山歩きは好歩（スキップ）して四季折々・・・登山日和のＦＯＯＴＭＡＲＫ

[2012年一人歩きの山] カテゴリの記事

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  2012年12月の山・・・札幌近郊　盤渓山

  12月1日晴れ　10:30スタート　近郊の山が良く見えたのでやって来たのは札幌市「盤渓市民の森」の盤渓山。妙福寺への坂道を真っ直ぐ歩きカーブする車道を直進したら登山道。誰も歩いていないトレース無しの雪山をサクサク進むと気持が良い。(↑)11：43　山頂からの景観遠くに左から神威岳、烏帽子岳、百松沢山の南峰と本峰。枝が邪魔だけど三角形の四つの頂きが一列に並ぶのは面白い。風が冷たい中、しばし正面の手稲山や下界に広がる札幌の街並みを眺めていた。(↑)11：49 小さな山頂尾根を戻る。さっきまで見えていた恵庭岳が雲に隠れたが冷たい風を避けて休憩したらいい景観が広がる。静かで中央区に居るとは思えない癒され空間。手稲山に行きたかったが平和の滝コースの駐車場は満杯。脱出してから此処に来た。喧騒も無くいつも静かな盤渓山は今年2月11日に訪れた。低気圧が繰り返しやって来た12月は年末の慌しさもあってこれが最後。今年のオオラスとなりあっけない締めとなったがいい山歩きの1年だった。忘れられない思い出はシュナイダーコースから川上岳への稜線歩き、天人峡から目指した日帰りの化雲岳。高原温泉からやはり日帰りで忠別岳に向かったが忠別沼を見下ろしてお花を眺めつつ戻った日。とても印象に残っている。歩ける事の有り難さが身にしみて我が足を愛しくなでたりする。一年前の事故の後遺症なのか車の中で居眠りするとカーブの度に首に激痛が走った。不安だったが筋肉を付けたお陰で腰も完治した。やっと元に戻った感じの此の頃、山歩きに感謝。良い新年でありますように・・・・

  2012.12.30

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  2012年11月の山・・・札幌市　モエレ山　

  11月28日　晴れ　近郊の山々がすっきり見えて素晴らしい景観をロフトの窓から眺めた。寒い季節は寝坊に悩まされる。冬山は早出しなくちゃ日没も早いと言うのに毎朝こんな調子で重大な課題。行ける時に行けない事情が枕元に存在しているから此の日も悔しい想いで諦める。仕方が無いので我が東区では最高峰のゴミ山再生した人工のモエレ山にやって来た。(↑)11：41　見上げる青空に見下されながら階段の横を「登る」　先客のスノーシュートレースあり・・・此処でさえ出遅れていた。(↑)11：45　「モエレ山頂」から素晴らしい景観左から砥石山と手前に奥盤渓山、盤渓山。百松沢山の南峰と本峰、峰続きで手稲山のお向かいで手前に阿部山、峰越、860峰、定天の頭かな？旧送電と手稲山と西峰、991ピークと奥手稲山への稜線、春香山、和尻岳・・・画像には入っていなうが札幌岳から狭薄山、空沼岳への稜線、漁岳、恵庭岳、紋別岳、風不死岳・・・仕方が無いから眺めた景観だったが素晴らしかった。吹く風は寒いし立派な山でした。

  2012.12.29

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  2012年年11月の山・・・中山峠　喜茂別岳

  11月15日晴れ　10：44　中山峠からスタート(↑)11：12　樹林帯を過ぎたら山頂が見える広い夏道は手入れが行き届きダケカンバを跨ぐ箇所はあるが小沢にも橋がきちんと掛けてある。幾つか長い階段を登りトレースの全く無い雪を踏んで行くと野生動物のちっちゃな足跡が愛くるしい。晴れたり翳ったりの天気は最後まで変わらなかった。冬は何処を歩いていたのか・・と眺め回すが笹が高くて中々見えない。(↑)11：46　やがて来し方を振り返ると恵庭岳を中心に展望が開けて素晴らしい。此処から眺めたら冬山コースは夏道を大きく北にそれ左の樹林帯に開いたゲレンデ状を歩いていたらしい。右下方に中山峠スキー場が白く見える。昨冬、雪原と化した此の長い尾根で景色を見ながらランチしたのは此の辺り。まだ一年も経ってないのに遠く懐かしく思い出される。(↑)11：53　喜茂別岳の山頂標識に到着。本来の山頂はもう少し先だけどハイマツ帯の中だし雪もまだ少ないから行かない事にした。羊蹄山が近くに見え、左に尻別岳、真ん中の奥には昆布岳。今年は立て続けに昆布岳、狩場山、積丹岳、ニセコとチャンスが多かった方角を眺める。あったかいカフェオレを作り腰掛けて360度の展望を見入るが飲み物がすぐ冷える。もう、チタンのカップじゃ手は暖まるが保温性のカップが出番だと思いながら2杯目を作る。(↑)12：02　喜茂別岳から並河岳と中岳、そして無為根山、手が届きそう。昨冬、並河岳までは行ってるが真ん中の中岳は楽しみを残してあるから此の冬にでも行こう。誰も居ない景観を独り占め。　12：10寒くなって来たから下山にする。正面に恵庭岳を見ながらの下山では札幌岳から空沼岳への稜線や漁岳、近郊の山々が勢揃い。中山スキー場の蓬莱山から幌滝山を経て東中山に向かうトレッキングがすこぶる楽しいのでその山並みを眺めながら歩く。此の山はNTTアンテナ群からの登り始めが下りとなるから冬山の帰路では目印となる筈のアンテナ群が近くまで来ても見えずに難儀する。前回も目印テープの付け方が肝心な処で少なかったから適当に歩いてアンテナ群を見つけ安堵した。以前、出会ったスキーのソロ男性もそう言ってたっけ。そんな事を思い出しながら冬山の段取りを頭の中で巡らせていたらアンテナ群が見えて来た。中山峠までの歩きが長く感じる林道。下山後、中山峠で美術館に初めて立ち寄る。美術館の窓から眺める小喜茂別岳、喜茂別岳、並河岳、中岳、無為根山と綺麗に五山が並んだ山並みは壮観、圧巻！正面の羊蹄山より迫力があっていつまでも眺めていた。11月はこれにてオシマイ。冬山用にザックを替えたのにアイドリングばかりでチャンス無し。12月1日　盤渓山に行ったのみ

  2012.12.24

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  2012年11月の山・・・札幌近郊　空沼岳

  11月11日晴れ　10：03スタート　此の時期、空沼岳に行くには時間が遅い。陽気に誘われてやって来たが記帳してから目の前にある筈の橋が流されてしまった事に気付く。　　　・・・そうだった！前日まで大雨が続いた。轟音が一層、大きく聴こえる流れに呆然とする。そう言えば歩いて戻る登山者とさっき砕石場ですれ違ったのにこの事態を予想出来なかった。駐車場には今回、車が3.4台で少ない。皆さん、これを渉って行ったんだ・・・徒渉の段取りに数分掛け、下流からやや低い向こう岸まで石を飛びダブルステッキのお世話でクリア～♪行きはヨイヨイで帰りが不安。深いぞっ・・・此の川。(↑)11：09　仮橋になって居た途中の沢此の沢を過ぎてから山ガール＆ボーイ8名程の団体さんに追い着いた。華やかで挨拶も明るく｢山頂に行きます！」と元気一杯。更に進むと今度は登山道から万計沢に崩れ落ちた大きな樹の根が剥き出し。こっち向いてる根が丸くて団扇の様に見える。此の災害は確か昨年の台風シーズンで橋が流されたのは山岳ニュースで知っていたが本日まで記憶が持続しなかったのは残念。　(↑)11：27　万計沼に到着滝を辿って登ると徐々に万計沼が目の高さに広がる景観が堪らなく好きなひとコマ。畔に建つ小屋が見えて一区切りついた。湖畔に立ち寄ると思いがけずソロ青年が葦の中で休んでいた。丸太の椅子に腰掛けたまま静かに挨拶して来たので「下山ですか？」「これからです・・・寒いですね」まるで仙人のような穏やかさ。1枚だけ万計沼を写してお先に出発。小屋を過ぎてからのコースは様相が一変して見渡す笹原には雪が乗っていた。昨夜の雨は山に雪を降らせていたらしい。笹被りの道は濡れるからﾚｲﾝｳｴｱの上だけを羽織ったが下は面倒なのでそのままステッキで露払いしながら進んだ。(↑)12：07　今度は真簾沼の景観に見とれる　龍神地蔵の美しい顔を眺め登山道のすぐ傍まで広がった湖畔から稜線を眺める。広い湖は万計沼の10倍で湖岸の岩もほぼ潅水。周りは霧氷の山並みが光って足が止まる。この先でソロ男性が下山して来て「滑りますよ・・」と教えてくれた。確かに雪面は凍り出したし笹もまだ続くのでザック降ろして今度はレインウエアの下を出す。面倒がらずにさっき身づくろいしておけば良かったと山の斜面で反省する。(↑)13：00　山頂に到着　支笏湖方面の山頂稜線は3名貸切山頂直下の分岐近くで雪桜にもたついていたらあの仙人みたいなソロ青年が追い着いて来た。二人で美しく輝く山頂方向の冬景色に見とれていた。綺麗な山頂直下でしばし見入る景観。撮影していた彼の到着は更に遅かった。暫くしたら中年のソロ男性も到着したがあの寒さの中、汗がビッショリ！同じコースを辿ったのが信じられない程。(↑)13：20　狭薄山、札幌岳、無為根山・・・やがて羊蹄山も雲を払って現れた。遅れてやって来たソロ男性と三人で来て良かった景観を眺めては撮影会と各自ランチ。デジカメは暫く充電しなかったから肝心な山頂でバッテリー切れ。携帯カメラで写すハメに。ソロ青年が沢はどうしました？と訊く。普通に渡渉しましたと答えたら彼は靴を脱ぎ膝上までズボンを上げて渉ったと言う。汗かきソロ男性は強引に渉ってクリアしたと言うが靴の中までグッショリ。彼の山頂で最初の作業が寒空に靴下を干す事だった。帰路を考えると憂鬱になる。(↑)風不死岳、恵庭岳、山頂の先には此の冬、行って来たピークがある。そして目の前に漁岳。いつまでも寛いでいたらソロ青年がおっとり「2時になる」と言うので我に返る。浦島花子になって1時間も居たらしい。即、下山とした。何度も山頂を振り返りながら一層、ガチガチに凍った道は岩があるので危なくなって来た。やがて美しい真簾沼が枝の間から見え出すと再び龍神地蔵も子を抱いた姿で現れた。その台座は真っ白に雪が被り冬の到来を告げていた。手を合わせて過ぎる。ソロ青年が先月来た時は真簾沼の水が少なくて岩がかなり奥まで続いて居たと言う。すごく増えた事に驚いていたがいつ訪れても自然は素晴らしく変化して感動を与えてくれる。小屋へ下る途中でガール＆ボーイの団体さんに追い着いた。山頂で待っていた旨の言葉を掛けたら何処が山頂だったのか確認の話になりしばし盛り上がった。時間切れのようでしたが皆さん、お若いから今後、何百回でもトライ出来そうで羨ましい。14：55万計沼に着いた。あの時、此処で休んでいたソロ青年が本当は下山にしようかと思って居た事を山頂で聞いた。あの時間でも登って行く私の後を追って来たらしい。万計沼から滝の傍を下り青沼を枝越しにチラ見しながら歩く。此処から先は冬の気配が無い。　15：56下山　難題だった沢の徒渉は何とかクリア。目前でドボンするのをマイカーに見られずに済んだ。下山の記帳簿にはあの汗かきソロ男性の字が私の下段にあった。相当急いでいたらしくミミズだけが1匹長～く這って全く判読不能。時間に追われても行きたい山好きと想像できる。書かずに行く事もある自分を反省する。　車に乗るとすぐに薄暗い登山口。初冬のひと時、癒されて帰宅。　次回は11月15日喜茂別岳

  2012.12.20

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  2012年11月の山・・・支笏湖周辺　紋別岳

  11月5日　晴れ　12：00　スタート予報では期待出来ない筈だったが秋晴れの蒼い空が広がったこの日。千歳空港まで客人を送り届ける高速道路からは日高山脈が天空に浮いた白蛇の様にうねって綺麗に見えた。帰り道は支笏湖廻りのドライブで湖畔を走るがやはり登りたくなる。時間と相談したら恵庭岳より紋別岳が良かろうと言われ過ぎたばかりの登山口にUターンして入ると4.5台の車があった。　前方には出発して行くソロ女性が記帳している。(↑)12：22　山頂がスッキリ見えるソロ女性に追い着いてお先になりながら野鳥の囀りに癒される。耳に心地良い野鳥を探しながら頭上を見回すと足元がふらつき危うくこけそうになった。動作は一つ事にしか集中出来ないシステムになった今日此頃を憂う・・・(↑)13：14　アンテナ群の紋別岳山頂に到着した。高～いアンテナに登って作業中の人に見下ろされる。お仕事中の人より低い処に登山者。・・・照れながら背負ったザック降ろす。気を取り直してお隣の恵庭岳を見る。やたら低い錆びた紋別岳の看板の向こうには夕張岳が白い。　(↑)13：15　山頂の風が冷たい中、団体さんとソロ男性がくつろいでいた。来し方の左岸に温泉街とモラップ山、正面が樽前山のつば広帽子と風不死岳。徳舜、ホロホロは雲が掛かり見えていた日高の幌尻岳も雲に隠れた。この方角では逆光だから支笏湖ブルーはシルバーになっている。寒いので薄手のアウターをザックから出す。ソロ女性も到着した13：30下山にする。山頂まで車道歩きだから360度のトラバース。帰路の正面には日高山脈、夕張山地、札幌近郊の山々、恵庭岳から支笏湖周辺まで順繰り眺める事が出来るから天気の良い日は展望台となる。下山でも同じ場所で小鳥の囀りが賑やか。今度は見下ろしながら探したが姿を確認出来ず。散り際の紅葉が数本、目を楽しませてくれたが14：19下山。次回は11月11日の空沼岳

  2012.12.19

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  2012年11月の山・・・札幌近郊　手稲山ゲレンデコースに再び

  11月1日　晴れ　10：16スタート　朝の日課で自宅の三階から山を眺める。西窓から見える手稲山の山頂付近にウッスラ白い雪が確認出来た。折角晴れたのに寝坊したから行ったばかりの手稲山しか選択肢が無い。車でテイネハイランドスキー場に着いたら閑散としている駐車場に登山者を見掛ける。ゲレンデを歩けるのも今の内とばかりに枯れ野を登って行くと山頂はガスが掛かり出した。(↑)10：29　静かなゲレンデから日本海を振り返りつつ行く。遠望は利かないが海が綺麗で冬が近い侘しさが漂う。下山して来る方が「山頂は真っ白っけっけ・・」と言うから小耳に挟んだキッズが｢マッシロケッケ？って？」と不思議がる。　登って行くと間も無くガスの中に突入し真っ白っけっけ・・・何も見えない。　(↑)11：03　山頂でキッズが展望を楽しむ。　　　　　　　　劇的に雲は消え去り展望が良くなった。　　　　　　　　　　山頂付近は雪があるので大喜びのキッズが雪玉作る。(↑)14：07　下山では再びガスの中を通る　　　　　　　　ネオパラ山も全く見えない。　　　　　　　　　　時おり出会う登山者も夏山を名残惜しそうに歩いている。　　　　　　　　　　　12：42　下山　紅葉も終わり落ち葉の晩秋昨年はもっと早い時期に雪の多い砥石山を歩いた記憶があるけど今年は長い夏と秋で雪が遅い。どんな冬になるのだろうかと想像しながらの11月。次回は11月5日　支笏湖周辺で紋別岳。その後、空沼岳、喜茂別岳に登ってから冬装備にした後、毎日雪が降ったり仕事が入ったり。　準備万端で助走しっぱなしの内に何処にも行けず11月が終ってしまった。　　やっぱり山は逃げて行く。

  2012.12.18

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  2012年10月の山・・・札幌近郊　手稲山ゲレンデコース

  10月27日晴れ　10：06スタート　今月最後の休日も良い天気に恵まれた。手稲山のゲレンデコースは駐車場から日本海の向こうに暑寒の山々が真っ白く見える。晴れていたらいつ来ても此の景観は有り難い。でもこんなに4.50台も車があったのは初めてです。登り出すと山ガール、ボーイ、ファミリーグループのヨチヨチ1歳児、高校生グループまで。(↑)10：54　山頂に到着人が入れ替わり立ち代り・・・平和の滝からも合流。近郊の山は遠くの山が雪に包まれると活気が戻ります。新しい看板が立っていました。看板の向こう側には定山渓天狗岳、無為根山、羊蹄山、・・・(↑)10：54　目を転じると増毛山塊がクッキリ浮かんでいる。賑やかな山頂を早々に去りゲレンデの山頂から夕張岳をもう一度眺めるとソロ女性が居た。彼女としばし歓談して大雪山系や日高の山の話題を共有してお別れしたら夕張岳は雲の中に。今度は北壁コースの向こうから登ってゲレンデコースに下山するソロ男性に会う。彼の辿ったコースを詳しく訊きながらゲレンデを歩き今度はネオパラ山に向かう。(↑)12：54　ネオパラ山から手稲山を眺める静かな作業道にはキノコを探すご夫婦と会っただけ。途中のリフト降り場から海を眺める。今日はお天気が持ち手稲山がいつまでも山頂まで見えていた。喧騒のない静かなネオパラ山でランチタイムの後、下山にする。　樹林をくぐって草が倒れ掛かる作業道から車道に合流した。救急車のサイレンが麓から聞こえ途絶える事が無い。下山は車道を辿って僅かに残った紅葉を楽しんで歩く。サイレンの音が段々大きくなりナンと・・・車道を上がって来た。レスキューのようだから事故が合ったのかも・・・。13：45　下山　(↑)14：03　手稲パラダイスヒュッテに立ち寄ると焼肉パーティの準備中此処に来たのはさっき山で出会ったソロ男性の登ったコースを確認しようと思ったから。多分、昔の男子大回転コースの跡だろうと作業道のゲート前に駐車して歩いて来た。林道には車が何台も入っていた。焼肉パーティグループの男性から新しいヒュッテの場所を教えられ水洗トイレ完備だと知る。しかも山頂にあった新しい看板を建てたグループだと言う。ヒュッテを見学させて貰うとペンキ塗りの作業している方は手を休めず｢アンタも仲間かい？」「いいえ・・・見学のモノです」楽しく山歩き出来るのも本日出会った山岳会の皆様方のような無償の努力の賜物だと感じ入ったのでした。ありがとうございます。10月の山歩きは東大雪山系シュナイダーから石狩岳方面に始まりニセコ、積丹、支笏湖周辺、近郊の山・・・と10回にも及んだ。　　自分の足に感謝しつつ手稲山で終了した。　　　　11月最初の山も冠雪を確認してから同じコースを辿る。

  2012.12.17

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  2012年10月の山・・・定山渓 　朝日岳と八剣山をハシゴ登山

