りつめる事にしたが割れ目の雪は高さがあり乗り越える時、難儀した。 あの彼女が真上をトラバースして行く姿が見えたので手を上げて挨拶。 こちらは速さじゃない楽しさが持続中。 (↑)10:51 沢をクリアして振り返る 草が出てスノーシューが邪魔に感じた箇所だったが心地良い緊張感に開放され大満足。 ソロさんのコース取りに興味があり見下ろしていたら自分と同じ処を辿っている。 ダケカンバに腰掛けアンテナ群の近くでブランチにする。朝食抜きでお腹が空いていた。 (↑)11:22 ソロさんが来た 少し遅れて現れた彼は開口一番「楽しかったでしょ!」勿論だったので短い会話も弾む。 彼は後続のソロ女性について苦言を呈していた。 確かに危ない。一瞬でも感心した事を反省。 (↑)11:34 手稲山山頂は人が多い 食事は済んだので景色を堪能したらゲレンデコースから下山にする。 やはり無為根山は白かった。 (↑)11:46 ツバメが舞う山頂をあとにする ソロさんはコッヘル出してランチの準備。 北壁から下山すると言う。最初だけ急だけど後は大丈夫だよと教えてくれたけど力尽きてゲレンデからにした。 登りの沢コースとは打って変わり次々行き交う人。ランチ時でリフト降り場も人が居る。 結局、雪のゲレンデは遠回りで真っ直ぐ降りたソロさんの姿を樹林通過の際、近くに見えた。 12:43 下山 翌日、無為根中岳に行った。 いつも手稲山で鍛えられたらちょっとだけバージョンアップする。 昨年は手稲ピンポン尾根から奥手稲山に行った翌日、群別岳にトライした。 その都度、訪れる目的は違うが手稲山はいい・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.12.26 15:07:56
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