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山歩きは好歩(スキップ)して四季折々・・・登山日和のFOOTMARK

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syokann@ Re[2]:5月の山・・・手稲山 シラネアオイ満開(05/23) ロンリーザックさんへ 2021年11月6…

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2013.11.25
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カテゴリ:2013年一人歩きの山
9月10日晴れ 7:32 スタートは短縮コース。先客20台以上の車あり。
ユウトムラウシ川を通過する頃から今回も車酔い。質の違う汗が流れる登山となる。
8:22 カムイ天上。いつも遅い出発だから暫く静かな行程となる。
昨日の縦走で出会った「黄色いシャツのソロ男性」とも山頂での合流は無理だろうと諦める。

8:38.jpg
(↑)8:38 新道コースから眺める十勝連峰 
正三角の下ホロカメットク、富良野岳からオプタテまでを一望しながら笹刈りの泥道を行く。
笹の中にボランテアの方達が背負ってきた木材が横たわる。整備に感謝しながら小1時間。
小規模な花畑をロープ沿いにトラバースし急斜面を下ってカムイサンケナイの川音を聴く。

9:49.jpg
(↑)9:49 コマドリ沢に真っ白なトカチフウロ
カムイサンケナイ川に手もタオルも浸し定番の休憩。此処からは楽しい筈だ。
渡渉してから入ったコマドリ沢。枯れ沢だが前回は雪渓歩き、今回は花盛りで帰路も楽しみ。
20分程で道標を過ぎ岩帯が広がると足元にエゾヒメクワガタ、ウメバチソウが咲いていた。
岩場をナキウサギの声を聴きながら前トム平に着く。下山のソロ男性にすれ違う。

10:31.jpg
(↑)10:31 前トム平からハイマツ帯を過ぎトムラウシ山に向かって歩く
ケルンの台地から再び岩場へとコースは変化に富み遠近の景観も素晴らしい。
もうすぐ公園だが静かで人影は無い。いい空気を吸って気分を好転させる。

10:38.jpg
(↑)10:38 眼下にトムラウシ公園を見下ろす 
此の場所がお気に入りだと言う三脚を立てたソロ男性と歓談。
 確かに自然が作った景観には誰しも目を見張る。
  コルに広がる公園の向こうの斜面にも人影がやっと見え出した。

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(↑)10:49 一面にチングルマが満開
巨岩をクリアして降り立った公園も花盛りでアオノツガザクラ、チシマギキョウ、エゾツツジ、メアカンキンバイ。
花が凄い!天国のような公園を過ぎ再び登りとなっても雪解けが遅いから奇岩に花が続く。
そして次々、下山の方達とご挨拶。登山は4時5時にスタートが常識でもあるトムラウシ山。

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(↑)11:15 ウラジロナナカマドの色づき始めも美しい
毎回、此の辺りでくたびれる。岩に腰掛けて大休憩しながら座ったままでご挨拶。
行き交う皆様の顔には「今頃からお疲れ様~」と書いてある。

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(↑)11:39 再会した彼の背中を写す 正面はオプタテシケ山
南沼キャンプ場分岐から最後の一仕事で山頂直下の辛い登り。
 ん?向こうから見覚えある姿が近づいた。
  昨日の「黄色いシャツのソロ男性」だ!!
   しかも「黒いシャツ」に着替えている。
    北海岳でお別れしてから26時間目の出来事。
    旧知の友になりきってしばし話の花が満開。
   彼は忠別の小屋泊だが私は札幌の自宅泊と知り驚いていた。
  後で追い着くかも・・とお別れ。いつしか車酔いが醒めていた。
 山頂直下で下山の年配ソロ男性は時間が掛かったから休憩を割愛したと言う。

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(↑)12:04 トムラウシ山に着いた  火口形状の向こうに北見富士と東大雪の方角 
朝からとどまっていると言う山ガール?はずっとスマホをいじっていた。
 中年のソロ男性が登りに時間が掛からなかったからスローなソロさんに同行すると言う。
  饒舌な方で山談義が楽しかった。他に寡黙なソロ男性。時間が遅いから4名だけの山頂。