  10月21日晴れ　10：56　スタート　国道230号線の定山渓温泉街の背景に紅葉鮮やかな定山渓朝日岳が目に付いたので時間との折り合いも良く決定。温泉街の奥、岩戸観音の足湯横から岩戸階段を登って行くと右に岩戸公園の思いがけない展開。左には登山口の看板がありそこで団体さんパーティが出発前のミーティング中。(↑)11：05　少しの斜面を登ると・・・こんなに素晴らしい登山道。初夏はギンリョウソウが一杯の斜面さえその気も見せずすっかり秋の装い。先程の団体さんパーティの声が遠くなりシ～ンとした森林浴。脇道に入ったら発電施設、樹林間から小天狗岳が、道端にはオオカメノキの真っ赤な実。やがて山頂への分岐。(↑)11：39　ひっそりした朝日岳の山頂に着いた定山渓天狗岳が枝の間から頭を出している。烏帽子岳も見えるが景観はイマイチで長居もせずに下山。豊林荘への分岐から苔むした同じコースをピストン。向こうに下りたら川に沿って秋を堪能できるだろう。以前、雪解けの頃歩いたら轟音が凄くて迫力満点だった。(↑)11：45　大きなイチョウの木登って来た団体さんパーティに道を譲ると｢もう、行って来たの～？」「速いね～・・」「アリガトー」とすれ違う。出会ったのは此のパーティだけ。(↑)12：00　降り注ぐモミジを見上げながら歩く。キノコがあまり目に付かないのは南面だからかな？夕日岳はコースが北側だから多かった。　ですがワタクシ、キノコは詳しくない。(↑)12：12　下山して眺める朝日岳。紅葉は此処から眺めるだけでも十分綺麗。階段傍の足湯には観光客が刺さっている。俗っぽい光景とかけ離れた異空間をチョイ歩きなのに朝日岳に癒された。　　　　　　　　　　ウットリ眺めたらまだ時間が早い。帰路の車中、国道沿いから八剣山を見て立ち寄る事にしたプチハシゴ。(↑)12：32　八剣山の西口スタート　いつも中央口から登るから此処は初めて。此のコースからは一剣山にしか見えない。変哲のない笹の草地を進むとしばし同じ景観でやがて植生はシダになると緩やかに尾根となる。見通しの利かないまま今度は樹林間の斜面となる。(↑)12：38　少し標高が上がると明るくなった。あそこはコース合流地点。岩だらけの山頂に出たらスカ～っとした景観が広がり気分がいい。　　あっけなく出たらハナヒリノキの真っ赤な葉っぱが道を彩る。(↑)12：59　結構、賑わっている。珍しく紅葉の良い時期に登って来た八剣山山頂からは鮮やかな秋色が眼下に広がる。暇潰しに来る事が多かったから猛省した。こんなに綺麗だったんだ・・・　　　　定天、烏帽子・・・アレモコレモ。(↑)13：00　500メートルにも満たない山はさっきの朝日岳より低いけどお見事です。真下にはお気に入りの中央口と池。あそこには馬も羊もアヒルも果物も満載。ヤッパリ下山は足が中央口に向かう。見慣れた岩頭歩きからの展望や崖ップチの道は堪らない。ナント人気があるコースだろう。キッズ、山ガールにボーイ・・・数え切れないパーティが居た。(↑)13：38　中央口に下山したら馬や羊がお出迎え。此処から見上げると八剣山。いつもなら下山口で香ってくるコクワが今年はほのかにも感じなかった。下山後は南口の登山口に立ち寄ると満車！此処が一番多かったらしい。長くて暖かい秋の休日は誰もが楽しんでいた。　　　　　　　　いつもの果樹園で燻製卵を買う。　　　　こうして所用で出掛けたついでに定山渓でハシゴ登山した10月の山。　　　　10月27日　天候に恵まれたので次回は手稲山で今月最後となる。

  2012.12.16

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  2012年10月の山・・・定山渓　定山渓天狗岳

  10月19日晴れ　10：19　同じ数字が再び並ぶスタート　白井二股の天狗小屋には車が１台も無い。いつも出会いの少ない山です。恒例となる自分の誕生月に登る定山渓天狗岳ですが紅葉が遅れたので今年は中旬に訪れた。(↑)10：19　ゲートを過ぎて歩き出した景観は秋色、白井川が映える。熊の沢コース登山道入り口までの林道歩き20分間はずっと紅葉と白井川の景観が飽きる事無く展開。あっと言う間に着いた定天登山口には大きな車が停まっていた。ゲートを開けて来たようですがキノコなのか登山なのか・・・此処からは登山道歩き。(↑)11：00　へつりに以前は無かったロープが熊の沢に沿って歩き出したら登りも徐々にきつくなり毎年、緊張するへつりに着いた。此処をクリアしたらまた沢に沿って登るだけのコースは静かで汗が心地良い。間も無く山ガール１名ボーイ2名のパーティに追い着いた。車の主であろう。まだ緑が残った樹林間の熊の沢をお先に譲られ登って行く。(↑)12：14　ルンゼの上部から見下ろす岩頭の基部に到着したら見上げるルンゼ。齢を重ねると此のルンゼも年々ハードルが高くなる。もう楽しくロープで跳ねながら登り降り出来そうも無い。ウエストコルに到着したので山頂に着いたような景観が広がる。細尾根に立つと風が冷たくて強い。(↑)12：16　ウエストコルから無為根山の稜線を眺める。その向こうには羊蹄山が半分だけ見えていたが帰路では姿も隠れてしまった。左には札幌岳から空沼岳への縦走路。裾野は紅葉が綺麗。(↑)12：19　定山渓天狗岳の山頂に到着　　独り占めの空間は狭いのに山頂標識が２箇所にあった。手前の山頂標識から白井岳、春香山、和尻山・手稲山・・奥の山頂標識からはヒクタ峰、眼下のさっぽろ湖、裾野は紅葉が美しい。湖の周りには手前右に小天狗岳、正面には百松三山、藤野三山、大小近郊の山々が見渡せる。ランチする程、空腹でも無く手持ち無沙汰なので喉を軽く潤した。12：30　身を切るような風に雪でも降りそうなので下山(↑)12：47　アサギリソウの崖斜面　寒い筈で雪がパラつき出した。足元にアサギリソウの涼しげな株があったので接写。苔には降ったばかりの雪が映えてそれは美しいからカメラの出番が多い。　ん？山頂直下、ルンゼの下にあの３名パーティが到着していた。足元が狭いので先に降ろさせて貰う事にした。ロープを使いヨッコラショ、泥の固まった地盤に着地してから此の日、唯一の出会いパーティに改めてご挨拶。　　最後の男子がルンゼの上で小さくなるまで何と無く見ていた。小滝を眺めてサクサクと下山しながらマイ・ハッピーバースディ～♪黄葉もイマイチだったけど定天はいつも楽しい。(↑)13：48　林道に合流　以前は此処まで車が入れた時期もあった。左は神威橋から来る熊の沢林道。私は今回、右の白井二股に帰る。どちらも入り口はゲートで閉ざされているが此処の林道歩きは好き。(↑)14：15　うらうらと林道の紅葉を眺めながら帰る。遅れた秋は味覚も同じ。今頃、大発生と噂のボリボリを探しながらノンビリ歩いた。収穫の多いキノコ博士に出会ったり山葡萄をドッサリ袋に詰めた人が居たりいい季節です。でもキノコは素人に無理で見つけられず。14：20　下山して今度は定山渓温泉に戻る方向の神威橋から熊の沢林道に入りました。以前よりもゲートが少し奥まった採石場の分岐に移動していた。これなら白井二股より短時間で登山口に着きそうだと思いながら熊の沢林道を登山口に向かって少し歩いてみた。此処から入山した事があったけど随分前で懐かしい。諦めつかないボリボリを探したものの種類が多くてチンプンカンプン、収穫出来ず。　　　今度はキノコの世界を研究しようか･･ﾅ・？(↑)12：49　定天の展望台？パーキングから眺める　　　神々しい。あと何年、続けられるだろうか・・あの山行き。10月21日　定山渓の紅葉眺めに朝日岳と八剣山10月26日　手稲山で10月の山は終了

  2012.12.14

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  2012年10月の山・・・積丹半島　両古美山から展望台まで

  10月17日　曇りのち風雨強し　11：13スタート　古平から積丹半島の当丸峠に走りながら当丸山の登山口を探す。反対側に見事な紅葉の山並みで気を取られシェルター抜けてそのまま神恵内方面に下りてしまった。車を回して戻りシェルター内にある交差点から「神恵内村2000年の森公園」に入る。広い駐車場が完備されているけど本日は誰も居ません。(↑)11：14　両古美山登山口の看板がある休憩所横から展望台への稜線を眺める綺麗に整備された公園には予定していた当丸山の登山口もあるのですが紅葉に導かれて両古美山に決めました。一部、覆道にもなっているシェルター上の道を通過して鉄製の立派な階段を降りる。シェルターに沿って戻ると旧国道跡の奥に登山口を見つけた。(↑)11：22　白樺の多い樹林帯の道はとても気持が良い。天気予報では荒れ模様なのですが穏やかな内に歩き出した登山道は整備が行き届いています。当丸山は雪の時期に登った事があるので夏道も・・・と思ったけど両古美山の方が新鮮。(↑)11：44　ハイマツ帯になり稜線に出たら進行方向の全貌が。山頂は右の方で稜線の先に展望台がある。遠望は稜線が平らだから珊内岳かな？風が強くなり気になるが小雨の中では紅葉が一層、綺麗。変更した山行きは大正解。(↑)11：46　真っ赤なナナカマドが多い山です眼下にはマイカーのある「神恵内村２０００年の森公園」と長いシェルターがまるで白蛇。公園のま上が当丸山で晴れていたら奥に羊蹄山、ニセコの山々、狩場山が見えた筈。(↑)11：54　両古美山の山頂で落ちていた標識をダケカンバに乗せて撮影稜線に乗っかると山頂の標高と変わらないハイマツ帯でしたが根っこが横たわり跨ぎながらの歩きが続いた。チシマザサになったら山頂で展望は笹越しだから期待出来ない。　(↑)11：55　暗雲で展望が怪しくなって来た。積丹半島で最高峰の余別岳も雲が掛かかり出した。右隣が積丹岳でギリギリ山頂が出ている。手前にポンネアンチシ山。　稜線の真ん中辺りに位置する山頂から西端まで足を伸ばしたら展望の良いその名も「展望台」なので早々に風の中を進む。(↑)11：59　あまりにも感じ良い稜線にため息・・・。赤い色が本当に多い。あの先が展望台。左側はトーマル川の支流源頭で遥か下まで色づき良い紅葉が広がっていた。　　・・・自分的には今年最高の紅葉。(↑)12：07　最後の展望台に到着　　背景は無沢1此の頃は雨も本格的で軽登山用のザックだったから中の雨具はポンチョだけ。早速、羽織るとモンベルのポンチョは厚地だし丈も或るから遜色無い。しかも小さいザックもスッポリ収まり完璧でアズマシイ。(↑)12：07　無沢1を眺めると登山道は見えているが雲が段々覆ってくる。展望台手前に分岐がある無沢1へは一旦、大きくコルに150メートル程、下りるから帰路が大変かも。機会があったら辿ってみたいコースです。(↑)12：11　下山で来し方を見る。ずっと見えていた泥の木山は標高がこっちより高い。丁度、岩の陰になってしまったが夏道が無い。帰路ではまた紅葉に目を見張り岩の上に登ったりと本格的な雨降りの中を楽しみながら歩いた。(↑)時期外れのアカモノが咲いていた。(↑)アカミノイヌツゲの真っ赤な実が可愛い群落(↑)12：55　下山　真っ暗に見えてもまだお昼時でランチは車中で済ませる。　　　　　　　　　　かなりポンチョが濡れて雨の凄さを実感した。　　　　　　　　　歩いている時は全く気にならなかったのに・・　　　　　　　　　間も無く風が強くて雪でも降りそうな急変に天気予報は大当たり。こうして前日の風不死岳縦走とは比較にならない静かな山歩きを楽しんだのでした・・・。10月19日定山渓天狗岳10月21日定山渓朝日岳と八剣山

  2012.12.13

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  2012年10月の山・・・支笏湖周辺　風不死岳北尾根から樽前山縦走

  10月16日　10:16　偶然同じ数字が並んだ　晴れているが風の強い中をスタート　　樽前ヒュッテの入り口を通過してそのまま湖畔を走ると楓沢コース、大沢コースそして最後に北尾根コースがある。いきなり樹にへばり付いた｢風不死岳登山口」の小さな看板が目に入るから一旦、通り過ぎ通行量の多い中、Ｕターンするのはいつもの事。・・・入り口には道を塞いで駐車している車があって入れない。道路脇で車を降りて歩き出したら路面が少し凹んでいたからこれが理由らしい。間も無く着いた登山口の駐車場は10台以上停められるがいつものようにガランとしている。記帳簿には2.30分前にスタートした女性パーティがいた。(↑)10：31　林道から離れて登山道になると急な斜面登山口からしばし林道歩きだったがいよいよ標高差800メートルの北尾根を行く。道は明瞭で笹刈り整備もされて迷う心配は全く無い。むしろ、樽前ヒュッテコースから登った時、笹薮が酷くてびしょぬれになった事が何度もある。静かな上に短時間で山頂に着くから寝坊の私には貴重なコース。(↑)11：13　斜面を登りながら振り返ると支笏湖が見えるのも此のコースのいいところ。天気が良いと思って出掛けて来たが湖畔を走っていたら車に波が被るほど打ち寄せてきた。樹林歩きをチョイスしたから風は気にならないが見下ろす湖面には白波が立っている。(↑)11：25　8合目に向かいながら振り返ると女性パーティが見えた。その背景は湖。6合目で女性パーティに追い着き7合目まで3名の後ろを歩いたがそこでお先を譲られる。秋色を探しながら9合目となり大岩があると山頂稜線が近くなる。樹林が切れて空が明るくなって来たら樽前山の全貌が現れた。(↑)11：49　風不死岳の山頂　3パーティがくつろいでいる。支笏湖ブルーが美しく正面の恵庭岳が映える。左後方には丹鳴岳、フレ岳、小漁、漁岳・・・更に幌平山、イチャンコッペ山、紋別岳、温泉街。北尾根コースのファンだと言うパーティが居て今回はヒュッテコースにしたと言う。間も無く2パーティが下山して行った。今度は残った山ボーイの二人パーティが傍に来て歓談となるランチタイム。山頂では風の強さが話題となり飛ばされそうだった経験ばかり。楽しいお喋りも頭の中では縦走の思案する。(↑)12：00７合目で追い越した女性3名パーティも到着してランチを広げた。山ボーイの一人が本日デビューで登山靴は父親のモノ。靴紐がユルユルだったので締めた方が良いﾖ・・・と進言したら即、シュッ！｢・・・楽～♪」やっぱり若者が増えて嬉しい。12：20ランチも済ませて下山(↑)12：23　隣のピークから風不死岳の山頂を振り返るとボーイが立っていた。此処から眺める北尾根コースは反対側の湖側から登って来る。今回は風が強い樽前山に寄らず手前の932ピークだけにしようと決めた。(↑)12：35　樽前山に向かって下り出す。真ん中には932ピーク。此処からの景観はとても穏やかな麦藁帽子に見えるがまだ歩きながら考えよう。気持の良い小さな細尾根は高山の雰囲気がタップリで小休止。(↑)10：36　インディアンの頭が出現細尾根を降り立ったらダケカンバ帯になり、やがて長い笹原だが以前の様に漕ぐ事も無く広く刈り分けられていたのでビックリ！どうやら今年の作業だったようで見違える道路に感謝感謝。此の辺りからソロで男性、女性・・・・と交互に登って来る。　樽前山経由のソロはやっぱり風が強いと言う。(↑)13：07　礫地のお花畑は秋色　何故か赤い字の「風不死岳登山口」を過ぎてからはフラットな公園の散策気分で眼下に広がる景観も素晴らしい。途中、山頂に居たソロの男性と北尾根ファンパーティにも追い着いた。間も無くの分岐からヒュッテに向かう下山のトラバースを辿らずに樽前山コースに向かう。此処は932ピークのトラバースで鬱蒼とした樹林帯に入って行く。(↑)13：20　樹林を抜けたら932ピークから下山して来たソロ男性と分岐近くで歓談する。しばしの時間、二人の影を落として過ごす山談義。遅くなるからお別れして932ピークに登りながら考え直す。風はあるが932ピークから風不死岳を眺めるより樽前山に行こう！西山との分岐めがけて登って行くとまた違う景観に心躍る。(↑)13：58　樽前東山に向かいながら途中で戻った９３２ピークを振り返る。右が風不死岳。奥にホロホロ、徳舜、白老三山、手前に多峰古峰山・・・展望がいい。風は丁度、気にならないタイミングで東山山頂に着いたがソロの方、2名と出会う。近付いては離れるドームからは煙が上がり中に数名の人が調査で入っていた。(↑)14：12　分岐　東山から下山して西山との分岐にすぐ着いてしまった。樽前山の山頂は東山より20メートルほど高いドームの西寄りにあるが登る事は禁止。眺める角度で煙の噴出す場所も多くなる。革靴履いたソロ男性が分岐に居て東山はすぐソコ・・・と言ったら登って行った。奥に徳舜、ホロホロ、オロフレ山。(↑)14：33　分岐からヒュッテに向かって下山したら太平洋。苫小牧市からは工場の煙が何本も白く上がっている。支笏湖ブルーは一層、深い。そして眼下の紅葉が素晴らしかった。こける様な格好で階段を降りるので足元か景観、どっちか一つしか見られない。裾野の紅葉にため息付きながら到着した駐車場には車が16.7台。晩秋を楽しむ人達が同じ山域の何処かにまだ散って居たようです。14：36　下山　当初、計画通りのプチ縦走は楽しく終了。次回は翌日10月17日　積丹半島の両古美山から展望台　　　翌々10月19日　定山渓天狗岳で遅れた紅葉を眺める

  2012.12.11

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  2012年10月の山・・・ニセコ　目国内岳から岩内岳に縦走

