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カテゴリ:2013年一人歩きの山
9月9日晴れ 7:09スタート 片道切符のリフトで7合目から歩き出す。
ロープウェイは貸切りで撮影の為カメラを携えた女性スタッフさん達と談笑しながら本日の雲海は格別との情報だった。 乗り継ぎのリフトも当然、閑散で真下の地面にはエゾオヤマノリンドウの白花と青が満開。 顔を上げると黒岳の紅葉に見惚れリフト降り場がゆっくり近づいた。 さっきの彼女は同僚達に歓迎されながら三つ前の座席をカメラ抱いて降り立った。 ![]() (↑)7:58 情報通り雲海がいつまでも素晴らしい 東岳越しの雲海がいつまでも消えない。 何度も立ち止まりニセイカウシュッペ山から屏風岳、遠くクマネシリ山塊までを撮影し続けた。 さっぱり先に進まない。岩の階段が続く登山道にはダイセツトリカブトの白花と青花も美しい。 招き岩が現れ紅葉も一段といいがパーティにも次々と追い着く。 昨日の伏美岳も最高だったが全くジャンルの違う素晴らしさに酔いしれる。 最後はコンクリートで固められた階段を登り山頂に躍り出た。 ![]() (↑)8:07 黒岳の山頂から黒岳石室へのコースを見下ろす 正面奥には旭岳、やや左に北海岳、左端は白雲岳、お鉢平が白く擂り鉢状に広がる。 広い山頂は展望を楽しんでいる10数名の先客で賑わう。 進行方向の北海岳を見ながら小休止。眼下には黒岳石室が見える指定席の岩に腰掛けた。 今回は白雲の避難小屋経由で緑岳から高原温泉に下山予定。 少し川上岳の方に寄ると愛別岳も見えた。雲海が広がる気持ちの良い秋の空。 霧の濃い日にあの愛別岳に行ったのは丁度、一ヶ月前の事で感慨もひとしお。 (↑)8:29 北海岳がグンと近くなる赤石川に向かう景観 黒岳の石室分岐から左折してハイマツ帯を過ぎたら緩く下りながら開けた空間を行く。 此処もひと夏に一度は辿るお気に入りの場所でその名も美ヶ原。 チングルマの種が風車となり他の草紅葉と共に日差しに輝き美しい。 7月の山に比べると人影が一段と少ない静けさに赤石川の水音が響き渡る。 ![]() (↑)8:34 赤石川の手前、ハクサンボウフウウの大群落 雪解けが遅い分、いつ来ても見頃なのが嬉しい。お鉢平から流れ出た残雪の赤石川を渡る。 今度はフラットなコースになり登山道脇にはミヤマギキョウの青が際立ち飽きない山歩き。 北海沢が大きく弧を描いて雪渓とお花畑を伴う。頭上には奇岩が並び真夏でも汗がひく。 やがて何年も前から倒れたままのベンチがある休憩スポット前から北海沢を渡渉する。 時期が合えば沢の中にミヤマアカバナのピンク色の花がきれいなのだが。 ![]() (↑)8:52 エゾノツガザクラも大群落 北海岳に繋がる沢に沿って歩く。 右に大きな雪渓を見ながら登山道左側はお花畑が続く。 アオノツガザクラ、チングルマ、イワウメの花畑が北海岳の登りに差し掛かるまで延々。 やがて北海沢を離れる。夏はエゾノリュウキンカが見事な沢を見下ろす事が出来る。 中腹の休憩ベンチ近くではウラジロナナカマドの赤い実が鮮やかだった。 ![]() (↑)9:03 ウラシマツツジの紅葉越しに北海岳 少し標高が上がっただけでお花は消え振り返ると赤い絨毯の向こうに黒岳が遥かに感じる。 途中、黄色い半そでシャツの若いソロ男性に出会う。 重装備なので訊けばトムラウシ山にに行くとの事。 砂礫歩きになった肩からお先を歩きながらも振り返ると若いから足取りが早い。 ![]() (↑)9:37北海岳に到着して進行方向の北海平を見下ろす 北海平の左方向には烏帽子岳。赤岳から白雲岳への平らな稜線を見ながらベンチで休む。 いつも此処でランチとなる。オニギリを頬張っていると黄色いシャツのソロさんも着いた。 