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(↑)12:06 三川台を眺める 一帯はイワイチョウが多い銀杏が原
オプタテシケ山からと扇沼山からの縦走路が交差する景観。
 美瑛川、ベベツ川、ユウトムラウシ川で三川。兜岩が画像の中央で扇沼山からのコース。 
  表大雪は雲の中だったが眼下の熊の目は相変わらず水がたっぷり。
   オニギリを頬張り展望を楽しんだら30分の休憩で下山にした。

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(↑)12:54 紅葉が這い上がってコジャレタ岩頭
素晴らしい展望は花が無くても見惚れてしまう。
 花の時期は素晴らしいイワイチョウが黄葉している山頂直下の分岐近く。
  何故か此の山はイワギキョウよりチシマギキョウが多く時期外れにも咲いている。

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(↑)13:07 トムラウシ公園でのんびり撮影
本当にスローな年配ソロさんを途中で追い越し此処で追い着かれ再び会話。
 具合が悪いのかと尋ねたら彼のペースとの事。「大変失礼致しました」とお先を行く。
  公園から巨岩を縫ってポコに上がる。少し複雑な箇所で怪しい踏み跡もある。

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(↑)13:37 ポコから公園越しに振り返る山頂
今年もやって来た恒例のトムラウシ山だが昨年はチャンスが無かった。
 雪渓を見ながらあと何年、続けられるだろうと二桁になったであろう回数。
  いつ来ても素晴らしくて辛くて又、来たくなる新鮮な山だと思う。
  
  前トム平から一気にコマドリ沢まで下って花の撮影三昧。
  シナノキンバイが埋め尽くす反対側の斜面は黄色くて何処までも続く。
  その中に青く際立つ花を確かめたくて枯れ沢を対岸に渡ったらトリカブトだった。
  トカチフウロ、エゾウサギギク。時にはブーケのキンバイソウ。
  コマドリ沢の分岐に到着。休憩した川原には登りの重装備パーティ2名。
  ここでエゾクロクモソウを眺めながらカムイサンケナイ川沿いを歩く。
  懐かしい旧道が草に埋もれた通行止めから沢を離れ新道コースへのキツイ登りとなる。
  急坂をクリアする頃、雲行きが変わった。
  
  雨になる!!此処から精一杯の早足歩き。
  何とか新道の泥道を抜けたいばかりにレインウエアも着ずにひたすら進んだ。
  登りでも時折り靴が埋まる程の泥が更に酷くなるのは明白。

  14:34 新道コースの悪路に到達して更に早足 すでにポツポツ降り出し雷も!
  笹刈り道を笹や樹の枝につかまり泥に落ちないように進む。 

14:57.jpg
(↑)14:57 新道コースからは雷鳴  レインウエアになる
が、泥コース15分ほどでどしゃ降りとなり着替えの場所を見つけて完全防備。
カムイ天上を過ぎてあの「黒シャツのソロ男性」にやっぱり追い着いた。
雷が怖くて余り話せなかったがソロの彼は「パーティ」を組んでいた。
雷怖さの勢いがあまる下山では登りで挨拶した人々を随分追い越した。
温泉分岐を尋ねられても立ち止まらずに返答してゴメンナサイ。


15:55 下山 今回、画像は車酔いで少なめ168枚 40173歩

雨の中、追い着いた「黒シャツのソロ男性」に温泉まで歩きたいのかと尋ねた。
彼は車に乗せてくれるのかと訊いて来た。モチロン・・と意見が一致して先に車で待った。
どうやら私達のパターンが何組かあったらしく助手席の彼が安心して仲間?と挨拶してる。
彼を乗っけ12キロメートルの林道は車中でプライベートな話題になった。
彼は道外から貴重な休みでやって来た事。猫と暮らし今回は友人に預けて来た事。
山中泊でその猫を抱きたくて我慢出来なくなった事・・・etc
彼を東大雪荘の駐車場に降ろした。宿で「パーティ」?仲間と山談義になるだろう。

やっぱり楽しかったトムラウシ山。

少ない画像のスライドショーで空に積乱雲がたっぷり沈みかけていたのを発見。
そしてコマドリ沢上の分岐でどっぷり寛いでいた女性2名のパーティやのんびりソロさんの下山時間が遅れたのでは・・・と気になったのでした。


翌日は愛山渓温泉





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Last updated  2013.12.29 10:19:14
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