  10月9日晴れ　11：26　スタート　新見峠のトイレ付き駐車場には7.8台、先客の車。少し道路を下がったら笹刈りの広い登山入り口でその反対側は白樺山への登山道がある。「殆どの方はそっちの山に行ったらしいﾖ、誰も居なかった」目国内岳から下山して来たソロ男性がそう言う。こんな遅い出発だから山中はさぞかし静かだろう。歩き出したら見渡す限り見事なチシマ笹ばかりで道端には花も無い時期だし黙々と登って行く。下山のソロ男性に出会ってコンニチハ～・・・私も予定では目国内岳のピストンだった。(↑)11：55　前目国内岳に20分程で着いたら本峰が。一旦、コルに向かって下り始めた途端、汗だくの男性2人パーティが向こうから登って来たが湯気も上がってた。確かに随分と標高が下がり笹原だけは淡々と続く。小さなピークでほんの僅かに混交林でまた笹。此の日は登り始めて20分間に出会った人以外、途中に誰も居なかった。黄色いコキンバイがひと株だけ咲いていた。　(↑)12：54　目国内岳に到着した　山頂からイワオヌプリ、アンヌプリ、奥に羊蹄山と続く。退屈しのぎに何度も眺めた来し方の景観は笹原ばかりで同じコースを戻りたくないと思いながら登った目国内岳。それでも良い天気に恵まれ展望良し、眼下には登山道の無い湿原が見え遠くに今年、登ったばかりなのに昆布岳が懐かしく見えた。山頂の大きな岩の間から日本海側に岩内岳が見えたからガゼン行きたくなる。しかも反対側はハイマツ帯になっているので植生の違いが顕著。　・・・岩内岳に下山と決めて出発。山頂付近で古い板切れに赤ペンキで「岩内岳へ」と素朴に書かれた標識が岩の間の枝にぶら下がっていた。登りでは全く気付いていないから多分、違う岩の間を辿ったらしい。反対側に向かって下りながら直下で山頂を仰ぎ見るとテッペンにだけ岩が乗っかっていた。ワクワクしながら一面のハイマツ帯で横たわる根を跨ぎながらも刈り分けられて歩き易い径を岩内岳に向かって進む。やがて錆びた道標を過ぎるとハイマツ帯から急降下の登山道になった。今度はダケカンバの幹を跨ぎながら、晩秋の混交林となり全く違う山に来たような感覚。雷電山の方向を眺めながら眼下に湿原が見え隠れして気分はやっと高揚、楽しく下る・・下る・・・何処までも。(↑)13：32　パンケメクンナイ湿原の出口近くから幌別岳を見る。湿原に降り立つと目国内岳に登って来た時には想像も出来ない程の別天地があった。大小の地塘にはミツガシワやスイレン科のヒツジグサ、コウホネの葉が浮かんでる。花はもう無いが水は透き通って空を映して絵のようだ。水中に沈んでいる植物は多分フトヒルムシロが渋い。雰囲気がとても良いコルの湿原はパンケメクンナイ川の源頭。幌別岳の向こうは平らな雷電山で朝日温泉への縦走路。目国内岳から眼下に見えた岩内岳がどんどん聳えて見えるのは250メートルほど標高が下がったから。(↑)13：51　雪田跡のお花畑はチングルマが真っ赤ゆっくり歩いて過ぎ去る湿原の景観を堪能しながら1073ピークをトラバース。此の辺りは大雪山を彷彿とさせた。一面に広がるチングルマの紅葉に傾いた強い日差しがノスタルジックで堪らない。正面には岩内岳がツンと見えている。イワイチョウ、ハイオトギリ・・・エゾゼンティカも秋色の葉っぱ。花盛りには賑わいそうだから想像を膨らませて眺めるだけ。(↑)13：55　エゾオヤマリンドウが咲いていた。湿原に咲くホロムイリンドウかと思ったが葉が普通なので違った。楽しいトラバース歩きもやがて雷電山への分岐で再びチシマザサが現れたがすぐに岩内岳の尾根となる。来し方を振り返りながら登って居たら岩内岳の山頂標識が前方に見えて短い山旅最後のピークに着いてしまった。(↑)14：20　岩内岳の山頂　此処から来て良かった景観を堪能する。岩内岳は雪山で何度も来ているが夏山は初めてだから新鮮。今年、スノーシューで辿った辺りを見回すマイシルエットは長い。思い出すのは今年の春先、残雪の時期、岩内から登って来た時の事。山頂をスルーして岩内岳の西斜面をずっとトラバースしゲレンデの上部に着いてからのソリ滑り下山が楽しかった。さあ・・・陽も傾いて来た。軽食を済ませて岩内港に向かって下山にする。(↑)14：29　砂礫の9合目は風の通り道　雪山で目立った眼下のピークに見覚えがある。遠くに目国内岳、雷電山への山並みも見納め。此の9合目では風が強くて這っても進めず断念した年がある。見晴らしの良い山だと思って居たけど夏山では意外と樹林が深いし「松の回廊」有りで植生が逆転してる不思議な山。目国内岳の笹一辺倒より此処の紅葉歩きがナントも言えず雰囲気がいい。やがて見覚えのある古いリフト降り場が現れ日本海が広がってくる。(↑)15：16　岩内岳を振り返ると山頂に向かって登山道が見えた。これも夏道ならでは。キツネノチャブクロ発見、変わったアズマギクが咲いていた。一面、枯れすすきになったのでこれにて4時間ピッタリの縦走も終了。15：30　岩内国際スキー場に下山。20分くらい前に到着した6.7名の男性パーティが夏山の締めで下山のお片付けをしていた。下山中、空耳かと思ったが気のせいではなかったらしい彼らはこれから宴会との話だった。迎えの者に私の下山はあと2時間はかかるだろう・・と噂をしていたようですが残念ながら予想は外れ出会えました。さぞかし宴会も盛り上がりそうなパーティでした。次回は10月16日　風不死岳北尾根コースから樽前山東山に縦走　　　　　　　　　　　翌日17日は積丹半島の両古美山の紅葉　

  2012.12.08

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  2012年10月の山・・・石狩市　ハマナスの丘公園散策

  10月8日晴れ　気温がとても高いから夕方近いのに石狩浜までドライブ。つい5日前に石狩連峰を歩いて鋭い石狩川の源頭を眺めたばかりだった。本日はその石狩川河口にやって来てゆったりした流れに鴨が2羽浮かんでいるのを眺め不思議な気持になる。・・・今日も登山の続き。(↑)15：19　木道をうらうら歩くと枯れすすきが輝いて美しい。　　　　　　　　奥には暑寒別の山々のシルエット。本日は海から山を眺める。(↑)15：33　石狩浜に出ると海岸線に無数の足跡。海で休日を楽しんだらしい。　　　　　　　　信じられない程暖かくて打ち寄せる波もまだ夏の続き。(↑)石狩川河口　鴨がいた　　　　　　　　(↑)ハマエンドウ(↑)ハマナス　　　　　　　　　　　　　　　(↑)ハマニガナ(↑)スズメノヤリ(↑)ハマハタザオは実がギッシリ　　　　　(↑)ハマヒルガオの葉は観葉植物のよう(↑)ハマナスの実　　　　　　　　　　　　(↑)石狩灯台木道歩きから石狩川の河原に下りたら海のような広さからは対岸が遠い。　砂浜を横切り今度は石狩浜に向かう。　　　辿る小径も植物が一杯でやがて誰かの作品、流木のオブジェに出迎えられ海に出た。　　　　海岸線を1キロメートルほど歩いていたら波打ち際に長い影が出来ても暖かい。　　　　　灯台の傍まで戻ったら砂浜の出口にゲートがあり通行禁止だったようです。　　　　　　アキグミの真っ赤な実がたわわで鮮やかな石狩灯台の廻り。　　　　　　　最後はハマナスアイスを食べて家路に着くと真っ暗な夜が早くて冬が近い。　　　　　　　　　　　　　翌日10月9日はニセコに行く。目国内岳から岩内岳に縦走。　　　　　　　

  2012.12.06

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  2012年10月の山・・・大雪山系　天女ヶ原から盤の沢コ－ス

  10月7日晴れ　11：36　スタート　　旭岳ロープウェイ駅の横から木道を歩き出す。車の行列で動かないまま時間だけが過ぎてやっと到着したものの人、人、人・・・遅れた紅葉と良い天気、休日が重なって賑やかな俗っぽい行楽日和でした。温泉街も観光客で溢れ見上げる旭岳には雲が掛かリ始めた頃。散策する気分でもなかったが山荘のおかみさんに見ておいで・・・と促された。山好きのおかみさんは暑寒の山に行くからと忙しそうに準備中。折角だからいい空気を吸おうかと壊れた木道から盤の沢コースを「天女が原湿原」に。(↑)11：49　「天女が原湿原」の木道はまだ大丈夫・・・他に考える事が見つからない。　　行き交う登山者も多く圧倒されるがどなた様も貴重な一日であろうと想像する。ワタスゲもミヤマリンドウ、エゾオヤマノリンドウも終っているがヤマハハコが咲いてた。空は雲が切れたり覆ったりでシャッターチャンスにあまり恵まれない。　(↑)12：08　盤の沢まで行って来た山の紅葉が複雑な今年、綺麗な方だと思いながら写してたが後から観たらやっぱりイマイチ。知り合いのガイドさんは此のコースが汚れていると言うから辿らなかった夏山の後だったが今回、歩いてみたら理由が解る工事の跡が延々とあった。13：10　下山。喧騒の旭岳温泉街を逃げるように急坂を下り水汲みした。　　　　　まだ登って来る車が続く。　　　　　　山荘前に車が無いからおかみさんは出発したらしい。　　　　　　大雪山系を見納めのオオラス。　　　　　「旭岳の源水」も最後の水汲みとなり沢山のペットボトルを満たした。　　　　なのに山は霞んで本日の印象と重なる。(↓)8：38　今朝の黒岳はこんなに綺麗だったのに。バス停前からの撮影(↓)14：05　山葡萄やコクワがたわわに実っていた新しい道路沿い。源水から忠別湖に沿って東川町方面に走ると途中に新しい道が開通している。「チョボチナイゲート」を入るといきなり坂道の舗装道路で標高が高い「富良野上川線」。車を停めて、コクワを眺めていたらカーブの先に見慣れた個人タクシーが現れた！奇遇！親しくしている旭川のＯタクシーさん。彼はトランクからどっさり採りたてのキノコを出して来た。留守になった山荘のおかみさんの分まで貰ってしまい激旨だった落葉キノコ。彼の趣味はキノコ採り、魚釣り、登山。お気に入りとなった此の道を教えてくれたのも彼でしばし歓談。何度もお世話になった彼とも今年最後の日でお別れしてお互い反対方向に走る。高い橋げたが壮観な観光道路のような秘密ルートもやがて通行量が増えるだろﾅと思いながらカケスや花に魅せられて車を停める。(↓)16：53　日没の高原温泉秘密ルートから当麻町の外れに出て高速道路から層雲峡に至る。此の日、最後は紅葉が綺麗だったと言う高原温泉に来た。ギリギリ間に合ったが色づきは画像に反映されず記憶にだけ残した。登山で大雪山系を締めたのは、やはり先日の石狩連峰で上書きされずにいる。これにて今後は近郊の山々を歩く事になる。次回は翌日10月8日「ハマナスの丘公園」散策　　　　　10月9日　目国内岳から岩内岳に縦走

  2012.12.05

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  2012年10月の山・・・大雪山系　シュナイダーコース石狩岳から川上岳

  10月3日晴れ　6：36　スタート　石狩岳を二十一の沢シュナイダーコースから辿って川上岳方面に行く予定。音更川に沿った林道を車で走りニペソツ山へは直進する分岐から右折して完成したばかりの大きな橋を通る。誰も居ないと思ってやって来たけど広い河原の駐車場にはガイドさんらしき車が一台だけあった。(↑)6：36　正面に見える石狩連山が手招きしてる。　空は青空、いざいざ！二十一の沢から歩き出すのはいつ以来だろう。多分、昭和50年代・・・見慣れない祠に手を合わせ沢に沿う針葉樹林は少しコースが違う。懐かしい笹薮も昔は頭の先まで埋もれたのに今では丈が低い。(↑)7：32　尾根歩きになると景観が近付く歩き出して30分程で「二十一の沢」の右股から尾根に取り付く。昔は無かった綺麗な道標に4.5キロメートルと書かれ此処からは標高差800メートル！ジグを切って尾根に登って行くと大きな糞が登山道の真ん中に鎮座して危うく踏みそうになる。(↑)8：26　紅葉が真っ盛り。標高1400を過ぎたらコースは黄金色の見事な景観となり遅かった秋がやっと見つかった。振り返るとクマネシリのオッパイ山。初めて見た時には印象深かったあの山も登ってしまった。(↑)8：49　前方には石狩連山が黄葉に映える此の辺りから少しずつ雲が移動して来たので画像を沢山残しながら登って行く。次第に辛くなる斜面には都合が良いシャッターチャンスで一息も二息もつける。高度がさっぱり上がらない。(↑)8：50　ニペソツ山が山頂まで見えたのも最後で徐々に雲が掛かった。尾根に取り付いたのが7：07なので分岐までもう少しだがコースは丸で空に向かっている。真っ直ぐハシゴを登っている感じだが足元は大きな岩礫。掴まる為には樹の根が頼りでステッキは邪魔くさかった。目指す分岐の先には左に石狩岳の峰々、右には音更山が見えるから雰囲気が良く似た芽室岳の分岐近くと錯覚する。(↑)9：06　ハイマツ帯に入ったら分岐の尾根だから急登も終った。分岐から正面に表大雪の景観が広がる。眺めながらテン場のコルに下がる。目前に石狩岳！迫力有る景観の山頂近くには登って行くパーティが小さく見える。　(↑)9：26　石狩岳の登りから振り返ると真ん中に分岐。右はシュナイダーコースの尾根。直進しているのは音更山への登山道。そして十国峠、ユニ石狩・・三国山まで続く山並みもいい。　分岐から山頂まで1時間掛かる辛い行程ですが斜面にはお花畑の紅葉が広がる。コケモモ、アオノツガザクラ、ニシキツガザクラが数輪だけ咲いていた。シラタマノキの白い実がコロコロと愛らしい。(↑)9：43　いきなり石狩岳の山頂に飛び出した。眼下に高根ヶ原が広がる。此処まで3時間。高根が原の真ん中に忠別岳。目を転じたら旭岳、白雲岳・・先程のパーティが5.6名居たが物静かで間も無く下山らしかった。挨拶しながら立ち止まらずに山頂をスルーしたから画像は2枚だがこの先は夢心地。稜線を進むと下りになり隣の1967ピークまでは5分程で登山道はすぐに西側へと変わった。(↑)10：00　細い稜線にホシガラスが居た。〔画像の中央〕素晴らしい展開に浦島花子のスイッチオン！人慣れしない。足が触れそうでも飛び立たずこちらにコケを投げつけながらついばんでいる。この先にもまたホシガラスが居た。背景はこれから歩く稜線。(↑)10：10　前方に小石狩岳と奥に平らな川上岳が見えてきた行き先を決めてないので何処まで行こうかと考えながらの花子さん。前方のニペは雲の中だけどまだ石狩連峰は大丈夫。うらうらと細い稜線を行くと両側は見事に切れ落ちて日高山脈と一緒だった造山運動の山である事を実感する。(↑)10：29　小石狩岳で終了にする此処からの東側は二十一の沢と二十二の沢の急斜面の落ち込みがモノ凄い音更川の源頭。トラバースした登山道から少し外れてよじ登ったピークから腹這いで写した画像です。川上岳まで行く予定でもあったが登山道は山頂のグンと下をトラバースしているのが見える。ガスも覆って来たし晩秋だから眺めるだけで良しっ！しかも帰路は登りになる。(↑)10：31　歩いた稜線と言うか帰路を眺める。コースは右を辿る登りが続く。左は沼の原方向に派生する尾根で石狩川の源頭。そして石狩沢、ペテクト沢から登るヘルメットコースでもある。あと20分ほどの川上岳を眺める。その先ニペの耳までの間はハイマツ漕ぎもあるらしいが十分堪能したから下山にする。でも此処からなら小1時間の行程だった。(↑)10：57　振り返るとニペの耳が遠くなる　眼下には大小の地塘が一杯でニペの耳からそんな沼の原への縦走コースを目で辿る。トムラウシ山、十勝連峰は生憎、雲の中。それでも五色が原や沼の原山、表大雪の山々も見えたから良かった。何年か前、スノーシューでクチャンベツから五色岳まで登った誰も居ない日を想い出す。(↑)11：01　やっと石狩岳の山頂が見えた。隣の1967ピークから眺めたら狭いのが解る。何度も登り返してピークに着く度に石狩岳が遠く感じた帰路。本日の折り返し地点が小石狩岳で正解だった。それでも西側はウラシマツツジの真っ赤な斜面が続き見事だったしコケモモの群落にキノコが埋もれていたり・・・。感動したのはイワウメの咲いた群落があった事。(↑)11：08　やれやれ石狩岳の山頂に到着した。誰も居ない山頂でザック降ろして先に延びる稜線見ながらゆっくり休憩。振り返って眺めるのは左右が石狩川と音更川の源頭となる細い稜線。飽きる事無い山岳美が続いた稜線歩きだった。晴れた青空のスタートだったがガスに追われながらの帰路となる。(↑)11：29　石狩岳の下山で振り返ると稜線の先に川上岳が見えていた。　もう、チャンスが無いような気がしていつに無く「バイバ～イッ」声に出してお別れ。　山並みが一層、名残惜しかった。(↑)11：30　シュナイダーコースに向かい音更山を眺めながら歩く。端正な三角錐はポン音更山で昔はあそこから音更山に登山道があったと言うから凄い。音更山もユニ石狩林道からブヨ沼経由で行った事があるが今年はまだ通行止めになっている。間も無くテン場でハイマツ帯に黒いカラス？がスッと入った気がした。2度と出なかったからカラスでは無かったらしいので深く考えないようにして通過。(↑)12：04　いよいよシュナイダーコースから下山する。上から眺める紅葉も一段と美しく和風な箇所も出現するから楽しい。振り返るとあの稜線に雲が掛かって来た。足元はハシゴを前向きに降りる気分。(↑)13：15　枯れた樹にはキノコがビッシリ！食べられるのかは不明。糞がある事を忘れずに尾根から右股に降り立つと二十一の沢音が聞こえホッとする。針葉樹林、混交林、そして針葉樹林とフラットな笹の登山道になる。祠に無事のご挨拶をして手を合わせると二十一の沢出合いに到着。13：23　終了　楽しかった・・・朝、綺麗に見えた山並みは真っ白なガスの中で姿無し。此の夏最大の想い出は200枚以上の画像。アップする作業の手を止めて見入るばかり。人に出会ったのは山頂のパーティとの20秒程だったが実は小石狩岳の山頂には縦走の男性が居ました。その立ち姿からザックは降ろされ白い服装でしゃんと延びた背筋が景観を堪能している。それが遠目にも美しかった強い印象が残っています。入れ違うようにやがてザックを背負ってニペの耳に向かう姿がゆっくり遠ざかる。素晴らしい景観に魅せられながらも何度かその姿を探すと「ニペの耳」の近さが実感出来た。次回は10月7日　天女が原から盤の沢で大雪山系が終る。　　　　　　　　　10月は天候に恵まれ山行きは多かった

  2012.12.03

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  2012年9月の山・・・大雪山系　ニセイカウシュッペ山