彼は今日、忠別小屋まで行くと言う。あと5.6時間の行程についてしばしの談笑。 ふと、私も明日はトムラウシ山に向かう予定なので会うかも知れないネ。 そんな会話の後、再びお先に出発。これっきり彼は追い着かなかった。 草紅葉色の広い北海平。少ないながらもぽつんぽつんと行き交う人。 登山道に雪渓が残った花の沢源頭の白雲分岐直下はやっとチングルマが咲き出す。 昨年は雪解けが早く10年振りに「クモマユキノシタの大群落」発生、幸運だった。 すれ違った関西のパーティは雪渓歩きが上手いと褒めてくれたが道民と知り納得。 白雲岳分岐の辺りから雲が出た。分岐には一人居たが挨拶してスルー、小屋に向かう。 途中で振り返った分岐には行き交う登山者が見え霧でボンヤリと輪郭が判るだけだった。 ![]() (↑)10:50 赤い白雲の小屋に到着して休憩 時期の過ぎたクモイリンドウは霜が当たり咲いた状態のまま透き通っていた。 一昨年は満開の時期をトライし続けて眺めたから未練はない。 テン場に一張り。小屋は静かで管理人さんも顔を見せない。 初夏に雪渓で出会い遊びに来るネと約束したのに。 交代制だから本日が彼とは限らない。 ![]() (↑)ウスユキトウヒレン (↑)リシリリンドウ 白雲の小屋から眼下に見えるヤンベタップ源頭はかなりの雪渓。 大休止の後、源頭に下るとタカネトウウチソウ、コガネギクが多い草原を通過。 スプーン雪渓にはロープが敷かれ迷う心配は無いが割れ目の下は沢が見えた。 霧が晴れ小屋や白雲岳の分岐方向の眺めがいい。今頃、管理人さんが外に立っている。 此処も大好きな場所で登りながら何度も振り返る。 遠くて顔が判らない。 源頭を過ぎてからは稜線にかけ雪解け水が滝のように流れる中を登って行く。 花も真っ盛りでリシリリンドウが何株も咲いていた。 稜線分岐に辿り着くと黒岳の登りで遠くに見えた東岳が目前にある。 ![]() (↑)11:30 緑岳に到着で振り返る 左の雪渓が渡って来たヤンベタップ源頭の板垣新道。 緑岳直下でご夫婦パーティに白雲小屋の分岐を尋ねられまだ午前中だったと安心する。 山頂にはソロ男性が居て黒岳から来たと知り此処までの時間を訊かれた。 途中での休憩を入れても3時間20分だった。意外と近い。 間も無く高根が原を見下ろしながら高原温泉に向かって最後の下山となる。 直下は岩場が続きナキウサギの住処だが今年は出会わなかった。 ![]() (↑)12:33 第二花畑を過ぎたら恒例のエゾシカは今年も居た いつものように人の気配に動じずのんびりしている。シャッター音も無視。 7月の大雪渓で管理人さんと立ち話したのも此の辺りだった。 少し下った処で撮影三昧のソロボーイにその存在を教えたら喜んで歩き出した。 下山中はアオノツガザクラやヨツバシオガマの大群落が何度も展開で大満足 。 ミヤマギキョウ、タカネトウウチソウ、ワタスゲにも癒される。 此のコースは正面に東大雪を眺めながらで特に下山がいい。 あと何回、歩けるだろうと想いつつ・・ 13:00 下山 200枚以上の画像が残った。 高原温泉ではネジバナが満開。24回目のラン科発見もケータイ画像はイマイチ。 これにて「今年の蘭探し」は終了となった。後日ニセコで再びネジバナ発見。 撮影のし過ぎでバッテリーが白雲の小屋で切れてしまった。 ケータイでは眩しさがアダとなるやっかいな撮影。めげずに写しまくった。 翌日は充電バッチリでトムラウシ山を日帰り。黄色いシャツのソロさんに会う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.12.29 10:19:56
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