2月の山・・・阿部山から峯越山へ周回縦走
2月25日 晴れ 9:40 スタート 15:00まで快晴なのでこれでも早起き。天気予報ではPM2.5の注意報。平和の滝駐車場に先客の車が7.8台。まだ本来の駐車場は除雪されていないので縦列駐車の頭に横付けさせて貰い辛うじて停める事が出来た。挨拶したソロ男性も同じ峯越山に行くと言いツボ足で先行した。今回は峯越山から先の新送電線を下ろうと思う。但し・・・ラッセルになりそうだったらピストン。(↑)阿部山登山口近くで下山のソロマダムが2名行きましたよ・・と教えてくれた。気温は此の時期にしては高くプラス5.5度。スノーシューのヒールリフトを上げ、ゆっくりと汗をかかない様に登って行く。(↑)雪庇が出てきたらもう汗だくで山頂が近い。先行したソロ男性の姿はとうに見えない。(↑)11:11 阿部山 ひっそりして枝越しにこれから辿る峯越山が見えている。少しお腹が空いているけど山頂標識の撮影のみで休憩無し・・・まだまだ先がある。(↑)阿部山を後にして緩く下り細尾根歩きになるとトレースも細い。先行したツボ足の彼が埋まりながら進んでいる。(↑)先程の阿部山を振り返る・・・暫し小さな登り返しが続く細尾根歩きが気持ちいい。(↑)尾根の端っこを下ると次はあの峯越山を登る。コルを過ぎたら急に冷たい風が出て来た。(↑)先行者が居るので肩幅ながらもトレースは有難い・・・此処で初めて下山のソロシニアに出会う。彼もスノーシューでトレースを外れラッセルして居たのにこちらに向かって来て挨拶してくれた。ほんの少しの立ち話では峯越山からピストンとの事。相変わらず空腹のロンリーザックさんは山頂稜線でランチが出来るか心配だったけど彼は風が当たらなかったとの事。お互いに此処がお気に入りと解りフレンドリーな気分。(↑)進行方向の左奥、一番先に姿を現したのは真っ白な無意根山と羊蹄山。それはそれは美しい・・・直進のトレースを外れて南側にラッセルになる。途端に気温のせいでスノーシューが重たい。なのに一歩でもいいから無意根山に近づきたい。此の景観を堪能して喘ぎながら元のラッセルに合流。(↑)ホッとして眺めるすぐ目の前に百松沢山。さっき立ち話をしたソロシニアがいつか辿りたいと仰った阿部山から百松沢山への登り返しの山々が連なる。その向こうに烏帽子岳の山頂稜線。(↑)振り返るとPM2.5で霞む東の遠望とサッポロの街並み。いつもなら大雪山系や日高山脈が美しいのに少し残念だった。(↑)それでも歩きながら手稲山の全貌を眺める景色は素晴らしい。手稲西峰とあれは多分、パチンコ尾根、そして星置山。(↑)変化する遠望に今度は余市岳がひときわ白い!!!うらうら歩き・・・(↑)いつ観ても定山渓天狗岳の迫力ある姿に圧倒される・・・(↑)稜線に描かれたトレースも美しい。(↑)13:31 峯越山に到着 此の山頂もどなたも居ません。さてランチの場所探し・・・(↑)人影も見当たらない峯越山の先は手前が新送電線と奥に旧送電線、そして迷沢山へのルート。何と無く新送電線ルートにトレースがありそうなので安心。(↑)定天を眺めながらランチと思ったけど風を避けられず諦める。(↑)新送電線からの下山に決めたので居場所を求め手稲山を見ながら少しずつ下って行く。(↑)少し標高が下がり振り返る。風が弱くなった。(↑)空はこんなに青く独り占めの山域。(↑)ダケカンバの枝にザックを引っ掛け昨夜の鯛めしオニギリを頬張りハルサメスープにお湯を注ぐ。背中が汗冷えしない様にタオルを入れ首元にホッカイロ。丁度、スープが完成した。気温が下がらない内に早々の下山開始。(↑)腰を下していたダケカンバを振り返りながら毎年、辿る此のコースに思う・・・癒される。(↑)峯越山がどんどん遠くなる。新送電線から下るのも久々で確か7番から離れる筈。(↑)何度も振り返り下って居るのにスノーシューが重たい。トレースは浅くてラッセルに近い。(↑)新送電線の9番で右の樹林にトレースが入り懐かしく思い出す。途中、旧送電線コースにスキーヤーを発見、お互いに姿を捉えていたように思う。(↑)新送電線8番でトレースが旧送電線に向かった。やはり・・・以前もこうだった。今回は7番まで下ろうと思いずっと辿って来たトレースを離れ一人で直進した。送電線の中をくぐり急な坂の上に立つと眼下にスキートレースが回り込んで同じルート取りしている。やはり合って居るので安心した瞬間。(↑)7番で新送電線を離れ暗い樹林に吸い込まれて行く。(↑)スノーシューに重い雪が着いてラッセルが辛い。(↑)一旦、作業道を交差して下り時折りスキートレースが現れ時折りこけたり・・・(↑)暗い画像ばかりの樹林をクリアしたら沢沿いでデブリが多くなる。熊トレース?発見・・・(↑)デブリを眺めながら歩いていたら旧送電線に向かった方が早かったかもしれないと感じ出した。(↑)それでも琴似発寒川の危うげなスノーブリッジに辿り着いた瞬間・・・静かな深い樹林歩きの緊張から解き放たれた何とも言えぬ充実感を味わえた。(↑)手稲山の作業道に合流したら重かったスノーシューも外して歩いた。駐車場にはマイカーのみポツネンと場違いな停め方の主を待ち兼ねていた。14:30 下山