  9月29日晴れ　6：33スタート古川林道の最終ゲート前駐車場には車が一台だけ止まっていた。そこから広い林道を歩き出す。昔、清川からゲートを2つ開けて入り深い山の途中から引き帰した事がある。噂では短い新コースが出来たからと林道を探して登り直したのが此のコースである。以来、短時間で山頂に立てるから大雪山の〆は殆どニセイカウシュッペ山になってしまった。(↑)7：19　毎年同じ場所から撮影するのは対峙している表大雪でロープウェイ駅が左に見える。樹林が終ると広がる景観。中央に煙がたなびいているのは白水沢の地力発電所予定地。昨夜、偶然ＴＶ番組の特集があった事を山頂で出会ったご夫婦パーティから後で聞いた。昨年の画像には煙が上がっていない。昨年、白水沢林道突き当りまで「メロンの滝」を見に行ったがそこから沢をつめて行くと着く。煙の真上は凌雲岳と北鎮岳。(↑)7：32　右に大槍、左に平らなニセイの山頂が見えた。いつも此処まで来たらホッとする。間も無く展望台。(↑)7：38　雲が湧いてきた。いきなり太陽が一瞬、月影の様に隠されてしまい明るい画像はガスの合間となる。(↑)7：49　南に延びる稜線の小槍の向こうには表大雪、東大雪の山々が一瞬見えた。すぐに荒々しい大槍、小槍もガスの中に消えてしまった。「天国の階段」があるニセイノシキオマップ川の迫力ある源頭もしだいに幻想的になる。　(↑)7：59　反対側の景観はニセイカウシュッペ山と1742ピークのコル辺りから流れ落ちる長い長い滝と音。茅刈別第三支川の源頭で上部がガスの中。素晴らしさに見とれ足が何度も止まる。(↑)8：12　小槍の先に黒岳が見え白水沢の地熱発電の煙も白い。沢コースで登られる事は有るが朝陽山からの夏道は廃道になって久しいようです。一度も辿った事が無いのでとても残念。(↑)8：23　小槍方向への道がはっきり見えるから此処には山頂への道標があります。　　　　　　　・・・一番美しい光景が広がりため息が出る。ツガザクラが一輪。(↑)同じ場所で目線を変えても此の展開　　・・・ずっと下まで降りてしまいたくなるほど紅葉が続く。　　そんな中には葉が赤くなってるのに満開のチングルマが咲いて切なかった。(↑)8：44　ニセイカウシュッペ山の山頂これらは全て倒れていたから起こして岩を寄せセッセと作業してからの一枚。横には先着のご夫婦が居た。右に山頂稜線が続くので歩き出すが一面がハイマツの中にかろうじて獣道。5分も行くと東の端で緩く下りとなる。晴れていたら手塩岳が目前に見える筈だけど今年も駄目だった。(↑)8：48　此処まで来たら何故かコケモモが沢山、咲いていた。不思議なくらい一面に咲いているから冬が来るｿﾞ・・・と教えてあげた。8：58下山にする。直下のコルはアンギラスへの分岐だけどハイマツに覆われて毎年、埋もれて行く。生憎、平山もアンギラスもガスの中で全く見えない。(↑)9：15　小槍への道に立ち寄るとすぐに道は自然消滅した。分岐に戻って下山へのコースに入るがひときわ美しいから立ち去り難い。展望台まで戻ると何と無く明るくなったが展望は朝の方が良かった。ヤマハハコがこんもりと咲いている登山道脇が華麗。　(↑)9：55　樹林帯に入ると朝より紅葉も色が鮮やか。此の時間になってから登りのパーティと頻繁に出会い「コンニチハ～」が続く。10：30　下山　閑散としていた駐車場には6.7台の車があった。　　　　これにて例年よりチャンスに恵まれた9月の山もおしまい。今回、大雪山系最後だと名残惜しんで登ったが10月に入ってから石狩連峰に行けたのは長い秋のお陰と思っている。次回は10月3日　シュナイダーコースから石狩岳の稜線歩き

  2012.11.29

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  2012年9月の山・・・定山渓　夕日岳

  9月28日晴れ　12：13　スタート国道230号線沿いを行き定山渓温泉のど真ん中で左に定山渓神社がある。大きな鳥居、狛犬さんに挨拶して神社から左側の樹林に入って行くようにと標識も完備。森林浴バージョンの径が続き小さな砂防ダムや小沢。白樺の林を大きくヘアピンカーブする時はウットリ・・・(↑)12：37　枯れ木にキノコがビッシリ！しっとりとした樹林帯は途中にコバノイチヤクソウが咲いていたから感激。多分、お花の時期にはドッサリ咲くであろう斜面には葉が密生していた。自分的には葉を見つけて置くのが何処の山に行ってもポイントとなっている。遅れた秋は今頃キノコがワンサカと発生して5.6種類は撮影した。全くキノコの知識を持ち合わせていないワタクシには此の美味しそうな枯れ木が気になって仕方が無い。食せるならばたらふくあったのに残念。今後の課題となった場面です。で・・・ＰＣに「きのこフォルダ」が増えました。(↑)12：46　展望の良い見晴らし台から定山渓温泉街赤い秋色の葉っぱが少しあるだけ。正面には定山渓天狗岳の山頂が見えている。すぐお隣が烏帽子岳なのでチセヌプリみたいな台形で見えていた。立ち寄った見晴らし台から更に樹林帯を登って行く。少し薄暗くなり鹿の糞がコロコロ落ちていた。(↑)13：06　夕日岳の山頂は展望が無く9月末と思えない程、青々している。ツルリンドウが多い尾根の先にベンチが見えると山頂。・・ですが此の鬱蒼とした感じは寛ぐと言うより森林浴の表現がピッタリ。どなた様が秋の森林浴で忘れたのか手袋がありました。帰路はキンセイランらしき葉とキツネノチャブクロを見つけた。朝日岳や小天狗岳を木々の間から眺めながら戻る。　(↑)13：50　下山テンニンソウが咲いて里芋科のマムシグサが赤黒い実を盛り上げていた。不明の花が咲いていたから未だ気持が落ち着かずに居る。早くスッキリさせたい。キノコの宝庫だった夕日岳は小粒ながらも沢山宿題を与えてくれた事に感謝。　　　翌日9月29日はニセイカウシュッペ山で9月の山がオシマイ。

  2012.11.29

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  2012年9月の山・・・ニセコ　ニトヌプリから五色温泉へ

  9月26日曇り　午後1：37　スタート　ニトヌプリから五色温泉に下ります。ガスで全く何も見えない「ニセコパノラマライン」。チセヌプリ登山口がある駐車場から道路を挟んだ斜めお向かいのニトヌプリ登山口に入る。入り口には小さな看板が低く素朴に立っている。いきなり急な岩礫の登山道を登り出すがすぐにトラバース気味の心地良い径になる。下界は真っ白で見上げると時折りダケカンバが灰色の空に映える。　(↑)14：00　秋のマイズルソウは宝石箱　実は丸でルビーやオパールの様に綺麗。オオカメノキに真っ赤な実、ツルリンドウの薄紫色の花、黄色いアキノキリンソウの花。ツクバネソウは実が落ちて葉っぱだけ。それにしてもキノコが多い。茶色いミニやらパンみたいなキノコ、白いキノコにお餅みたいなキノコまで6種類あった。こんな日は足元だけが楽しみです。　(↑)14：15　ニトヌプリの山頂笹薮の刈り分け道になって来たらもう山頂で直下の大岩から下界を見下ろす。風が少し吹いて寒いから長居は無用。進行方向は五色温泉なので反対側に向かって下るコースを辿る。(↑)14：23　？進行方向にトンネルが。霧で辺りの様子が解らないがドンドン下って行く。進む方向にピークがあるらしく樹林が作ったトンネルが大きな穴となってポッカリ浮かぶ。一旦、コルになり登り返すとあの樹林のトンネル。過ぎると明るくなった。(↑)14：32　霧が晴れてやっと楽しくなってきた。アキノキリンソウが貴重なアクセント。真っ白なイワハゼが一輪咲いて。コイワオヌプリを見ながら再び下って行くと今度はヤマハハコが沢山咲いていた。霧の中から小出しの景観がイワオヌプリを立派に見せている。　(↑)14：38　湿原が現れたコイワオヌプリとニトヌプリのコルは唯一、湿原のようなお花畑。イソツツジが一面に咲くであろう群落では登山道脇にエゾオヤマノリンドウが咲いていた。それにしてもイソツツジの密生が遠くの岩頭まで続いて凄い。湿原の終わりで沢形を交わし間も無く大沼との分岐に着くと火山灰が固まった地面に。(↑)14：54　イワオヌプリの裾に辿り着いた徐々に山影が現れすっかり霧が晴れて展望が良くなったが誰も歩いていない。ゆっくり歩いてもニセコはあっと言う間に終ってしまうから味わいつつ・・・砂礫の急斜面をよじ登ったら樹林を越えて五色温泉への分岐となる。(↑)15：09　五色温泉が見えて終了～長い階段を下るとイワオヌプリの登山口に到着した。プチな山旅もあっけなかったがこんな時もいいナ・・・と思いながら車に戻る。誰も居ないと思ったのに隣では若いペアがイワオヌプリのピストン終えコッヘルで調理中。風が強かった・・と話していた。　次回は翌々日の28日　定山渓の夕日岳でまたもやキノコを愛でる。

  2012.11.27

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  2012年9月の山・・・大雪山系　旭岳から当麻乗越経由で愛山渓に縦走

  9月20日曇り　7：39　スタートはギリギリ飛び乗った貸切のゴンドラから始まる。旭岳のロープウェイ駅を降りたら何も見えないガスの中を裾合平に向かう。改札口で駅周辺の風予報が10メートルと書かれた看板を眺めても静かな秋を堪能したくて歩き出した。(↑)7：38　間も無く夫婦池のすり鉢池を過ぎ鏡池では波打つ侘び寂びの風情。当然、目前に聳える旭岳は全く見えないし観光客も殆ど居ない。裾合分岐に着く頃、霧雨も上がり露が残る。いつもならベンチで休憩する人が大勢居る「裾合分岐」も人っ子一人おらず。分岐を直進して当麻分岐に向かう本日の山旅。右折では裾合平から中岳温泉経由で稜線に出るコースが続く。追い着いた団体さんは道を譲ってくれながらそちらへ向かうと言っていた。ピウケナイ川に向かって生憎の天候の中、歩いて行く。前夜は雨だったので泥んこ道に誰かがズリ～ッと思いっきりコケた跡があった。シラタマノキが見事だった。キバナシャクナゲとニシキツガザクラが一輪、また一輪。(↑)8：59　ピウケナイ川の近くで振り返り今年の遅れた紅葉を眺める。手前の湿原木道で向こうからソロ男性がやって来た。しばしの歓談・・・ピウケナイ川の徒渉は膝までの深さで無理だと言う。それでも「行きましょう」と誘う私に今度は悪天候を理由に断られた。お別れした彼の背中を見送るとザックカバーが泥んこだった・・・(↑)9：05　ピウケナイ川の徒渉をクリアして振り返る。徒渉点の少し上流に滝があるから轟音が凄い。水量は弱冠多し。此処からトラバース気味に当麻分岐に向かうと標高が上がる。(↑)9：24　当麻分岐を過ぎて眼下に地塘が現れ素晴らしい景観が広がる。見上げる当麻岳への急な斜面に取り付く。ハイマツの被る此のコースは心配した通りびしょ濡れになる。見越して本日は防水効果の高いhardwear製のパンツをチョイスしたら完・・璧！安いのにレインウエア並みの水の弾きに感動した。此の夏は大活躍。(↑)9：52　当麻乗越から向かう安足間岳がほんの一瞬だけ見えた。なるべく登りに使いたくない当麻岳は岩礫が続くので黙々と手足を駆使する。つい、此の間まで熱中症対策に苦心していたのに今日は風が冷たい。季節の移ろいを肌で感じながら寒さ対策もして来た。(↑)10：15　やっと稜線に乗っかり当麻岳。トラバースする登山道には地主さんの糞がドッサリ。此処まで上がって来るらしい。下からはさっき渉ったピウケナイ川の沢音がゴーゴー聴こえる。当麻乗越は当麻岳からピケウケナイの源頭過ぎても安足間岳まで並行してる稜線です。2000メートルの標高が続く稜線は大雪山系でも此処だけ。風が付いた時の対策は必須。(↑)10：24　ガスの中に当麻岳の岩を振り返る進行方向には幻想的な紅葉が何処までも続いて霧の中に溶けて行く。やっぱり一番いい・・・・・・・イワギキョウが一輪咲いていた。　　　・・・・お花の時期もいいけど紅葉が堪らない。(↑)10：34　ミネヤナギの黄色が鮮やか　チングルマのオレンジ色、ウラシマツツジの赤。うらうら～と浦島花子さんになって天国バージョンのガス日和を風に吹かれて歩く。(↑)10：58　構造土の紅葉も面白い寒くて耳掛けとアウターを着込んでから晴れ間を待つ決心した。大きめの岩に乗っかって灰色の空をしばし仰いでいたが雲の切れ間も無い。ふと足元にイワウメが咲いて居た。紅白で1輪ずつだったのでそっと並べて眺めた。(↑)11：23　安足間分岐から永山岳に向かう方向を見る展望が良くならないから諦めて歩き出したらガスで標識を見落とし安足間岳を通り過ぎてしまった。そのまま安足間分岐に到着したから休憩のランチタイム。分岐を直進したら比布岳から北鎮岳へのコース。ランチの後は左折して永山岳に向かい愛山渓温泉へと下山する。(↑)11：39　永山岳からいよいよ下山で振り返る安足間の分岐から此処までの途中、永山岳と気付かずに降りてしまった錯覚になる。ガスの濃さが成せる勘違いだったが本物の永山岳を降り出したら寒さが気にならなくなった。(↑)11：56　当麻乗越の歩いた稜線が一瞬、現れた！ガスの日の山歩きは感動的でいい。永山岳からの下山も紅葉が続き夢心地。コケモモの真っ赤な実。大きな岩に立ち寄って眼下の景観を眺めたり・・・まだ花子さんのまま歩き続けている。(↑)12：10　眼下の地塘が近付きハイマツ帯が終ると紅葉とお別れ名残惜しく沼の平の傍に延々と続く獣道を見下ろす。双眼鏡で覗くと沼の平コースに散策の人が見える。永山岳の悪路をゆっくり下山して愛山渓温泉へと続く樹林帯に吸い込まれる。イズミの沢に沿って村雨の滝、昇天の滝を眺め色んなキノコの顔も楽しませてくれた。何処の山でも目にするツルリンドウの赤紫色の実も・・・。14：13下山　コヨウラクツツジの真っ赤な実を眺めたらもう愛山渓温泉だった。　　　　　　　　靴洗い場でステッキも綺麗にして山を振り返るがガスの中。　　　　　　　　　旭岳から縦走の団体さんをお迎えのバスが一台。　　　　　　　　　　出会わなかったかと訊ねられたが沼コースらしい。　　　　　　　　　　　スタートは同じでも私は尾根歩き。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　団体さんだけは日程通りに歩くので2パーティに出会った。　　　　　　　　　　秋は当麻乗越の稜線が大好きです。　　　　　　　　　どなた様にも出会わなかった山中でした。　　　　　　　　そんな静かで幻想的な画像を見ると釘付けになる美しさ。　　　　　　　　　　　　　　　次回は9月26日　ニセコでニトヌプリから五色温泉に。

  2012.11.25

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  2012年9月の山・・・ニセコ　神仙沼巡り

  9月17日晴れ　7：39　スタートニセコにて爽やかな朝のひと時。いつもの広いパーキングには車も他に１台だけで夏の観光シーズンとは大違いの静けさ。所用で来たから何と無く時間を潰して居た。いい空気を満喫していたら山ガールらしき雰囲気の女性が2名で山支度を始めた。その車からキッズが続々・・・1名がこちらに駆け寄って来て山に行くかどうか訊ねたが答えはノー。母子のパーティは総勢5名で活気がある。つい、私も身支度して神仙沼まで行く事にした。彼女達に勇気を貰って出発しますと挨拶してからお先に歩き出した。　(↑)8：00　神仙沼に到着したが全く人の気配がしない。　　　　　　　　・・・それは静かな佇まい。水面から出ているのはミツガシワの葉。(↑)8：06　木道を歩いて浮島を眺める。　　　　　　　　前回、ヘビが泳いでいたけど秋は見当たる筈も無い。(↑)8：07　草紅葉が美しいので秋の地塘もいい。　　　　　　　　遠くにキッズの声が響くが近付きそうで遠くなって行く。(↑)8：16　長沼への分岐を直進したら朝御飯の最中だったキッズパーティ。　　　　　　　　チセヌプリまで行くとの事だった。　　　　　　　　　　若い人達やキッズに出会う事が多くなった登山日和。　　　　　　　　　　自然の良さがこうして見直され優しい気持ちが育まれるのは喜ばしい限りです。　　　　　ドンドン登って大きくな～れ！　また何処で会いたい・・・　　　　　微笑ましいパーティに出会えた初秋のニセコでした。　　　　　夏は涼しく過ごせるから出掛ける装いが登山姿。　　　　　トランクルームにはザック諸々が2種類完備でいつでも何処でも登山日和。　　　　　　　　　　　　　次回は9月20日　旭岳から当麻乗越経由で愛山渓に縦走。

