山歩きは好歩(スキップ)して四季折々・・・登山日和のFOOTMARK

2020/11/24(火)09:17

2019年8月の山・・・大雪山系 黒岳~比布岳~姿見の池に縦走

2019年一人歩きの山(58)

8月14日 ガス 9:37 スタート 多分、コース取りに対して出発が遅かったせい・・片道チケットで黒岳ロープウェイに乗り込んでも登山者らしき姿は殆ど居なく観光客ばかり。本日は黒岳から北鎮岳に登り比布岳、安足間岳、当間岳と当麻の稜線を歩く。最後はピウケナイ川を渡渉して裾合平分岐から姿見の池に縦走します。お天気は曇りで風は無く一応、Aランクの予報。 (↑)ハクセンナズナ 歩き始めるとヤマハハコも目立ち秋の気配。 (↑)ガスの中、ダイセツトリカブトとサワアザミが斜面に広がる。 (↑)ダイセツトリカブト (↑)ハイオトギリ (↑)レイジンソウ (↑)まねき岩が見えて来る頃、先行の登山者に次々、追い付く。 (↑)タカネトウウチソウも夏が終わる頃の花。 (↑)10:41 黒岳に到着 やはり全体にガスが覆うものの風は無く穏やか。 (↑)黒岳山頂からは進行方向の北鎮岳が雪渓を乗せて姿を見せる。隣のご夫婦は北鎮岳をピストンと言う。今回はあの北鎮岳山頂から反対側に下り比布岳を目指す。その後、愛別岳との分岐を通るのでもっと迫力ある景観に期待する。 (↑)ガスが晴れた瞬間。正面にはお鉢平で左は北海岳。右は北鎮岳方向。給水タイム中。 (↑)黒岳を後にする前に眺めた進行方向の北鎮岳は左端。右奥の小さい山頂が愛別岳。 (↑)黒岳を下ると一気に静かになり石室近くには雪渓が登山道の左右に残っていた。今年は例年より雪渓が大きいように感じる。 (↑)分岐から石室前になびく小旗を見る。此処で11時。北鎮岳には12時台に着きたい。 (↑)分岐から右折で雲の平を歩くとコバイケイソウが満開。 (↑)赤石川を見下ろす。此の辺りの登山道では行き交うパーティがとても多い。 (↑)凌雲岳に向かってやっと消えた雪渓跡に花畑が展開。ヨツバシオガマとハクサンボウフウ。 (↑)振り返る雲の平と黒岳方向。後ろからも登山者がやって来る。 (↑)お鉢平に近い雪渓跡は見事にアオノツガザクラ群落。 (↑)11:36 お鉢平を見下ろしての給水タイム。正面は間宮岳。ガスが無ければその奥に旭岳。 (↑)北鎮の肩に向かっての景観は中岳と中岳分岐方向。 (↑)ハイマツ帯を抜けると北鎮の肩と右に北鎮岳。 (↑)イワブクロとメアカンキンバイが斜面を彩る。 (↑)今頃、咲いたイワヒゲ。 (↑)北鎮の肩を登りながら北鎮岳の山頂を見上げると空が青い。 (↑)振り返る中央には黒岳がまだガスの中。右の遠望は烏帽子岳。左は凌雲岳。 (↑)北鎮の肩 此処はザックを置いてピストンする人が多い。あと一登り・・・ (↑)12:26 北鎮岳に到着 まあまあ予定通り。人は多かったけどベンチが空いていたので軽食タイム。続いてザックを枕にいつもの大の字タイム。下山の旭岳ロープウェイの最終時間に間に合うかな?と思案しながら足を休ませる。北鎮岳をピストンして旭岳か裾合平を経由した方が時間的には普通。 (↑)山頂から当初の予定コース、比布岳を眺めて居たら決行の気分になる。ならば休んでる暇は無いが愛別岳はガスの中に消えてしまった。此の先は不用心なのでザックから熊鈴出して取り付ける。 (↑)早速、北鎮岳を北側に下りながら人影の無い登山道に熊鈴の音色が大きく響く。左奥が大塚山。辿る当麻の稜線がチラリと見える。中央に雪渓が大きい安足間岳と右横が次に登る比布岳。手前はトラバースする鋸岳。更に右奥のガスの中に愛別岳。 (↑)コルから鋸岳のトラバースになると此の先はハイマツが濃い箇所もあり足元が見えずらい。奥は安足間岳。 (↑)鋸岳の登ったり下ったりのトラバースを過ぎたら比布平の先に比布岳が近くなる。 (↑)振り返る比布平の花畑と鋸岳。大きいのは北鎮岳。大好きな処だけど花は殆ど終わっていた。山容がギザギザでまさしく鋸のような鋸岳ですが標高は2142mもあります。 (↑)人影も無く振り返る左が北鎮岳の斜面でその遙か遠くに白雲岳。稜線の右は間宮岳、稜線の中間が中岳分岐で裾合平へのコース。画像の右端は熊が岳。旭岳は更にその右隣に位置します。比布岳の登りは結構、辛い・・・が当麻乗越に3時には到着したいので頑張りどころ。 (↑)13:26 比布岳2197mに到着 奥は次に歩く安足間分岐附近。直下で愛別岳をピストンの男性2人パーティに出会う。毎回、この辺りではどなたも居ないと思っていたので少し驚いたが更に愛別岳から声がして山頂付近に人影が見えた。 (↑)比布岳の山頂景観 ニセイカウシュウペ山が東に見える素晴らしい景観は雲の中。ベンチで給水タイムですが此処では到着時間を確認していない。結構ギリギリなので時間が押していたら急ぎ足になる。当麻の稜線は最後の長い下りが岩場なので怪我の元・・・だから気になる時間は見ないに限る。 (↑)さてと・・・腰を上げて比布岳から安足間分岐に向かう。 (↑)愛別岳2112mがてっぺんだけ雲の中に浮いている。 (↑)前方の愛別岳分岐から若い男性2人が躍り出て来たが彼らは振り返らない。左は小覗谷の斜面。 (↑)振り返る右の比布岳と歩いた稜線、小覗谷(のぞき)の大斜面。 (↑)愛別岳への分岐。愛別岳へは一旦下って細尾根に乗る。あの二人が此処から出て来た。 (↑)国立峰から永山岳へのコースは不思議な岩頭が続く。前を行く2人が振り返った。 (↑)比布岳からの印象的な稜線を振り返る。 (↑)安足間分岐で軽食と給水で休憩。此処を右折すると永山岳経由の愛山渓温泉に至る。 (↑)2人は直進で進行方向は同じ。丁度、安足間岳を超えるシルエット。奥は旭岳の山頂。 (↑)振り返ってイワギキョウと比布岳を重ねる。 (↑)歩きながら右の景観は永山岳と国立峰。 (↑)何度か振り返ると今頃、愛別岳が中央奥に真っ黒な姿を現した。 (↑)安足間岳2194mの山頂から雲海の向こうに少しずつ近くなる旭岳と熊が岳。 (↑)安足間岳を下ると当麻の稜線に花畑が出て来た。 (↑)旭岳と熊が岳が当麻の稜線と並んだ辺り・・・ (↑)ツガザクラとチングルマが広がる。奥は永山岳。 (↑)エゾヒメクワガタとハクサンボウフウ 。 (↑)振り返る安足間岳。当麻の稜線は標高が高く安足間岳から始まり当麻岳で終わる。 (↑)休憩したけど「あの二人」に追い着いた。彼らはこちらを振り返る度に何故か走り出す。丸で熊でも見たかのように・・・ (↑)当間岳近くのトラバースもチングルマの花畑。 (↑)ガスの中に浮かぶ花畑。 (↑)「あの二人」はガスのせいでロンリーザックさんが見えなかったらしい。緩いカーブを過ぎたら油断して立ったまま給水中です・・・幸せそうに。目があった途端、脱兎のごとく走り出した(笑) (↑)当間岳を過ぎたら当麻乗越への長い下りになる。ハイマツ帯は此処もやや濃い。 (↑)走っても、走っても・・・ロンリーザックさんとの距離が広がらない「あの2人」の左前方にやっと当麻乗越の道標が白い。 (↑)ホッとして草藪漕いだら大沼小沼が眼下に見えた。あそこは愛山渓へのコースで紅葉の時期がとてもいい。撮影スポットだからカメラマンも沢山、やって来る。 (↑)14:37 当麻乗越に予定より早く到着。登山道に座り込んでコンニチハ~と「あの2人」がやっとご挨拶してくれた。で、真っ赤な顔に息が荒い。彼らは愛山渓に下ると言いロンリーザックさんとはコースが違うのでゆっくり下って欲しい。そもそも・・・なんで走ったのか?乗越はスルーでそのまま裾合分岐に向かいます。裾合分岐まで所要時間は50分。 (↑)ピウケナイ川へとずんずん下るコースには草が覆っているものの歩くには問題無し。 (↑)晴れ間が出たので見上げると歩いた当麻の稜線に当間岳1967mが見えた。 (↑)イブキトラノオが満開。花が無かったなあと一日を振り返った頃の展開。 (↑)一面が見事な群落。登山道わきに手頃な岩を見つけ腰を下ろして休憩。そして足元が悪くなる。 (↑)下って下って…ピウケナイ川に着いた。此処の渡渉は増水すると危険なので心配したけど・・ (↑)多少の増水でしたがクリア~でホッ。 (↑)振り返る左上の岩頭附近、当麻乗越からの登山道。次は裾合平分岐に向かって登りになる。 (↑)思った以上に道が悪く泥を付けたくなくて時間がかかる。 (↑)15:19 どなたにも出会わず最近、熊が出たらしい裾合平に到着。まあまあのタイムでひと安心。外国人女性2人が勢いよく下山して行った。また静かな空間になる。 (↑)振り返ると当麻の稜線が現れていた。右端が安足間岳でその右奥が比布岳。当麻の稜線の左端が当間岳で低い岩頭が当麻乗越。もう誰も居ないと思っていたのに後ろから若いソロ男性が来た。 (↑)振り返ると画像の中央、安足間岳の手前に大塚山と小塚山。安足間岳の奥が比布岳。右鋸岳、北鎮岳と歩いたコースが見えている。あと1.9㎞でロープウェイ駅の休憩ポイントにベンチがある。此処で最後の休憩。ソロ男性は麓のホテルスタッフと言い日帰り温泉を勧められた。 (↑)いつも白花のエゾオヤマノリンドウが咲く処まで来たらロープウェイ駅も近い。 (↑)夫婦池に着くと観光客の声がする。静かで長かった本日の山歩きが終わった。 16:24 ロープウェイ駅に到着。売店でスポーツドリンクを買い、ウッドデッキのベンチに腰掛けて飲み干す。目の前の旭岳はガスの中。さっき別れた若いソロ男性がデッキの下を駆けて行く。再会に声を掛けると天女が原から下ると言いお風呂に来てね~と手を振って消える。足を労り間も無くのゴンドラで降りて新しいビジターセンターを見学したが5時迄だからほんの15分。最初から最後までガスだったけど暑くも寒くも無く最終ゴンドラ5時半にも間に合った。メデタシ、メデタシ。

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