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カテゴリ:2013年一人歩きの山
6月28日 曇り 7:51 スタート 車が溢れる十勝岳温泉の駐車場にはまだ雪の山がうず高い。
入山記帳して即、広い林道は雪で埋もれ踏み固まったトレースだけが泥色で始まる。 日差しが無いので涼しいかと思ったが汗がとめどなく流れた。 ![]() (↑)8:16 安政火口の谷を抜けて振り返る 登山道には点々と人影が見え隠れする休日で山は賑やかな日になりそう。 足元の雪が消えた斜面にはショウジョウバカマの群落が現れた。 高山系なのでブルーや紫色の花が空向いて咲く姿に春を感じる。 ![]() (↑)9:01 雪渓歩きが続く 途切れてもすぐ現れる雪渓。 そんな雪渓で休憩中のご夫婦に追い着いたら山頂までの時間を訊かれた。 山頂で改めてお話したら道外の方らしい事と雪渓に慣れず引き返す準備中だったと言う。 私が多分、間も無く階段が現れ山頂に近いと伝えたのが良かったらしい。 10:19 富良野岳山頂は視界がゼロ 三峰山の分岐からはお花が咲き乱れ疲れも飛んだ。 エゾコザクラ、メアカンキンバイ、キバナシャクナゲ、ハクサンイチゲ、エゾノツガザクラ。 コケモモは濃い赤。アオノツガザクラは殆ど見掛けなかった。 山頂への草地斜面は見事なお花畑だがほぼエゾノハクサンイチゲとチシマフウロ。 ![]() (↑)10:44 雲海が広がる 霧が立ち込めて視界の利かない山頂で色んなパーティとおしゃべりしていたら晴れて来た。 皆が立ち上がって歓声・・・ どうやら山頂の先、原始が原へのコースは違うお花畑が展開して居そうなので下って行く。 ![]() (↑)10:50 山頂を振り返る 原始が原コースはツガザクラが今こそ満開でまるで絨毯。 一人で頬を緩ませ満足、満喫。 ![]() (↑)10:53 チングルマも咲き誇る 天国バージョン。独り占めしていたらゾロゾロとこっちに下りて来る人達が。 ![]() (↑)10:57 原始が原コースの標識も味がある 数年前に辿った原始が原への縦走を思い出した。 誰にも出会わずに下山したが野生的な湿原に熊や鹿の足跡が多かった記憶がある。 ![]() (↑)11:19 山頂に登り返したら下山にする 原始が原コースとは大違いでエゾノハクサンイチゲが一面に咲く山頂から反対側の植生。 此の中にハクサンチドリやコイワカガミ、エゾコザクラが咲いている。 三峰山分岐で休憩しているパーティも居た。 ![]() (↑)11:20 此処でランチのパーティ この方達はビールを飲みながら完全にお花見の宴会になっていた。 ![]() (↑)11:40 三峰山へのコル そこから寄り道をしようと縦走路を下ったら再び植生が変わる。チングルマがやや終盤。 今度はイワヒゲ、コマクサが咲き静かな空間でランチとなった。 ![]() (↑)イワウメの群落 ![]() (↑)ウズラバハクサンチドリ (↑)エゾイチゲ 此の山でしか見た事が無いウズラバ。 ![]() (↑)キバナノコマノツメ (↑)コイワカガミ はやり此の山での楽しみはコイワカガミ。 他にオガラバナ、ヒメイソツツジ、エゾノヒメクワガタ、ミツバオウレン、ウコンウツギ。 ![]() (↑)12:55 ミヤマエゾクロウスゴ この花が咲いているのは安政火口を見下ろす谷の上。 やっと晴れ渡り山容が現れたのは此の直前。全体に曇りで始まり雲海、のち曇り。 13:17 下山 雪渓歩きは楽しかった。 ウズラバハクサンチドリをカウントして蘭の発見はイチヨウランに続いて10種類目。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.12.29 10:26:39
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