  2012.11.24

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  2012年9月の山・・・東大雪　ニペソツ山

  9月8日晴れ　6：25　早目のスタート　　紅葉が遅れまだまだ暑い夏日でした十勝三股から音更川に沿った林道に入り十六の沢コースに向かう。登山口の近くには駐車出来ない車が溢れ林道は車で埋まっていた。そそくさと身支度済ませ並んだ車を見ながら歩くと準備中のソロ男性が居た。しばし歓談して｢後でお会いしましょう・・」とお先に出発。登山道は杉沢出合いの丸太橋を渡って長い尾根を歩く。左が十六の沢、右が杉沢の奏でる沢の音も尾根に吸い込まれると消える。トド松、エゾ松だけの単調な中を汗を拭きながらひたすら登る。(↑)7：38　背後には通称オッパイ山右、西クマネシリ山と左のピリベツ岳。手前は南クマネシリ山で総称クマネシリ山塊。更に手前中央の平たい軍艦山・・此の景観が現れると登るだけの樹林帯がやっと終了。(↑)7：47　小天狗岳の南面を巻く危険な岩場を過ぎたら小さなテン場で天狗のコル。前方には前天狗が見え出し楽しくなって来た。辺りは紅葉時期が美しいであろう混交林。此のテン場でオプタテシケ山で出会ったオプタテさんに遭遇した！しかも同じパターン。登りで彼が先行し私がしばし付いて歩く。エゾオヤマノリンドウが咲き、やがてダケカンバのトンネルをくぐり、彼の後ろ姿を見ながら進む。(↑)8：07　トンネルはハイマツ帯に変わりいきなり素晴らしい展開石狩岳、奥に表大雪で真ん中に忠別岳がツン！と直角。やっぱり何度来てもニペはいい～・・・そう感じる場面。この先からは岩の多いコースで休憩中の歓声も聞こえるしナキウサギの鳴き声も絶え間無い。そしてオプタテさんに先行した。(↑)8：37　天狗平を過ぎてコルに下る。前天狗の西側を巻いて岩場のコースを辿ると此処に以前は無かったトイレブースが立つ。次は天狗岳を目指し更に下ってニペソツ山への登りとなる。(↑)8：56　天狗岳の西側を巻いて行くとウラシマツツジが真っ赤。此の辺りから下山のパーティに会い出す。進行方向には点々と登山者が見えている。正面にはニペソツ山がすごんでいる・・あの登りが一番キツイ。(↑)　9：29　ニペの山頂を見上げる北側に巻いてから山頂に向かう。此の斜度は何度来てもニペらしい。此処でも下る人と登る人が行き交う賑やかさでニペに来た実感が薄らぎ足どりも弱冠軽い。(↑)9：45　ニペソツ山の山頂に着いた！針の様に立った山頂の人の一部になり３６０度を見渡す。標識の奥が石狩連峰で阿寒の方まで良く見える。(↑)9：48　山頂からお隣のウペペサンケ山、丸山を眺める。夕張岳、芦別岳もクッキリ。以前、咲いていたエゾルリソウは葉も見当たらない。ロープも張られている。相変わらず狭い山頂に続々・・人が上がって来る。(↑)9：48　十勝連峰の下ホロカメットク山からオプタテシケ山まで全山並んでいる。手前がトムラウシ山でさすがに大きい。日高山脈を眺めながらソロの山ボーイが明日は剣山か十勝幌尻岳かで迷っていた。景観重視なら勝幌でコースのバラエティなら剣山・・と答えてみたが果たしてどっちに行ったかﾅ？(↑)10：32　小１時間も休憩したから石狩岳を見ながら下山にする。左は表大雪遅れて到着したオプタテさんをハイタッチで迎えたら仲間の気分になれた。8月15日にオプタテの山頂からニペソツ山を眺めながら次はあそこに行きたいね・・と二人で語ったのでした。奇遇っちゃあ～奇遇だけど意見は一致していた。彼は道外の山歩きをしていた筈。此の冬からは雪山もトライしよう誘ったのでしたが又、会えそうな予感がしました。(↑)10：35　山頂を振り返る此の辺りで登って来たソロ男性に挨拶される。あっ・・・登山口で歓談した方でした。｢僕なんて・・・ソコで足が吊りそうになっちゃった。」確かに吊りそうになる程辛かった斜面も天狗岳に向かってあっと言う間に降りてしまう下山でした。(↑)11：40　ニペソツ山が最も美しい天狗平からの姿を目に焼き付ける。少し岩の上を飛んで歩きコースを外れた散策で登りとは違った景観を眺めて楽しむ。相変わらずナキウサギの鳴き声が耳に心地良い。咲いていたのはイワギキョウ、背の低いシオガマ、コケモモの赤い実。クロマメノキの黒い実がビッシリ付いた絨毯があった。(↑)11：50　いつまでも名残惜しむパーティに声を掛けた。「帰らないんですか？」「アンタもユックリして行け・・」そんな返答でしたが解る気がする。(↑)12：10　少しズ～ムして右端から忠別岳、五色岳、真ん中に平らな化雲岳。此処から眺めるのはチャンスが少ない分、貴重な景観です。　(↑)12：10　見納めの稜線からは石狩連峰のＪＰのニペの耳、川上岳、石狩岳、音更山・・　そして遠くに旭岳、後ろ旭岳、白雲岳・・此処で岩場も無くなりナキウサギともお別れ。(↑)12：45　前天狗岳を振り返ると天狗のコル廃道になった岩間温泉への分岐があった辺りかと思う。ま新しい道標が立っていた処。倒木に乗って眺めた景観に道は無く完全に埋もれたようでした。(↑)13：43　下山。杉沢を写す　靴もステッキも十六の沢で洗う。ノンビリとナキウサギを眺めては撮影したりと道草ばかりの山旅も終了。次はいつかあるだろうか・・静かな山歩きが多いけど人との出会いが多いのもいい。そんなニペソツ山でした。帰路の林道で石狩岳シュナイダーコースとの分岐でいつかチャンスがあればいいな・・と首を伸ばし眺めて通過したのですが10月に祈願達成。今回の画像は200枚を越えてしまい楽しかった目安が計れます。　次回は9月17日のニセコで神仙沼巡り

  2012.11.23

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  2012年9月の山・・・大雪山系　原始ヶ原湿原

  9月2日晴れ　10：30スタート　原始ヶ原湿原を散策して戻ります。暑い中、布礼別林道の突き当たりにある小さな鳥居の横から登山口に・・いつ来ても凸凹の駐車場は閑散として静かな山歩きが保障される。「林間コース」は原始ヶ原の入り口まで1時間半。「滝コース」は所要時間がその倍掛かるけど現在は通行止め。　・・・蝉の声を聴きながら歩き始めは広い林道が続く。(↑)10：34　歩き出して間も無く地主さんの糞が道のど真ん中に。まん丸で芸術的だから思わずジックリと観察してしまった。直径は6.7センチメートルでキチンとした積み団子。先の方では大きな足跡があったので同じ地主さんだろう。(↑)10：54　エゾミソガワソウ見慣れたエゾミソガワソウより淡い色合いなので別物かと思った。背丈が低過ぎるのでミソガワソウかな？沢に向かって降りる笹薮の刈り分け道にピンクの目印テープがあった。沢下りに興じている声が山あいにコダマした箇所を過ぎたらひっそりと登山道脇に花が咲く。他に鮮やかなピンク色のネジバナも咲いていた。　(↑)11：20　広原の滝しっとりと和の雰囲気が漂う布部川に沿って歩いて来たら丸太を組んだ橋を渡る。その橋から眺める風情が暑さを忘れさせて水の涼しい音だけが響く。間も無く原始ヶ原の入り口・・・(↑)11：30　正面は富良野岳で此処から原始ヶ原を抜けて行く縦走路がある。山の真ん中に大きく広がるガレの斜面がコースとなる。しかも、かなりの急斜面で下山で辿った事がある。石に足を取られ転んだ拍子に携帯電話を飛ばした経験者なのです。何度も樹林と湿原を交互に越えてシ～ンと静まった原始の山。鹿や地主さんの足跡が湿原の中にいくつもいくつも・・・獣臭も凄かったし此の分岐に着いた時はホッとした一人歩きでした。そんなコースを辿って今、下山して来たパーティが居ました。(↑)11：36　あれ程の人数なら心細さは無かろうﾅ・・彼らに挨拶しながら横をすり抜けて湿原の奥に向かった。富良野岳と反対方向に歩くと正面には夏道の無いトウヤウスベ山が目立つ。(↑)11：40　地塘に映るエゾ松が美しい。右は富良野岳、左は前富良野岳。ずぶッと靴が沈む湿原の足元にはビッシリと食虫植物のモウセンゴケが生えていた。ウメバチソウとワレモコウが僅かに。滝コースの分岐まで行って小休止。途中で出会ったご夫婦が「昇竜の滝」で1時間休んで来た・・と言っていたから此処をピストンしたらしい。そんな事を想像しながらいい空気を吸ったので戻る。(↑)12：21　フキユキノシタ帰路の丸太橋の手前で沢に入り愛でる。沢山、咲いていたがユキノシタ科の植物なので葉も愛くるしい。(↑)12：26　今度は足跡多分、道が泥んこで無ければ知らずに済んだ地主の大きな足跡。ヤマハハコが道の両脇に咲いていた。　「天使の泉」で湧き水を口に含み冷たくて美味しかった事・・・　　　青い空にうんざりする暑い日。　　　　　12：45下山　ほんのひと時でしたが癒されました。　　　　　此の後の山行きは8日のニペソツ山。

  2012.11.21

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  2012年8月の山・・・十勝連峰　十勝岳から美瑛岳に縦走

  8月31日晴れ　7：09　望岳台からスタート　十勝岳から美瑛岳に一巡りの縦走です。何度も此のコースは歩いていますが今回はいつもの逆廻りをチョイスしたので楽しみ。好天に恵まれた今夏は熱中症対策も欠かせない事を年齢が教えてくれました。・・と言う訳で涼しい内に稜線に乗っからないとバテるからいつもより早めに歩き出す。(↑)8：00　十勝岳避難小屋を過ぎてマイ・シルエットと足元にはエゾオヤマノリンドウ。定番では小屋の手前にある雲の平分岐から美瑛岳に向かい帰路で十勝岳に寄っていた。さて・・・まっすぐ十勝岳目指し山頂を下って平ヶ岳、鋸岳、そして美瑛岳へと向かう。　　今日もいい天気。(↑)8：47　昭和噴火口傍の稜線に出た。真ん中には美瑛岳がスッキリ見える。汗して登ったものの此処からは風が冷たくて喉の渇きも感じない。前十勝岳方向からの噴煙が進む登山道にたなびいて真っ白に見える。鼻水が止まらなくなったらどうしよう・・・・旭岳ではいつも苦労する鼻かみ作業。　(↑)9：35　十勝岳の山頂に着いた入れ替わりに美瑛岳方面に２パーティが向かって行った。　一層、風が冷たいのでアウターをベストから長袖にする。もう、美瑛岳をピストンして来たソロ山ボーイが時間を持て余していたので隣の上ホロカメットク山を紹介したら早速のお出掛け。(↑)9：45　山頂から上ホロカメットク山。そして先日辿った三峰山、富良野岳への稜線。夕張山地、日高山脈・・・秋の空が高くて遠望が利く。最近、羆が居座っていると騒ぎが持ち上がっている上ホロの避難小屋が下にある。双眼鏡で覗いて見たが姿は確認出来なかった。9：50ついノンビリしてしまったが次の平ヶ岳に向かって先ずは下山。新得コースらしき分岐があったが以前より解りずらい。一度は辿ってみたいが・・・(↑)9：57　十勝岳を降り切って平ヶ岳を歩く。昔、ガスが掛かって真っ白な中、歩いた事があった。こんなに道標が無かった頃だったから一瞬の切れ間が出るのを待ち遠くに細い棒の目印を見つけて切り抜けた苦い経験があります。画像中央の鋸岳はギザギザとまさしくノコギリの歯が横たわっている。此の山頂はトラバースして右に大きく下り美瑛岳とのコルに取り付く。鋸岳の奥が美瑛岳で大きく迫力満点。(↑)10：20　振り返ると遠くに十勝岳、手前はトラバースした鋸岳。その間に名前の通り平らな平ヶ岳。標高は十勝岳の2077メートルから1800メートルまで落ちて今、美瑛岳への登りになった。一面の構造土が織り成す此の景観は草紅葉の時期も素晴らしい。此処までは月に降り立ったような景観だから何度歩いても飽きない。　(↑)10：49　端正な三角は下ホロカメットク山、横が境山、十勝岳は右奥に画像が切れている。カザグルマになったチングルマが季節感を醸し出し見とれた。東大雪山系の景観もずっと付いて来て、巻く度に360度がお得な景観。途中、ソロ男性とご夫婦の2パーティに追い着いたがまだ先には2名パーティが見えている。意外と人気コースなのもうなずける。(↑)11：30　美瑛岳の山頂景観、標高は2052メートル。手前の平らな山頂は美瑛富士で裏側のコルに美瑛富士避難小屋がある。そして今月15日に辿った石垣山、ベベツ岳、オプタテシケ山と繫がっている。更に縦走路が続き画像の右端に毎年トライするトムラウシ山が二つこぶ状に見えている。普段はクラウン形なので見る方角でこんなに変わるのも面白い。今年はチャンス無し。左奥が旭岳、後旭、白雲岳・・・間に今年最大の日帰りコースだった忠別岳や化雲岳。近くには扇沼山へ続く三川台。(↑)11：31　ノンビリとランチタイムで辿った稜線と十勝岳を眺める。先に歩いていた2名パーティは男性だったがかなりお疲れのようだ。美瑛富士のコルから来た女性3名パーティも到着した。しばし山頂から圧巻のポンピ沢源頭を見下ろし2名の男性パーティと一緒に下山した。(↑)12：33　分岐で美瑛岳を見上げる。お花の時期は素晴らしい行程です。もう2名パーティとは差が開いて画像でも見つからない。此の後、ハイマツ帯を過ぎて急斜面を下ったらポンピ沢の徒渉点。其処では男子高校生が遠足らしく丁度、ランチタイムで賑やかだった。函状の深い沢形を過ぎたら楽しいトラバースが延々・・・(↑)13：18　再び雲の平でエゾオヤマノリンドウに出迎えられ避難小屋を見上げて望岳台へと下る。十勝岳の噴煙も相変わらずたなびいて7時間の山旅も楽しく終了した。咲いていたのはイワギキョウ、アキノキリンソウ。鼻水も十勝岳の噴煙に反応しないのが嬉しい。前回は見かけたギンザンマシコやノゴマに会えなかった。14：12下山　ノンビリと休憩したし画像も200枚でスライドショーモードに写した。コレにて8月の山行きが最後となり結果的には夏山最大のチャンス多い月間賞。9月は翌々日の原始ヶ原湿原の散策から始まりニペソツ山、旭岳から愛山渓に縦走、ニセコのニトヌプリ、ニセイカウシュッペ山・・・何故か「ニ」から始まる山行きが多かった。

  2012.11.20

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  2012年8月の山・・・音江連山　沖里河山から鳩の湯へプチ縦走

  8月29日　晴れ　13：14スタート　深川で高速を降り芦別方面への山道を走るとその名も爽快な「イルムケップスカイライン」の案内板が目立ちそこが入り口となる。スカイラインはまるで林道の様な細い砂利道ですが確実に高度は上がる。だだっ広い駐車場に到着すると大きな看板がありホッとする。が・・・看板には標高と民話について書かれているものの音江連山のコースに全く触れておらずガッカリ。すでに午後だけど時間が半端に残っていたから前知識も無く思いつきだけの登山だったのです。　・・・挙句、意味深な印象が残る結果となりました。(↑)13：17　数分で沖里河山の山頂が！車から降りたら小さな祠があり、その横から階段をちょっと登ったらアッサリ沖里河山の景観が現れ驚いた。此処から反対側の縦走路？を下るのが登山の始まりで道端には色んなキノコが次々・・・登山道は広く笹刈りされて歩きやすいが人の歩いた感じが無い。(↑)13：40　無名山という名の山頂此処でいきなり「豊泉まで3.7キロメートル」の標識が現れる。何処だろう？途中、左手に笹被りのトンネルがあったので竹の子採りの道かと思ったがイルムケップへの登山道だと後から判明して驚く。此処からピストンせずに「豊泉」に下山する事にした。とにかく登り返しが多い。(↑)13：59　こんなキノコもあり驚きの多い山だこと・・。笹刈り道がが時々登山道脇のオンコの樹を一周してる。つい足が誘われそうになり苦笑した。多分、地主さんのであろう糞が点々と登山道に等間隔で落ちていた。(↑)14：05　此処でいきなり「鳩の湯２．３キロメートル」の標識に戸惑う・・・？「豊泉」は何処に行ったのだろう？道が直進方向と「鳩の湯」方向に分かれるが直進方向の案内標識は無く何処に続くのか？道中、何箇所も道標が立っていたがいずれも「音江連山登山コース」とだけ書かれ一切案内が無かった。(↑)14：07　音江山を見る多分、直進方向の山が音江山だろうと思い、豊泉はその先かも。直進してみた。時間を見る。音江山からピストン状態になると約束の時間に遅くなるから熟慮の末、中止にした。再び先程の分岐で標識と相談するも「鳩の湯」以外にチョイスは無かった。日々、大雪山系を歩いていたら「何々の湯」は自然の中に湧出した無人の温泉が多いから行き止まりかも・・「豊泉」が消えて不安が一杯。(↑)14：43　キノコファミリー鳩の湯へは分岐から急斜面を下って行く。そして・・・すぐに此処が本来のコースである事が道の状態で判明しホッと胸をなでおろして下山する。とても気持の良い樹林帯で沢山の人が利用しているらしく道は登山靴の跡が見受けられる。途中では反対側コースから入山した私に又もや新しい「剣山」や「鳩の湯温泉」に変化した標識が現れ驚かされるのでした。15：02　どなた様にも出会わず無事に「鳩の湯」に下山したら何も無い草茫々の山道。ですが此処には登山コース案内の看板があり、今更のようにむさぼり読む。鳩の湯温泉は随分と昔に廃業した温泉の事でした。山中の看板は新しかったのでひと風呂浴びる楽しみが残っているように感じられある意味、励みになっていました。今回は予備知識無しの山行きを大いに反省。もう、深川の「道の駅」から此の山並みを憂い無く眺める事が出来そうで満足・・・竹の子の時期には賑わいそうな音江連山でした。翌々日の8月31日は十勝岳から美瑛岳を縦走。

  2012.11.18

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  2012年8月の山・・・十勝連峰　富良野岳から上富良野岳にプチ縦走

  8月28日晴れ　10：28　猛暑の中、スタートした。満車の十勝岳温泉からだったが時間的にカンカン照りの中。タカネトンボが咲いていないかﾅ・・・そんな想いをいだきながらセッセと富良野岳を目指すと色んなパーティに出会い賑やか。(↑)11：38　富良野岳へのトラバースコースが映える。樹林帯の歩きはムンムンして汗がしたたる。それにしても人が多い。帰路は稜線歩いて三峰山を経由し上富良野岳分岐からＤ尾根を辿って下山する。多分、少しは涼しいだろう。咲いていたのはダイセツトリカブトが少し。(↑)12：29　富良野岳の山頂直下から見上げる。此処まで歩いても目的のタカネトンボが見当たらないので今年は諦める。ついでに山頂も諦めてしまった。しょっちゅうあの山頂には来てるし・・・左側の足元に花後のお花畑と遠くの眼下に原始ヶ原が広がる景観に別れを告げて踵を返した。イワギキョウが咲いていただけ。(↑)12：36　富良野岳分岐に戻り此処からは反対側の三峰山へと稜線歩きのコースを見る。さっき通過した時、休憩中だった壮年のソロ男性。富良野岳をピストンなので時間が余ったと言うので私の辿るコースを勧めた。彼の背中がすでに最初のピークを登り詰めて向こう側に姿を消す頃だった。十勝岳の山頂に雲が掛かっている。(↑)13：21　右奥で端正な三角形の山は下ホロカメットク山手前の山並は境山でいずれもこれから歩く稜線から離れている。立ち寄る事も無いし夏道も無く冬山オンリー。(↑)13：32　三峰山の山頂まではその名の通り3つのピークを越えてきた。ナキウサギの居るピーク、ツガザクラが1輪咲いたピーク、クロマメノキの黒い実、地主さんの落とした糞・・・そんな景観も暑くてスポーツドリンクを計算しながら飲みトマトで疲れを癒しながらの歩きでした。富良野盆地の向こうは夕張山地だが画像は曇っている。上富良野岳まではまだピークが残っているので此処で腰を下ろして休憩。(↑)14：02　三峰山から下って歩いた稜線を振り返ると一番奥に富良野岳。このコルから再び登って上富良野岳へと最後のキツイピークが待ち構えてる。更にその次は緩い登りだったが暑さが堪えた。(↑)14：15　やっと上富良野岳の山頂に着いた。目前の直角は上ホロカメットク山でその向こうに晴れた十勝岳。ヤレヤレ暑かった。あれほど富良野岳の辺りで沢山のパーティが居たのにもう見渡す限り人影無し。あとはＤ尾根を安政火口の荒々しい景観を見下ろしながらの下山です。(↑)14：40　さっきの上富良野岳山頂を振り返る。遥か下の方で下山中の熊鈴が小さく聞こえたり消えたり・・・安政火口に着いたらあのソロ男性に追い着いた。コースが気に入ったらしくご機嫌で報告を受けたがバテていたから頭をコックリが素通り。大変、申し訳無かったが会話の気力無し。とにかく早く下山して腰を降ろしたい。沢山のパーティに追い着き出した。ジャラン・ジャンジャラ・・・熊鈴の大合唱。15：30　凌雲岳の駐車場に下山。休憩していたガイジンさんとしばしニホンゴで山の情報交換。翌日、懲りずにまた山に入り沖里河山から音江連山を歩く。でも熱中症対策で早めに入山しようと思い始める。

