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カテゴリ:2015年一人歩きの山
5月24日 晴れ 6:40 スタート 兜岩でムラサキヤシオツツジを見たら烏帽子岳と神威岳の吊り尾根に咲く時期を思い出し見に来た。いつも山歩きはこうして無駄こだわりのストーリーがあるロンリーザックさんです。但し此の山だけは熊の巣窟なのであまりに気配に驚くが多い。数台の先客が居る駐車場から百松沢林道を豊平川の流れと一緒に歩き出し春蝉の声を聴きながら短縮路の樹林に入る。
![]() (↑)7:10 アオチドリ 驚いた。もう蘭科の花を見ることになるとは。目は蕗を物色も忘れない。 登山口のゲートを空けている山菜採り集団の話ではウドと蕗が旬らしい。 ![]() (↑)7:30 登山口の標識 林道から短縮路に入り再び林道に合流して登山口に至る行程の長い神威岳。昨年は二度、訪れ春も初冬も雪があった。静かな樹林に熊鈴を響かせてちんたら歩き。 ![]() (↑)タチツボスミレ 久々に登山道で花に慰められながらいい汗かいて淡々と歩く。 椴松林を2度抜けた。尾根に上がって神威岳を見ながら休憩所での朝御飯が楽しみ。 ![]() (↑)8:30 休憩所 やっと辿り着きオニギリをほお張った途端、周りにワンワンとブヨが飛んでいる事に気付いた。 お腹が空いていたのに2口で切り上げ歩き出した。すると主の糞ありでいつもの神威岳。 ![]() (↑)8:44 ムラサキヤシオツツジ やはり満開のヤシオとオオカメノキの白い花、いつ見てもいいもんだ。 これが此の山の醍醐味と勝手に決めて今日もご満悦。間も無くの厳望台では山頂を見上げながら右下は崩壊地。そこもムラサキヤシオツツジが彩る。今度はスミレサイシンが咲く。烏帽子岳の分岐に4人パーティが居てお先にどうぞと勧められたが神威岳に寄りますのでと右折する。 ![]() (↑)9:25 神威岳に到着 さっきのオニギリを出して朝御飯の続き。定山渓天狗岳と余市岳をおかずに爽やかな空気がお味噌汁代わり。お腹を満たしてから烏帽子岳に向かう。いつの間にか春蝉からウグイスの囀りに変わっていた。 ![]() (↑)9:33 分岐 此処でソロの山ガールに出会う。烏帽子には藪こぎだから行きませんときっぱり言う。自分なりに昔に比べたら問題無いからと誘ってしまった。早速、吊り尾根の崖の割れ目からサクラが満開。間も無く休憩中の4人パーティに追い着いた。 (↑)10:08烏帽子岳の斜面 現れ出した雪渓で本日は自分が先頭だと気付く。気持ち良い斜面の登りで花の撮影をしていたらさっきのソロガールが追い着いて来た。カメラ抱え足が速い。烏帽子岳稜線は笹藪で東西に細長い。山頂は西の端で数箇所の雪渓歩き。 ![]() (↑)10:25 烏帽子岳でまた食事 今度はゆっくりと春雨スープを作る。ソロガールと雪山にそれぞれ腰掛け神威岳とはスケールの違う景観を満喫。この雪が無かったら笹に囲まれて展望が貧弱な山頂。今回はラッキーだった。 ![]() (↑)10:47 山頂標識 後から到着したさっきのパーティが拾って貼り付けた。一人リタイヤで3人パーティになって居た。手稲山の奥には真っ白な暑寒の山々、その右には樺戸山塊の黒っぽい山影。 ![]() (↑)10:54 下山で眺める無為山がいい 札幌湖が下に光る。無意根山、中岳、並河岳、喜茂別岳が四山並ぶお馴染みの景観。 時間にも余裕がある。ガレ斜面の登りで1輪咲いた紫色のフウロソウやシラネアオイの群落にスミレもけなげに咲いてちょっとした花園。展望もいいのでランチタイムに適しているが今回は山頂のほうが快適だった。 ![]() (↑)10:56 藤野の山々と支笏湖周辺の山 札幌岳から空沼岳への縦走路、恵庭岳、樽前山、イチャンコッペ山、徳舜ホロホロ。絶景。 神威岳への吊り尾根にも雪が見える。以前より笹が増えた気がする。本日は週末、下山では次々とパーティが登って来るから年々良くなる登山道。藪を漕いだ昔の面影は無い。 ![]() (↑)11:28コヨウラクツツジ ギョウジャニンニクを収穫。斜面でセッセと狩をしていたらリタイヤした男性が腰掛けていたので分岐と気付いた。もう戻って来ちゃったかと残念な気分。 ![]() (↑)11:29 烏帽子岳を振り返る 思ったほど、ヤシオツツジが少ない吊り尾根だったが烏帽子岳まで行ってナンボの甲斐があった。 11:42再び神威岳に立ち寄り珈琲タイム。 此処でも烏帽子岳に向かうソロ男性が居た。さてと・・・狩をしながら下山。山頂直下でギョウジャニンニクを追加中にウドも見つけた。アズキナも少々。腰にぶら下げていたら登って来る団体さんに冷やかされる。登山口に近い沢上部で蕗を収穫する山菜採りのプロさんが張り付いている。こんな場所は瑞々しくて美味しいんだよと教えてくれた。 ![]() (↑)13:46 ホウチャクソウとニリンソウ 朝は花冠が下向きだったニリンソウ。すっかり目覚めてミドリニリンソウもあった。他に咲いていたのはコキンバイ。 沢の斜面から蕗を収穫したので後半の1時間は重たい。 14:20 下山 31188歩 さすがに足が痛くなりだした。 シャワーを浴びてさっぱりしたら先ずビア やおら下処理終えた山菜を順に調理して行く。 アズキナのツナ缶和え、ウドの天ぷら。ギョウジャニンニクは麺つゆに漬け込む。今日も狩をして来た。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.05.29 13:57:57
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