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カテゴリ:2015年一人歩きの山
6月6日 曇り 8:20 スタート 閑散とした駐車場出て記帳後、鹿ゲートを開け数分歩いたがデジカメを忘れたのが心残り。一旦戻りキャンプ場の宿泊施設にインスタントカメラがあるか訊きに行くが置いて無いと言われ気落ちした後、車の助手席とドアの間に発見した。これでツクモグサを写せる!戻って良かった。気分良く歩き出すとすぐに蘭科のユウシュンランが3株咲き初めでお迎え。
![]() (↑)10:13 夫婦岩が見えた。 キツイ呻吟坂をクリアして10:00にやっと鶯谷に着き朝ご飯にした。そこまでの登山道脇にはムラサキヤシオ、マイヅルソウ、ズダヤクシュ、エゾイチゲ、ツバメオモトなどスプリング・エフェメラルと呼ばれる常連の花に慰められた。1株だがピンクのノビネチドリが咲いていた。 ![]() (↑)10:36 食後は足元にミツバオウレンが現れコヨウラクツツジ越しに屏風岩、雲峰山、本峰が並ぶのを眺めながら半面山へ向かう。 ![]() (↑)10:38 気持ちのいいダケカンバ歩きはフラットで少し楽。 ![]() (↑)10:42 振り返ると西富良野岳 ![]() (↑)10:47 半面山は広い。此の先、緩い下りの樹林の中を行く。 ![]() (↑)反面山からは広いコルに降りた。其処は水芭蕉が咲く熊の沼で登山道はぬかるみ笹原に迂回する。すぐ横の慰霊碑を通過すると今度は雲峰山への登りになる。登山道の右は沢形で雪渓が連なり下山で利用すべく算段する。進む登山道にも雪が少し残るそんな中程で下山のソロ男性と相次いで出会う。山頂は前日に降った時期外れの雪の影響で折角のツクモグサが氷漬けだと言う。蕾ばかりだったと残念がるソロ男性に晴れたら開くでしょうと楽観的なロンリーザックさん。山の花談義が延々と30分以上続き手が痺れる程、寒くなったのでお別れ。ソロ男性が三人下山したから乗り物の数と合わせると山域は独り占めになっていた。 ![]() (↑)12:18 ひっそりした雲峰山に到着したら芦別岳が聳える。山頂に少し雲が掛かっているが午後から晴れの予報でのんびり。山頂直下に大きな雪渓が見えてジグを切った夏道が少しだけ出ている。 ![]() (↑)12:18 雲峰山を下る。人影は全く無い。 ![]() (↑)12:21 下り切って本谷を覗く。本谷の向こうに夫婦岩が見え旧道コースになるが暫く歩いて居ない。そして山桜が咲きひっきりなしに聞こえたウグイスの囀りも消えた。右は屏風岳。 ![]() (↑)12:33 雲峰山から眺めた山頂直下の大雪渓が出て来た。雪渓を歩き乍ら昨年は8月の9日、30日と訪れたので10ヶ月以内に3回目の芦別岳だなぁと暑かった日を思い出す。今回は山頂直下まで続いた雪渓なので一番楽な登りになった。 ![]() (↑)12:44 芦別岳山頂・・・独り占め。奥は旧道コース。 真冬の様に寒い風があり下山の方が全員アウターだった理由が判る。。そして前日の雪で山頂全体がエビの尻尾でくるまれる。ガスが晴れたり掛かったりで展望は刻一刻と変わるのもいい。 ![]() (↑)12:46 エビの尻尾越しにポントナシベツ方向で更に奥は夕張岳で雲の中。 下山のソロ男性達は花が咲いていないから周りの氷を払ってきたと言ったり氷が登山道を覆っているから山頂の向こう側は危険だけど花は咲いていると言ったり。その一言一言を自分の目で確認して納得。 ![]() (↑)12:56 エビの尻尾の中は寒くて咲けないツクモグサ 陽が射す瞬間が長くなるとガラガラガラと凄い音を立てて氷が崖から狭い登山道に落ちて行く。しかも断続的に。 ![]() (↑)13:00 満開のツクモグサ 氷が落ちたら咲いてる、咲いてる。かなりの数が北尾根側の斜面で寒そうにしている。 ![]() (↑)13:01 カワイイ ここにも咲いている。氷が落ちたのか払って貰ったのか。 ![]() (↑)13:07 ツクモグサが寒そう 山頂の岩陰で敷物出したが寒い。ミヤマキンバイかと思う黄色が鮮やかで目立つ。コメバツガザクラも咲いていた。あの8月の山の賑わいは何だったんだろう。小1時間、こんなに山頂を広く使えるのは久し振り。十分、堪能したし寒いのでソロソロ下山にする。登りではササタケノコの太い場所に目印を付けて来たから今度は狩りタイム。 ![]() (↑)13:20 下山の最初は急斜面の大雪渓。花畑は雪の下。 ![]() (↑)13:21 富良野盆地が雲峰山の向こうに広がる。 ![]() (↑)13:31 エゾノハクサンイチゲ 楽しく雪渓を下ったコルでは此の株だけが咲いていた。 ![]() (↑)13:38 帰路の雲峰山で北尾根を見上げると・・・山頂に向かって歩く三人パーティが空中に浮かび上がっている。素敵な光景に見入っていたら熊鈴と共にこっちにもソロ男性が現れた。一緒に景観を眺めそれぞれ上に下に出発。 ![]() (↑)13:40 夕張岳 ![]() (↑)14:01 歩いて来た雪渓を振り返って見上げる 雲峰山の下山では予定通り登山道を離れて慰霊碑の処まで雪渓から下山した。よく見ると登りにも使った跡がある。こんな急なのにとそのトレースをねぎらう。反面山への登りにも寒くて咲けないエゾイチゲの群落を見た。鶯谷に向かう途中ギョウジャニンニクを収穫。覚太郎コースもちょっと立ち寄り歩いて見た。 ![]() (↑)15:22 見晴台から 旭岳は半分しか見えない。太いササタケでザックは徐々に重くなる。此処で登山道には新しい熊の糞が散らかりとても行儀の悪いマーキング。長い下りで鹿ゲートの手前にもノビネチドリが咲いていた。 今回、他に咲いていたのは・・・ ![]() ギンラン?多分ユウシュンラン草丈は10センチ ![]() オオバキスミレ ![]() ショウジョウバカマ ![]() コメバツガザクラ ![]() ミヤマキンバイ ![]() キバナシャクナゲ ![]() 山桜 シラネアオイやオオカメノキ、ミヤマガマズミ、ヨツバムグラ、タチツボスミレも満開。 16:18 下山 30650歩 何度も登って居る芦別岳、此の日が一番、楽しかった。多分、沢山のツクモグサに出会えたから。2番は入山禁止に気付かず旧道から新道コースに周回した誰も居ない日。 帰路の三笠恐竜博物館の辺りでニセアカシアが咲き始めていた。その先のトイレ駐車場に車を置き咲き始めが食べ頃の花房を摘んで来た。なんともいいバニラの香りに車内が包まれお陰で運転中の眠気も無し。自宅に帰ってもキッチンはバニラ・バニラ・・・ 夕食にはビア お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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