  2012.11.16

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  2012年8月の山・・・大雪山系　赤岳から黒岳に縦走

  8月24日晴れ　8：21スタート　ヒュッテが無くなって久しい銀泉台から今年は初めてチョイスした山歩き。時間も半端ながら登山者の姿も見当たらない中、ウッディな造りのトイレ横からショートカットして林道に合流します。まず赤岳目指し白雲分岐から北海岳を経由して黒岳まで縦走・・下山。正規の登山口からは紅葉時期に賑わう第一公園を右に眺めながらトラバース。(↑)8：47　第一公園はいつもお花が咲いて気持良い。振り返ると東大雪の山々。ハクサンボウフウ、ナガバキタアザミ、エゾヒメクワガタ、タカネトウウチソウ、ハイオトギリ、コガネイチゴは赤い実を付けていた。此処を登り切った休憩箇所で男性のパーティが一休みしていた。(↑)9：23　コマクサ平をコマクサ眺めて過ぎたらウラシマツツジの紅葉が広がる。コバノイチヤクソウ、ミヤマキンポウゲ、エゾコザクラ、ツガザクラ、アオノツガザクラ、チシマクモマグサ、ヨツバシオガマ・・・植生がドンドン変わって楽しい。(↑)9：34　タカネトウチソウがナガバキタアザミ、アキノキリンソウと混色のお花畑が延々広がり癒される。　東岳を近くに見ながら最後のひとふんばりで前方に女性の4人パーティが見えたが追い越した時は2名ずつと判明。エゾウメバチソウとショウジョウバカマの葉がひっそり木陰に。遠景はニセイカウシュッペ山から平山、屏風岳・・・(↑)10：07　静かな赤岳の山頂を越してから次に目指す中央奥の白雲岳を眺める。左のなだらかな稜線歩きになるが風が付いたら最悪でもある。幸い此の日は穏やかなお天気で幸い。(↑)10：36　クモイリンドウ　なだらかな稜線の中程にある小泉岳の分岐過ぎてからの発見！やや霜枯れした感があるものの今年も愛でる事が出来て嬉しい。今回は白雲の避難小屋に降りないから此処で眺める。多分、小屋周りは一面に咲いていたであろう・・と昨年の余韻に浸かる。(↑)10：55　！チシマクモマグサの大株　こんなに大きなブーケは初めて。白雲岳分岐からは小屋と正反対の北海平目指して緩く広い広いコルに向かったら想定外のお花畑が！深い雪渓と流れる雪解け水。　　　　浦島花子になってしまった。(↑)白いカビが広がる景観が展開。あまりに一面なので首を傾げながら近付くと・・・・・・全てがチシマクモマグサの大群落でした。斜面を駆け上がり咲き誇る絨毯を敷き詰めたような壮大なお花畑に立ち尽くし独り占め。北海岳方面から男性3人パーティが来たので感激を共有する。先程の白雲分岐でソロ男性から時間が余った・・と言われ白雲小屋から緑岳経由の赤岳下山を提案してしまった。こんな極楽があると知っていたら教えて上げれば良かったと悔やんだがあとの祭り。(↑)11：03　歩いて来た赤岳方向に烏帽子岳が目立つアキノキリンソウが咲きそれは見事で鮮やか。　右の斜面は白いカビのように見えるがチシマクモマグサの大群落。　　　至る処がこんな風にカビ状態。　(↑)11：11　白雲岳の裾に広がる北海平の始まり。此処で小休止してこれから目指す正面の北海岳を眺める。1時間程で到着の予定で北海岳の向こう側に広がるお鉢平を見るのが楽しみになる。(↑)11：43　北海岳に着き下山しながら次に目指す黒岳を眺める。左から凌雲岳、桂月岳、羆の後ろ姿に見える黒岳・・と並んでいる。手前に低いお鉢平のお続き。北海沢に可憐なアカバナが満開だった。光る苔と対照的で見とれる。ハクサンボウフウ、コケモモの実、ミヤマリンドウ、ヒメタケシマランの実、キノコ・・・(↑)12：46　赤石川が流れて下界にと落ちて行く寸前の景観。アキノキリンソウとハクサンボウフウの広大なお花畑。北海岳の下りからソロ男性が常に前方に歩いています。どうやら外国の方でしたがシャッターチャンスも同じで黒岳の山頂まで同行モード。(↑)13：33　最後の黒岳に到着した。監視小屋の横に張ったロープから身を乗り出して赤石川の流れ落ちる滝を見る。あれが紅葉谷の景観を作っているのかと思うと新たな感慨が湧いた。横には老若男女のファミリィーパーティがランチ。此処をピストンする登山者でいつもの賑わい。(↑)14：01　黒岳の下山でいつもより白に近いトリカブトを発見。前回、沢山撮影したので今回は遠慮気味にしたが足はつい動かなくなりシャッターを押してばかり。(↑)14：48　ロープウェイ駅の傍でエゾオヤマノリンドウを見る。此の白い花は旭岳で自生している品種と違って見える・・・要確認。(↑)14：58　エゾリスが口に何かを運んで食べている。目の前で置いて行かれたロープウェイを一瞬でも恨んだ事を猛反省しながら目を細める。今回の大変貴重なチシマクモマグサの大群落は10年に一度あるかどうかの現象だったそうです。他にエゾリス、クモイリンドウと収穫があり黒岳のリフト券売り場で特製ポストカードを頂いて大満足の花旅でした。次回は十勝連峰の富良野岳から上富良野岳にプチ縦走でした。　

  2012.11.13

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  2012年8月の山・・・ニセコ　五色温泉で

  8月13日雨　所用が終った午後の五色温泉横から散策路を歩く。イワオヌプリの登山口から真新しい階段が真っ直ぐ伸びて霧の中に先が消えている。(↑)最初は霧雨だったから景観がそこそこ良い。(↑)オオヤマサギソウのようです。何箇所にも咲いていたから雨が強くなっても気にならずに花を愛でながらのひと時。他に見つけたのは黒い実を付けたガンコウラン、真珠のオパールみたいな実が付いているのはマイヅルソウ、赤い実のアカモノ、更にハイオトギリ、青い実のツバメオモト、ヤマハハコ、ネジバナの花やヤナギランの可憐な花にも出会う。

  2012.11.11

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  2012年8月の山・・・十勝連峰　オプタテシケ山

  8月15日晴れ　6：18スタート　大雪山系の十勝連峰に属したオプタテシケ山。久々のチャンスですが前々日の愛山渓から黒岳縦走でややペース不良を経験したので筋肉が落ちない内にロングコースを重ねました。以前、此の山に来た時は10パーティ足らずでしたが男性だけだった記憶が有ります。ツワモノ達が登山口奥の駐車場で余りにも逞しく見え後ずさりしての登山だったのに展望のある内に山頂に到着したのは私だけ・・・・あの時以来で10年以上経っている。今回は車の数が凄くて路上に溢れ、女性も多い。涼しい時間帯にキツイ箇所をクリアしようと自分の年齢を考慮する様になった。(↑)7：17　順調なペースで美瑛避難小屋までの中間地点です。以前は記憶に無い標識で登山口から小屋までが6キロメートルあると判明。途中から枯れ沢を歩いているかのように大岩をしばし跨ぐ行程が続く。アカエゾマツやハイマツの天然公園は雰囲気が純和風です。(↑)7：51　目指す山並が見えて来た。右から石だらけでその名も石垣山、真ん中がベベツ岳で手前がベベツ岳の小ピーク、奥がオプタテシケ山の西峰。まだまだ小屋まで1時間は掛かる。この先、和風の水無し川源頭を渉ると徐々に岩積みが多くなり美瑛富士の裾を巻いている事が解ります。同時にお花が多くなり癒されます。アキノキリンソウ、タカネトウウチソウ、エゾウメバチソウ、ヨツバシオガマ、ミヤマホツツジ、時期外れのチングルマ、ミヤマリンドウ。(↑)ミヤマホツツジは1メートル程の樹形特にミヤマホツツジの大群落は見事で未だ此処以上に出会っていない。此のコースはオプタテシケ山に行く以外にも美瑛岳や十勝岳、更にスルーして望岳台へと辿る際、愛でる楽しみは此の花。今年もクルンクルンのお花が満開。(↑)8：40　美瑛富士避難小屋に到着、あと半分弱の行程。通過してから振り返っての撮影エゾウサギギクが満開で一面が黄色い・・・感激する。こんなテン場で一夜を過ごせるパーティがまっこと！羨ましい。此処からは美瑛岳や美瑛富士と反対方向になる石だらけの石垣山を目指します。広いウサギギクのコルをゆったり通過して石の道に入ります。もう・・・楽しい山旅になり浦島花子バージョン。(↑)9：07　石垣山の石の臼　次はベベツ岳の小ピーク目指します進行方向にはベベツ岳小ピーク、ベベツ岳、そしてオプタテシケ山に続く稜線。此処まで来たらやや涼しい風も時折り吹いて楽。下山のパーティに会い出す。とにかく展望が素晴らしい。前、後ろ、右も左も・・・(↑)9：23　ベベツ岳の小ピークから来し方を振り返る左の奥で尖がっているのは下ホロカメットク山、隣が境山だと思う。近くの真ん中で大きいのは美瑛岳、更に手前で山頂がフラットな美瑛富士が立派に見える。通過したばかりの石垣山も尖っている。(↑)9：35　ベベツ岳山頂付近のお花畑キソチドリが一面でビックリ。エゾウサギギクも満開だったらしいがほぼ花柄になっていた。何度も撮影し帰路も足を止め再び接写。何も期待出来ない時期だったにも関わらず収穫が次々と。(↑)9：39　ケルンから一旦、コルに下ります。前方はオプタテシケ山の西峰で一番、辛い行程に突入する処。稜線に上がった石垣山辺りで前を行くソロ男性が居てず～っとペースも同じ。此処に来てやや距離が近付き・・・。(↑)10：11　西峰の肩に乗るとイワギキョウが咲いていた。ガレの歩きにくい急斜面では後ろを振り返っては軌跡を目で辿り満足する。前を歩いていたソロ男性としばし距離を保っていたけどお先を譲られて先行。遂にオプタテシケ山の本峰が姿を現わしこちらを見下ろしている。(↑)10：30　オプタテシケ山の山頂に到着　5.6名の先着が居た。彼らが眺めているのは芦別岳、夕張岳、更に遠くの日高山脈・・・お腹が空くのも久し振り。ランチタイムには先程のソロ男性が到着して盛り上がる。正面に東大雪山系も見えるので彼とニペソツ山も行きたいね・・と話が合う。(↑)山頂の東側からトムラウシコース奥の中央雲が掛かった二つコブがトムラウシ山。左方向は旭岳、白雲岳。コースの手前からコスマヌプリ、スマヌプリ、ツリガネ山。(↑)同じ方角で奥が旭岳でその右は白雲岳。画像中央の稜線は扇沼山と解りずらいが扇沼が見え延長線に三川台そして此処からのコースに合流してトムラウシに至る。扇沼山コースの林道が度々崩壊していたが最近になって途中の大地林道まで車が入る様になった。今年はいずれのコースからもトムラウシ山に行くチャンスが無かったもののこうしてオプタテシケ山から眺めるのもいいモンダ。約1時間も山頂でノンビリしていた。下山の約束が3：30なので早く下山しても足が無い。(↑)シロバナイワギキョウ　他に淡色と濃い色も目を皿の様にして目的の花を探す花の山旅で無かったのに面会。時間が余って居るから道草だらけの下山。テン泊のペアにキソチドリがランの仲間だと教えたら登り直して見に行った。前回の縦走ではいつもの場所で会えなかったホシガラスとの出会いが・・ナキウサギも撮影は間に合わなかったが姿を捉え大満足。尚且つ時間が余ったので避難小屋を過ぎてからのお花畑で花の撮影。ハイオトギリ、エゾツツジ、エゾオヤマリンドウ、花びらに特徴があるミヤマリンドウ。ソロ男性が追い着き休憩して一緒に下山。(↑)14：35　天然公園まで来たトムラウシ山とどっちが楽？そんな会話をソロ男性としながら長い道のりを歩く。15：30予定通り下山するも迎えの車がやや遅れたからソロ男性がお付き合いしてくれた。こうして楽しかった山旅も本日無事に終了～後日、気まぐれに登ったニペソツ山にて彼と遭遇！やはり同じく登りで私が山頂で彼を出迎えると言う全く同じパターンが演出されました。翌々日はニセコで散策24日に赤岳から黒岳に縦走　

  2012.11.09

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  2012年8月の山・・・大雪山系　愛山渓から永山岳経由で黒岳に縦走

  8月12日晴れ　8：21スタート　愛山渓温泉から入山して永山岳を経由で縦走し黒岳に下山の予定です。前日の安政火口は散策モードだったので7月29日の西クマネシリ山以来の登山は足回りが不安。それでも折角のチャンスを逃がさないように短い夏山を堪能しようと樹林帯を淡々と歩き出す。(↑)8：56　イズミの沢に沿って歩くと咲いているのはコモチミミコウモリ、ツルリンドウ、エゾクロクモソウ、エゾミソガワソウ、モミジカラマツ・・・「昇天の滝」「村雨の滝」と続き沢を渡渉したら分岐です。分岐を沢に沿って直進し沼の平へと笹斜面に取り付く一巡コースが人気です。私は左折して永山岳方面に向かいます。いよいよ本格的な登りとなり相変わらず笹被りもある。雨後は道が汚くなるのですが人も居なくて静かな山歩きが出来るから好きなコース。(↑)11：03　イワギキョウに慰められて辛い永山岳の登り。　左端が永山岳沼の平の地塘群が下に見えてハイマツ帯を過ぎたら銀明水のお花畑。他に咲いていたのはエゾゼンティカ、ナガバキタアザミ、タカネトウウチソウ、エゾイワツメクサ・・アソコまで行けば大雪山系の稜線に乗っかるのに立ちはだかる永山岳はいつも此の先で私を見くだしているのです。(↑)11：29　永山岳に到着して振り返る　下に沼の平が展開山頂にはソロ男性のみで一息入れたら安足間分岐目指して出発です。まだまだ標高が上がるのですが奇岩の芸術を眺めながらノンビリ歩く。(↑)いつも大覗谷から湧いてくる大量のトンボに目を細め菩薩の様に見える岩を見下ろす。　　それにしても静か。(↑)12：05　フゥ～安足間分岐に到着。ヒメイワタデの紅葉がひと株、出迎えてくれた。標識の奥でなだらかなのがこれから目指す北鎮岳。・・・が左から大きく巻いて比布岳を経由しないと辿り着かない。北鎮から右に延びる旭岳への稜線、反対側はお鉢平です。奥にある右の山は白雲岳。此の標識から右には当麻乗越で最初のピークが安足間岳。さて標識を左折して比布岳に向かい出すと向こうからソロ女性が来た。多分、永山岳に居た方が連れであろう。(↑)12：24　比布岳に到着、歩いた稜線を振り返る一番、右のピークが永山岳。画像の真ん中が安足間分岐で左に延びているのが当麻乗越。山頂手前には愛別岳への分岐があり吊り尾根から小1時間で着くが雲の中だった。比布岳の到着前に二人パーティが此処を下山して行くの見えた。同じ方向だけど本日は追い着きそうも無い。(↑)12：39　比布岳を下山して振り返る。安足間岳の左に大塚山が三角帽子の様に頭を出している。比布岳からは北大雪のニセイカウシュッペ山に連なるアンギラスがかっこ良く見えるので期待していたのですが雲の中で残念。コルの比布平には雪解けと同時にチングルマやツガザクラのお花畑が展開していた。登山道からかなり外れていたものの美しさは想定外で感動。更に足元には思いがけずリンネソウの小群落を見つけた！何度も何度も歩いているコースなのに気付かなかった事に驚いてしまう。(↑)13：13　鋸岳をトラバースしてもう一度、振り返る比布岳の隣には尖った愛別岳が雲の晴れ間から顔を出した。久しく登っていないが今年もスルー。トラバースコースが鋸岳の裾に線を引いている。メアカンキンバイが咲きクモマユキノシタも。もう、北鎮岳の登りになっているがペースは相変わらずでお花に慰められる。咲いていたのはチシマクモマグサ、エゾイワツメクサのブーケ・・北鎮岳の山頂が近付くと沢山の人が針の様に見え出し、先を行った二人パーティはゆっくりと針の中に混じった。(↑)13：33　北鎮岳に到着してお鉢平を観る　寸前までお花に気を取られて居たが人で賑わった山頂からは歩いたコースがすでに雲の中。お鉢平を見下ろすと北鎮岳の肩には休憩中の人、人、人・・・北鎮岳に到着するまではコンニチハが2回だったのでさすがに銀座コースです。(↑)13：40　北鎮岳の下山はプチ行列それでも雪渓跡にお花が咲いてエゾウサギギクが可愛らしい。山ガールやボーイで溢れる山歩きとなり自然に溶け込む若者達が増えて華やいだ此の頃。(↑)正面が下山する黒岳　左が凌雲岳、右は烏帽子岳此処で私は雪渓がいつまでも残る肩で登山道はしっかり出ていたのにワザワザ残雪を踏む為に外れて歩いた。これにて8月も雪を踏んだぞ！1月からずっ～と踏んでる事になったが暖かかった今年は9月、10月途切れてしまったのでした。黒岳石室までの道は人も多いがお花も多い。ハクサンボウフウ、ツガザクラ各種、エゾコザクラ、ヨツバシオガマ、アキノキリンソウ、イワヒゲ、さすがにチングルマは終ってカザグルマになって居たがギンギン光ってそれなりにキレイ。(↑)14：49　黒岳に到着 石室方向を振り返る。歩いて来た全景とまでは行かないけど向かって右からの稜線が本日のコース。まだまだ人は多くて特に黒岳はロープウェイを使ってピストンする登山客で大賑わい。此処からはお花の標本道なのでロスタイムだらけ。　(↑)上段は淡色のダイセツトリカブト濃いも薄いも美しいトリカブトですが後日、赤岳から下山した時はロープウェイ駅の標本路に別タイプも咲いていた。(↑)下段は淡色のイワギキョウいつも黒岳山頂と石室の間に数株咲いている。オプタテシケ山にて真っ白なイワギキョウを見つけ大感激！次回のアップです。(↑)14：53　マネキ岩をまでお花畑が広がって・・・エゾノウメバチソウ、ヤマハハコ、ハイオトギリ、ミヤマキンバイソウ、エゾニュウ・・・下山の道中も植生に変化がありとても楽しい。15：36　やっとロープウェイ駅に到着して本日終了～。此の駅では縦走のご褒美にポストカードが貰えるからそれが楽しみ。但し下山のみだから今年は3枚。翌々日はオプタテシケ山に行って来ました。お花がピンポイントの目的になる登山が多いのですが偶然の出会いが断然嬉しい花の山旅。オプタテシケ山もしかり。

  2012.11.07

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  2012年8月の山・・・十勝連峰　安政火口

  8月10日雨　12：34スタート　8月最初の山歩き十勝岳温泉の凌雲閣まで来ても駐車場に車はまばら。生憎の天候だからどなたも車中で待機中なのか温泉に浸っているかのようです。それでも霧雨の中を歩き出し安政火口まで行って見る。いつもスルーしている安政火口も傍まで行くのは何十年振りだろう。(↑)13：02　ミヤマオヤマリンドウは今が盛り。雨で色艶が増し一面に広がって鮮やか。途中の三段山分岐には「土砂崩れで入山禁止」のロープと看板が設置されていた。前回、・・と言っても1.2年前、かなり奥まで行ってからゲートで閉ざされガッカリして戻って来たから親切な対応に変更されていた事になる。ありがとうございます。(↑)13：47　雨が強くなると湯気がハッキリ目立つ足元を手で確認したら少し熱く感じる。でも雰囲気が昔のイメージと違っていた。かつて幼い甥っ子や姪っ子も連れてワイワイと遠足気分でやって来た頃とは繫がらない。あの頃より幾分、フラットな地面になったのかもしれない。(↑)13：50　ガスの切れ間から上富良野岳方面への稜線がチラッと見えた。昔はただの上ホロ分岐だったが今では「上富良野岳山頂」の標識が立つ。いつもあの稜線から見下ろすだけの安政火口も雨の日にはピッタリの散策コース。　　かつて熱いモノが噴出していたのであろう地面の暗い穴の奥を覗き込む。　　　　静かで誰も居ない空間にザックを降ろして上ホロへの稜線を見上げるもガスの中。　　　　　　硫黄で黄色くなった地面に転がる硫黄の塊。　　　　　　　　時折りガスが晴れ、見慣れている筈の景観が幻想的に展開する。　　　　　　　　　　ゆっくりした。富良野岳への分岐近くで花を眺め帰路に着く。　　　　　　　　　　14：04下山　ゆるゆるした時間が終った。　　　　　　　　　　翌々8月12日は愛山渓から永山岳を経由して黒岳に縦走。　　

  2012.10.24

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  2012年7月の山・・・東大雪　西クマネシリ岳

  7月29日晴れ　10：21スタート三国峠から293号線を気分良く下り帯広方面に車を走らせる。三股が近くなると目を凝らし左側を注意していると「シンノスケ三の沢林道」の看板。此の林道を入って走りやすい砂利道を10分程で登山口。6台程、先客の車があったので意外と人気があるようです。三の沢に沿って迷う心配の無い登山道を歩き見事な秋田蕗に舌なめずりするも時期遅し。　　　　　　　　　　(↑)10：52エゾレイジンソウが数株　　　　　　　　(↑)11：29まっ黄色いトウゲブキ作業道に倒れ掛かって咲くエゾレイジンソウは花数が少ない。てっきりダイセツトリカブトの白花かと思ったのに。広くて歩きやすい道もいきなり樹林帯に右折して急斜面の登りとなり小休止しては喉を潤す。やがてトウゲブキの植生となり崖斜面にツンツンと花首を伸ばして一面に鮮やかな黄色い花が咲いていた。此の辺りでは僅かながらハイオトギリやウメバチソウが見られた。汗を搾られながら斜面を登って行くと・・・目の前に黒い動物が動いたので驚く。ソロ女性が居るようなので一応「それって犬ですか？」黒いからチビ羆かと思った。ワンコを引き込んで女性が道を譲ってくれた処がピリベツ岳の分岐でした。(↑)12：00ミヤマダイモンジソウが咲く分岐を直進しての山頂直下は近い。岩登りと解っていたけど結構な迫力は想定外。暑い日でしたがやっと汗も引きホッとしたのも此の辺り。時間が許せばピリベツ岳にも寄りたかったのですが断念して楽しみはとって置く。(↑)12：04　隣のピリベツ岳を見ながら岩登りホソバノイワベンケイの群落が涼しげでした。岩の割れ目を跨いだり楽しい箇所を登り切ったら西クマネシリ岳の前衛ピーク。他に咲いていたのはエゾヒメイワタデ、イワブクロ、マルバシモツケ、花後だったがエゾツツジ。(↑)12：11　西クマネシリ岳の山頂　奥の稜線が長い山はクマネシリ岳で夏道あり。　ハイマツに虫がワンワン飛ぶ前衛ピークからすぐ先の本峰でした。ウペペ、ニペソツ山は生憎、雲が掛かっていたが展望は開放的。下山のソロ男性と挨拶。独り占めの山頂になった。(↑)登山道の無い南クマネシリを眺める。ノンビリ下山の準備をしていたら別のソロ男性が到着、ピリベツからですか？と訊いてみる。すると駐車場で私の出発する後ろ姿を見たけど追い着けず気配も無かった・・と言われた。12：41ミヤマダイモンジソウの群落に見とれ名残惜しく真面目に下山。ミヤマカタバミ、コバノイチヤクソウ、エゾクロクモソウやテングクワガタらしき葉を眺めて歩く。途中、先に下山したソロ男性に追い着いた。少し会話をしてお先に失礼。13：37　駐車場に下山。どうやら登山口からあと1キロメートルほど奥まで車が入れるようでした。これにて暑くても楽しい7月のラストはクマネシリ山塊の西クマネシリ岳で終了。今回はミヤマダイモンジソウがポイント稼ぎ。此の後はチャンスに恵まれない日々が続く。8月の山行きは10日に十勝連峰の安政火口に行くまで間が空いてしまったが勢い着けて愛山渓から黒岳に縦走、赤岳から黒岳に縦走、富良野岳から上富良野岳に縦走、沖里河から音江連山縦走、十勝岳から美瑛岳縦走、　オプタテシケ山、ニセコ散策・・・　懐かしい山に久々だったり充実した月となりました。

  2012.10.13

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  2012年7月の山・・・大雪山系　高原温泉から忠別岳

  7月27日曇り　6：10スタート少し寝坊して遅れてしまったから何処まで行けるか心配。5日前に天人峡から化雲岳に行って以来、急遽練ったコースでしたがイマイチの天候で風があり稜線歩きの長さが不安の理由。緑岳山頂から白雲小屋の分岐に下り高根が原から目指す忠別岳は距離がある。(↑)6：46　第一公園の雪渓には今朝の散歩かと思われる羆の爪跡が硬い氷の道に残っている。先ず目指す緑岳は画像の真ん中で曇天ながらもスッキリと見える。行程は緑岳から白雲小屋まで進んでからＵターンの形で忠別岳に向かう。(↑)7：29　振り返ってズ～ムで眺める本日の行程。高根が原の向こうにクラウン形のトムラウシ山が真ん中に見える。その左側の角形が忠別岳。まだ緑岳に向かっているから忠別岳は遠くなるだけ。風に吹かれて熱中症の心配は消えたが稜線歩きは如何なモノかと考えながら先に進む。一番の頑張りどころは緑岳直下の登り。その山頂には8：04　到着した。(↑)8：16　緑岳山頂からしばし稜線を下ると白雲避難小屋への分岐。直進すると小泉岳で左端の山頂は白雲岳。白雲小屋は下の方でモレーンの丘に建つ。此の稜線で一面に咲いているのはエゾハハコヨモギ、エゾノタカネツメクサ、イワギキョウ。此の分岐から左折して白雲小屋に向かう。コルの雪渓目指し標高を一気に下げる。植生に変化・・登山道脇にはホソバノウルップソウやオヤマノエンドウ、チシマギキョウが仲間入り。帰路では一汗搾られる箇所。(↑)8：21　コルまで下ったら此処にはスプーン雪渓が広がる。ヤンベタップ川の源頭が遅くまで雪の下に埋もれています。此のスプーンのサイズは5.60センチメートルもあり歩幅ギリギリ。早朝は凍っていたから滑って足を踏み外しお尻をシコタマ打った。帰路では緩んでいたからひと安心。山裾は緑岳。　軽く登り返すと白雲小屋があり其処は花が咲いてウットリする環境。(↑)8：27　振り返るとお花畑の向こうにスルーした赤い白雲小屋。白雲小屋分岐から高根が原に向かって又もや左折して下る。　　　ツガザクラが一面に咲いた空間で息を呑む。左上の岩ゴツゴツが白雲岳。右の雪渓上方のコルを歩いて来た。此処ではヤンベタップの源頭を挟んでさっき登頂した緑岳の裾を歩いて戻って居る感覚。(↑)8：42　トムラウシ山に続く高根が原稜線の花畑高原温泉を出発してから振り返ると見えていた景観を正面に見据えて歩く。こんなに広大なツガザクラの展開は予想以上。下りながらも天に昇って行く浦島花子。札幌の自宅をあと1時間早く出ていればと悔やみながら足は止まり、目はテン。(↑)9：17　奥が緑岳　三笠新道分岐を過ぎる。平らで薄っぺらい岩を敷き詰めたスレート平のケルンは縞々模様で自然の不思議を味わう。高原沼が歩いても歩いても見飽きる程、眼下に定着。延々と標高1800メートルの稜線歩きが10キロメートル続きます。足元の礫地にはコマクサが咲きリンドウはリシリリンドウしか見当たらない。タカネトウウチソウ、イワブクロ、ミヤマキンバイ、レブンサイコの葉、チシマゼキショウ、シコタンソウ、クサフジ？モメンヅル？花が次々と見つかり足が止まる、進まないから我慢するの繰り返し。緑岳がどんどん小さくなって行く。(↑)9：56　リンネソウの群落　リシリリンドウがもれなく咲いている稜線エゾゼンティカの群落が見事だった平が岳。忠別岳が近付くと植生に又もや楽しみが増えた。白雲小屋より徐々に標高が250メートル程、下がったので帰路は登りとなります。途中の湿原には木道があり剥き出しの土が羆の掘り返しのような感じ。このコースでは羆の糞も5.6箇所に見られ人間の領域では無い事を実感しながらリンネソウの大群落に目を細めた。(↑)10：27　ピークの岩から忠別沼を見下ろす此のあたりには一段と素敵なお花畑が広がっている。決断のシドコロ。あの沼まで下って最後に忠別岳の登りが小1時間。十分行けるけど時間が押して来るから帰路は花を楽しむ余裕が無いだろう。　　・・・山頂か、花か・・・花を取る事にしました！(↑)10：30　そうと決めたらザックを岩に降ろして散策。チシマキンレイカのバックは忠別岳。正面にトムラウシ山、五色岳、化雲岳。咲いていたはウスユキトウユレン、エゾツツジ、タカネシオガマ、ムカゴトラノオ・・ニペソツ山に手が届きそうな程、近付いた。　石狩連山もすぐ横。岩に座ってゴ～ジャスな景観のランチにしました。(↑)忠別岳に見入る　また来る事にした。此処なら来れるだろう。未練もあるがゆっくり花を堪能しながら戻ったのでした。再び登る緑岳がそれはそれは遠くに見える。　　こんなに来ちゃったのか。ピークを一つ下ったら猛烈な勢いのソロ男性に出会い汗だくで訊いて来た。「忠別岳はあと1時間で着く？」あのピーク越えたらそれ位ですよ・・・と返答。私がピークから折り返した事を話すと何故かガッカリした表情で「ナァ～ンダー」？？？　彼のいでたちは身一つにペットボトルを片手に1本のみ。　　　またガンガン登って行きました　ガンバレ～　　　その後も日帰り装備のソロ男性が居たけど散策モード。　　　長い稜線歩きでも本日の行き交う登山者は以上。(↑)12：51　コレ、コレ・・・このお花畑で天国満喫。他に咲いていたのはナガバノキタアザミ、ハクサンボウフウ、ホソバノキソチドリ、エゾイチヤクソウ、シロサマニヨモギ、ミネヤナギ、チシマクモマグサ、ホソバイワベンケイ・・・13：09　白雲小屋に到着。時間に余裕が出来たので此処で軽食タイム。キバナシオガマが咲いていたが終りかけ。小屋の周りはクモイリンドウの葉が青々しているが今年は此処で花を眺めるチャンスは無し。8月に赤岳から黒岳に縦走した際、白雲岳の分岐に近い稜線上で霜枯れしたクモイリンドウの花に何とか間に合ったのでした。(↑)14：07　　緑岳の山頂直下の岩場でナキウサギがお出迎え　　朝と同じコースを戻り13：46に何とか緑岳の山頂に辿り着きホッ。　　すでに歩いた稜線には雲が出ていい時に歩いて来た。　　今度はそんな稜線を正面に見ながら画像で溢れる大事なデジカメと下山。　　下山口近くではタニギキョウが咲いていたから足を止める。　　　　　見晴台に少し向かうとネジバナが丁度、盛りで可憐に咲いていたから眺める。　　ボッケを覗いたら底が以前より深くなって居た。　　15：23　下山です。ダラダラしながも早い時間に下りたのは花のお陰。　　高原温泉のいい湯に浸かって汗を流しジョッキ2杯のツマミは絶品の名物「蒸し卵」　　　　 今回、印象的だったのは山の生き物。　　岩に止まったホシガラスが羽を風になびかせながら石狩連山を眺める後ろ姿。　　平が岳に近い稜線で青空をバックに枯れ木のテッペンでホシガラスが囀っていた図。　　標高の高い稜線の登山道にシマヘビが現れて目が合い迂回して道を譲った事・・・　　それらを御紹介する機会がありましたら特集したいと考える此の頃。　　　　此の山行きで200枚はあった思い出の画像で楽しむ。　　距離が長いと枚数も普段の倍になった。　　　　翌々29日は7月最後の山となった西クマネシリ岳。　　8月からは日帰り縦走が多い山歩きとなり夏山を満喫したシーズンでした。　　

  2012.10.06

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  2012年7月の山・・・三国峠　三国山

  7月26日晴れ　10：03　最初から暑くてハルゼミがウワンウワン・・・　十勝側の三国峠展望台にある茶屋を過ぎトンネル抜けたら右の広いパーキングからスタート。他に駐車している車は無く山は独り占めのようです。トンネルに戻る形で歩き出し踏み跡を見つけ沢に辿り着く。沢は美しくて和風・・・気持ちが良い。沢に沿ってしばし歩くと咲いていたのはエゾレイジンソウ、オオバミゾホウズキ、エゾクロクモソウ・・・道は何度か別れるから頭を捻るが迷う心配は無用。(↑)フキユキノシタが咲いていた一面がエゾクロクモソウやフキユキノシタのまあるい葉がびっしりで涼しげ。巻いたりバチャバチャ入ったりの沢歩き。暑さをしばし忘れさせてくれる。(↑)10：38　沢がもうすぐ終る頃に咲いていた名前が解らない花つる性なのか茎が長い水色の可憐な花。いくら調べても？？？マイ図鑑にはいずれも見つからずネットもダメ。近所の本屋さんまで出向いたが無駄足。　　数日棒に降った。マ・・いいや。楽しみは取って置こう。登り始めて40分で枯れ沢になると斜面は急になり汗が噴出す。足を踏ん張って樹林の梢から僅かに覗くまっ青な空を仰ぎ喉を潤す。植生がダケカンバに替わりノウゴウイチゴの赤い実。立ち上がってからぶら下がる自己主張。カラフトイチヤクソウが数株だけ咲いていた。(↑)11：10　ミヤマダイモンジソウ！尾根に出たら大きな岩に張り付いたミヤマダイモンジソウの群落に見とれる。岩の高さは7.8メートルかそれ以上でとても目立つが此処だけの景観。その大きな岩の中腹にはイワギキョウが垂れ下がって咲いている。チシマギキョウかも・・と思ったが高くてヒゲが確認できない。更にミヤママンネングサ。ホソバノイワベンケイよりかなりスレンダーなので違うようです。やっと尾根かと気分だけは涼しくなった。その尾根から先に咲いていたのは赤い実が付くウスノキの花、信じられないが真っ白なリンネソウ、それにオオバウスノキの黒い実。(↑)11：23　大分水嶺のピークに着いた。太平洋・日本海・オホーツク海と三箇所の海に流れ出す分水嶺です。十勝川・石狩川・常呂川かぁ～どうしても見たかったので標識裏の説明文を読んでフムフム。納得顔で此処から山頂ピークは稜線の先かと勝手に決めて斜面を下った。猛烈な薮と急斜面！！コレは違うぞっ(笑)角度が違った。ニセイカウシュウペ山の方角に見つけたのは嘘ピーク。(↑)11：43　山頂です。クマネシリ山塊に近い方角に似たようなオニギリ形のピーク。さっきの分水嶺ピークから少し戻ると目印テープがぶら下がり10分ほど南面をトラバース。途中も此処もめぼしき花は全く無いが展望がいい。山頂に雲の被ったニペソツ山、雲の影が黒く映った石狩連山、武利岳武華山も上の方だけ雲が被っている。(↑)表大雪だけは良く見えた。高根が原の稜線も雪渓が綺麗。喉を潤して休憩する。帰路、季節が違えばシャクナゲやツツジが美しいだろうと想像だけを膨らませて歩く。もう一度、ミヤマダイモンジソウに顔をくっつけて名残惜しむ。沢に着くとエゾレイジンソウの群落を手でなぜながら過ぎる。静かなひと時をハルゼミと共有出来た夏の強烈な想い出です。　　　　12：37下山。外気温は29度で一番暑い時間帯に登ってしまった。翌日7月27日は高原温泉から忠別岳を目指す長距離日帰り。

  2012.10.02

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  2012年7月の山・・・大雪山系　天人峡から化雲岳

  7月22日晴れ　5：49早いスタートで天人峡から化雲岳に向かう。かねてから予定していた日帰りコースです。一週間ほど雨も降らずお天気も良い。天人峡温泉からトムラウシへの登山口を発ち涙壁の三十三曲がりをアリンコの様に登る。早朝なのにひと汗掻き30分で滝見台に到着、羽衣の滝を眺め喉を潤したらまた歩き出す。間も無く、登りのソロ青年が休憩して居たのでお先に失礼。アリドウシランがいつもの場所に見つからず帰路に期待。熱中症の対策はいつも腰に付けている万歩計で時間をチェックし給水の徹底。本日の携行食はスポドリ1350ミリリットル＋トマト、小さいオニギリ一個とパン。　(↑)7：32　第一公園に到着　思ったより早い。此処までに咲いていた花はエゾクロクモソウ、タニギキョウ、エゾミソガワソウｅｔｃ・・・湿原ではタチギボウシ、ワタスゲ、エゾゼンティカに見守られ長い木道歩きを終えて第二公園に向かう。すぐに景観が変わりいよいよ大雪山系の奥へと足を踏み入れた感じがする。今度はヒサゴ沼に向かうソロ女性に追い着く。荷物が多い彼女とは化雲岳の下山30分位の処で再び会った。(↑)8：55　旭岳にガスがかかる。一面は白い花をつけたイワイチョウの絨毯！此処までは笹薮漕いだり樹林帯だったり・・・それでも好天続きだったからポン化雲岳までの悪評コースも足元が楽！ラッキー標高1500メートル越えてから少し気分が楽になった。反面、ずっと見えていた展望も白雲岳まで霞んできた。ポン化雲岳を過ぎてからは完全に稜線歩き。(↑)9：42　ポン沼が見えた。　ポン化雲岳を振り返りながらも展望が素晴らしくて楽しい歩き。ポン化雲岳の登りで下山のご夫婦とご挨拶したのが最後で化雲岳までは誰にも出会わず。凡忠別岳と忠別岳が並んだ景観も良し・・。クチャンベツから登ると平らなイメージの五色岳も此処から眺めると片側が崖で山に見えてる。独り占めの稜線歩きもタイムはマズマズで予定通り15時過ぎに下山できそうな予感。(↑)10：04　エゾヒメクワガタの豪華な群落　奥はトムラウシ山あそこは毎年、登っていたのに今年はチャンスに恵まれずパス・・・無念。段々、ガスに囲われ消えて行く姿は今年のイメージと同じ。何度か登り返しがある稜線歩きもその都度、展開する景観に圧倒され嬉しくて堪らない。大岩が目印の化雲岳が少しずつ近くなる。(↑)1800メートルの稜線歩きでコマクサの大株に出会う。お花畑が延々と続き飽きる事の無い天国バージョン。ポン化雲岳の次に目指すのは1947ピーク。四角い岩がレゴのように積み重なり遠目にも異様な雰囲気。帰路に立ち寄った此の山頂展望はトムラウシ山が目前にある筈ですがガスで隠れていた。砂礫の登山道を外れて広がるコマクサ畑に足を踏み入れたり・・・。(↑)10：36　化雲岳の山頂が其処に見えて大岩も近い。遠くの山から眺めても化雲岳は出ベソのように岩が乗っているから判断しやすい。トムラウシ山はとっくにガスの中。それでも神の遊ぶ庭と言われる湿原は見えた！化雲岳が近くなるとぶ厚い雪渓に手が届く。凄い迫力だが傍にはエゾルリソウが点々と咲き複雑な季節をかもし出していた。下はウナギの雪渓であろう稜線を下ると最後のコル、ひと頑張りで山頂なのに花に目を奪われ辿り着かない。(↑)10：38　化雲岳山頂に到着　歩いて来た稜線を源頭から振り返る。腰を下ろしガスがかかり出した三叉路の登山道に立つ道標をボンヤリ眺める。・・・五色岳からパーティが歩いて来る。ヒサゴ沼からはソロ女性が散策に来た。源頭にはイワブクロ、ミヤマシオガマ、ミヤマダイコンソウ、エゾツメクサ、エゾルリソウ、メアカンキンバイｅｔｃ・・・　　　時間を忘れしばし浦島花子になる。山頂の大岩には道もあるが怖いので登らずその脇から深く険しい源頭を撮影。富良野岳から縦走して来たソロ女性は疲労回復の散策日和と言うので小1時間の歓談。若い彼女は「山ガール」とは程遠く正統派の山好き。服装もオーソドックスなブラウスだが小奇麗で物腰は極めてお上品。私は暑さ対策に350ミリリットルのペットボトルを凍らせてうなじに巻いて登って来た事を話した。以前はクールバンドを色々試したが肌に炎症を起こし治癒に半年・・再び炎症を繰り返した。彼女はこんな馬鹿げた手法を荷物も減るし良い方法だと純粋にほめてくれた。(↑)帰路はず～っとガスが掛かったお花畑の下山でしたが幻想的。咲いていたのはツマトリソウ、コケモモ、チシマノツガザクラ、イワギキョウ、イワウメ、ホソバノイワベンケイ、マルバシモツケ、シラネニンジン、リンネソウ、ミヤマオグルマ、ホソバノキソチドリ・・出会ったのは登りで追い越したソロ男性くらいで殆ど人の気配を感じない一日でした。下山の三十三曲がりではエゾアジサイ、ホトトギスの黄色とオレンジ色、タケシマラン勿論、アリドウシランも見つけました。下山は15：13　スタートと同じ天人峡に無事到着。　こうして遠距離日帰り登山が無事に終了～　　2012年の想い出ナンバー1！　　　気を良くして高原温泉から忠別岳の遠距離日帰りコースを計画する。此の夏は数年来の好天続きでいつに無く山に行けましたが熱中症に掛かった話題も多かった。次回の山行きは7月26日の三国山です。

  2012.09.27

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  2012年7月の山・・・大雪山系　盤の沢から姿見の池

  7月17日晴れ　12：06　午後からのスタート　旭岳のロープウェイ駅すぐ傍にある盤の沢コース。　最初は朽ちてガタガタに傾いた木道で始まります。　私の知っている限りもう何年のこんな状態。　プハ～ッ・・と発車の合図を鳴らしてすぐ横から満員のゴンドラが動き出す。　それを見上げながら満開に咲いた背丈以上のオニシモツケを縫って歩き出しました。　すぐに良い汗がしたたり暑い時間帯の山歩きはどんなドラマが展開なのか楽しみ。(↑)30分歩くと湿原　真っ直ぐ伸びるロープウェイとは段々離れ大きく弧を描いてから姿見の池に続く盤の沢コースは静かです。「天女が原」湿原はワタスゲ・エゾゼンティカ・キバナノニガナ・ミツガシワ・エゾノウサギギク・コガネギク・ミヤマリンドウ・タチギボウシ・ツマトリソウｅｔｃ色んな植物が初夏を待ちかねて咲き出し目の保養。 (↑)シモツケは淡いピンク色で野球ボールより大きい。4合目手前で偶然、見つけて感動。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(↑)エゾノレイジンソウは背丈が1メートル位。笹薮にひっそり埋もれた群落を見つけ・・・下山で撮影してたら道外の青年達が便乗撮影。 (↑)オオバタケシマラン3合目辺りで見つけて又もや感動。レイジンソウの便乗青年に訊いたら気が付かなかった事をしきりと悔やんだので言わなきゃ良かった・・と反省。これは似たような葉を見つける度に裏を返しながら歩くので見つけるのも手間が掛かる。　　　　　　　　　　　　　　　　　(↑)イワハゼ(アカモノ)の群落　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　此のコースではアチコチに咲いている。 (↑)13：40　ゴンドラから降りた観光客が歩く姿見の駅周辺に到着しました。今度は人を縫って歩きます。アオノツガザクラ・エゾノツガザクラ・エゾコザクラ・チングルマ・イソツツジ・ニシキツガザクラ・・・花の絨毯が広がっていますが今年は終了が早くて前回の7月10日が最盛期だったようです。夫婦池周辺を散策してイワブクロ・クロマメノキ・コケモモ・・・僅かに咲いていた。賑わっているのは人の数でグローバルな喧騒に疲れてしまった。足早に登って来た同じコースに逃げ込む。静かな下山で辿る道すがらウコンウツギ・チシマノキンバイソウ・ランでホソバノキソチドリやミヤマチドリ・コモチミミコウモリ・・・15：33　最後にオニシモツケの花を眺めつつ無事下山。今回はオオタケシマランとエゾノレイジンソウ、ピンクのシモツケに出会えたのが大収穫。次回は7月22日　天人峡から化雲岳　天国バージョンの素晴らしいお花畑。

  2012.09.19

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  2012年7月の山・・・北大雪　浮島湿原

  7月9日　雨　14：29スタートの浮島湿原大雪山系は悪天候で行き場を失い白滝までドライブして天狗岳登山口をチェックしたり時間潰した挙句の遅い出発。急遽、立ち寄る事にしたものの入り口が見つからず四苦八苦。近くで工事している方に聞いても解らないと言われたがその頭上に湿原案内の青看板が有りました。立派な看板が立つ綺麗な駐車場ですがこんなお天気だからどなた様も居ません。(↑)14：38しばし歩いて湿原に到着。　　チップ敷かれた広い散策路を雨に打たれながら歩き感動の湿原が展開。　　何処までも木道が続き大小様々な地塘が点在。真っ黒な水面は丸で鏡。　　静か、とっても静か。野鳥が囀っていたけどやがて寡黙になってしまった。　　　　　　　(↑)ゴザンタチバナが満開。　　　　　　(↑)思いがけずにトキソウ！　　　横向いたり、前を向いたりして咲いてる姿はまさしく蘭。　　　時期はコレからが見頃らしい。目を凝らすと一面、トキソウ・・・(↑)本当に浮いている浮島は棒で突くと動くらしい。　　絵の様に美しい光景です。　　他に咲いていたお花はヒメツルコケモモ・エゾゼンティカ・モウセンゴケ・イワツツジ・　　カヤツリグサ科のナルコスゲ・イソツツジ・地塘にヒツジグサ。　　ナント言ってもトキソウの数。　　来て良かった！　　雨も気にせずいつまでも天然の公園を眺め後ろ髪惹かれつつ15：43終了。　　素晴らしい浮島でした。　　翌日が晴れて黒岳から旭岳に縦走でしたがアップの順番が逆になってしまい驚き。　　次回のアップは7月17日の旭岳盤の沢から姿見の池　　

  2012.09.16

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  2012年7月の山・・・大雪山系　黒岳から旭岳縦走

  7月10日　10：13スタート　霧のち晴れ　層雲峡の7合目から遅めですが旭岳に向かい下山します。レインウエアの登山者が汗だくで歩いてますが私は霧で涼しいからそのまま。　　　黒岳までの登山道は丸で高山植物の標本です。咲いていたのは・・ウコンウツギ・チシマノキンバイソウ・ミヤマハタザオ・カラマツソウ・ハクサンチドリ・ウズラバチドリ・エゾレイジンソウ・ハクサンイチゲ・タカネナナカマド・キバナノコマノツメ・チシマヒョウタンボク・シロバナチシマフウロ・タカネスイバ・エゾノサワアザミ・チシマヒョウタンボク・ナガバキタアザミ・エゾヒメクワガタ・・・エゾシマリス〔↓〕ハクセンナズナはなかなかお目に掛かれない。　　　　いつもこのコースで眺めるのが楽しみ。横に咲いているのはマルバシモツケ。撮影に夢中・・・次々目ざとく見つけてはデジカメで激写し枚数がすでに40枚。招き岩も霧に浮かんで幻想的な標本ロードでした。〔↑〕黒岳山頂　11：09　ヤレヤレ・・いつになるかと思うほどだったが1時間掛からなかった。まだ霧が掛かって黒岳石室さえ見えない。旭岳に向かうにも北鎮岳経由の右回りコースか北海岳経由の左コースかを判断しなきゃ・・・　　とにかく石室に向かって下る。〔↑〕すると晴れて来た！公園レンジャーが北鎮岳の雪渓を眺めている・・絵になるうしろ姿。「背中、頂きました」と言葉を掛けといた。今度は公園の植物管理人らしき人に出会う。どちらまで？と訊かれ、まだ決めていない旨を返答したら優雅だ・・と笑われた。北海岳コースの方がお花の楽しみがあるとの事。白いイワブクロも満開と情報を頂いたから石室分岐から左コースを颯爽と歩き出す。今年こそ！〔↑〕11：47　早速、満開のツガザクラに目を奪われ足は止まりがち。赤石川手前はいつもの様に広い雪渓があり7月も雪の上を歩く事が出来た。此処からはしばし雪渓が続きエゾコザクラが一面満開だったりイワヒゲだったり。北海沢もタップリの残雪でお花畑が何処までも展開中でした。〔↑〕12：20　エゾノリュウキンカが見事な群落赤石川の上流でいつも咲いているから遠目に見とれながら歩いていたが今回は踏み跡を発見。少しずつエゾノリュウキンカに近付いて結局、傍まで行ってしまった。誰にも見つからない内に早々と登山道に引き上げフ～っ・・綺麗だった。〔↑〕12：40　白花のイワブクロ発見！！！激写、激写・・・ズ～ムにブーケ、普通のイワブクロとツーショットも。グルグルとイワブクロの傍で廻っていた。時間はいつの間にか忘れている。間も無く出会った下山の女性パーティに旭岳に向かうと言ったらコレから？と驚いていた。え～っ遅い？？指摘されて現実に戻り驚いた。もうすぐ午後の1時なのに半分も来ていない。浦島花子の状態が長過ぎました。我に戻って目指す北海岳を眺めるとまだ遠くて辛い登りが待っていた。ギアをチェンジ！〔↑〕13：09　北海岳の山頂から霧の掛かり出した烏帽子岳やお鉢平を眺めランチタイム。双眼鏡で覗くとはるか遠くに目指す間宮分岐が見え団体さんが旭岳に向かって歩き出したようだ。すぐに展望が悪くなったから歩くのは早くなるかも知れない。そんな事を考えながら目でお花を探す。いつもの様に此の山にはキバナシオガマが咲いていた。少し登山道から北海平に下がり撮影する。次は松田岳を目指して歩き出すが何も見えない位、霧が濃くなった。〔↑〕13：27松田岳はイワヒゲ畑になって居た。メアカンキンバイも咲いてブーケが散ったような山容です。思って居たより登り返しがあり撮影で一息つく。足元は構造土にお花が入れ替わり立ち替わり・・・松田岳をゆっくり下って荒井岳に差し掛かると一面黄色いタカネスミレが山肌を覆う。いつ見ても圧巻・・・〔↑〕14：20旭岳の裏側の雪渓を登り切って振り返る。間宮分岐には13：52に到着し稜線には人影が無かった。お鉢平を見納めして旭岳の雪渓目指して歩いて来たが自分しか居ない静かな歩き。テン場のコル近くでご夫婦のパーティに追い着き此の雪渓下方に見えて居る。北海岳から見えた団体が一列に並んで雪渓を登って行く。その下に続く。14：43旭岳にほぼ同着で団体さん達と到着。大玉のトマトを丸ごとかじっていたらガイドさんらしき方と目が合った。良かった～丸ごとのキュウリは北海岳で食べといて。〔↑〕15：28　旭岳避難小屋に到着。姿見の池周辺もチングルマとツガザクラのお花畑で観光客が感激していた。前日の石垣山で足慣らししておいたから負担が少なくて結果オーライ。途中で時間が遅くなった気分にとり付かれましたが出発が遅かった事に気付いて安心したり・・　　　道草喰ってばかりの楽しい花の山旅でした。北海岳から咲いていた他のお花はジムカデ・コケモモ・クロマメノキ・ウラジロナナカマド・チシマクモマグサ・ミヤマキンポウゲ・ミヤマツメクサ・メアカンキンバイ・ヤマガラシ・ミネズオウ・ヒメイワタデ・すでに咲いて評判になって居たミヤマリンドウ・ｅｔｃさすが大雪山系。次回は7月9日・・・前日の浮島湿原　7月17日・・盤の沢から姿見の池まで

  2012.09.14

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  2012年7月の山・・・愛別町　石垣山　中愛別コース

  7月7日七夕の暑い日　10：11スタート夏山シーズンは大雪山系を堪能出来るのが嬉しくてワクワク。何処からトライしようかと舞い上がりますが慌てずに手始めは此処。いつも気になって居た愛別町の石垣山に行く半端な時間が取れました。　　　　ラッキ～・・・ラン科エゾノクモキリソウはまだ咲いているかな？登山口にはバスが待機中で下山待ちのようです。石垣山八十八箇所と書かれた立派な御影石が建っている登山道。石垣山は同名で美瑛富士のお隣にも有りますが8月15日のオプタテシケ山に行った時に踏みました。・・・此の山で咲いていたのはタツナミソウ・アキ？グミ・黄色いケマン・マイズルソウ・・・ついでにアオダイショウ。層雲峡の傍だからあの独特な柱状節理の大木状の大岩群を巻いて道が続きます。(↑)11：10　バスの団体さんが30名ほど下山して来ました。　　　　　　思ったより厳しい山だね～・・・グチって居ます。道を譲るのは登りの私。(↑)11：25　山頂であろう稜線にはこんな素敵な岩が色々、石狩川が豊かな流れ。　　　　　　本当の山頂は廃道化しているからパスです。(↑)柱状節理の岩をテッペンから見下ろすと割れ目が深くて底が見えずゾッとします。　　　稜線から道は反対側に向かって続いて居るから少し下ってみました。　　　反対側から登ると10分から15分で此処に到達します。　　　　　　11：25再び登り返してモト来た道から下山。　　　ナント・・・あの団体さんに追いついてしまった。　　　今度は道を譲って貰いお先に失礼。　　　12：05下山。　　　　登山道は本日の草刈りしたてのようでまだ青々した雑草が　　　足元の岩の上に覆いかぶさり幸か不幸か何度もコケそうになりました。　　　　　団体さんの運転手さんとしばしの歓談。今年は平山が入山出来ないので急遽、　　　石垣山にしたとの事でしたがお天気のアクシデントにも遭い中止が多かったようです。　　　皆さん元気に下山して何より！　　　今度エゾノクモキリソウが咲いた時期に訪れたい山です。　　　　　　　次回は7月9日・・・浮島湿原。　　　

  2012.09.11

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  2012年7月の山・・・積丹半島　積丹岳

  7月3日晴れ　8：47にスタートした積丹岳も竹の子山でした。先月23日は狩場山、28日の昆布岳で6月の山が終了しましたが運良く道南方向にチャンスが繫がっています。すっかり夏！ウ・ワ～ン、ウ・ワ～ンと熊除けなのか凄い周波数の大音響が7合目まで轟く。登山だか何だかナ？汗も倍になって流れる山歩き。しかも登山道脇には山菜採りの大きなザックがお弁当ゴミと一緒に転がってます。展望も無く退屈しのぎに9合目辺りから私も山菜を目で追う。太い太い・・・あっと言う間に手が塞がる。10：49　収穫物をぶら下げて9合目から山頂〔↓〕稜線を眺める。数名の男女パーティが下山して来た。　最高でしたよ～と嬉しい予告を頂く。〔↑〕11：14　道草を喰いながら積丹岳山頂に着いた。　　竹の子とザックを降ろして景観に見入る。　　　無駄時間のせいで雲が出て来た。失敗・・・日本海が無い。〔↑〕隣の余別岳・ポンネアンチシをかろうじて捕らえる。　　　竹の子で最高が半減した。〔↑〕台形の柵内岳の向こうは当丸山だが雲の切れ間にシャッター押す気ぜわしさ。　　　軽くランチしながら独り占めの積丹岳を満喫する。　　　30分程の休憩時間では崖下のエゾヤマゼンコや僅かなイワウメを写す。〔↑〕ツクバネソウ　前回の昆布岳では花の状態だったが此処では羽根つきの羽が完成していた。他に咲いていたのはツバメオモト、咲けば見事であろうハイオトギリの群落。　　　下山直後から山菜採りに励む。コレが今年最後の竹の子だからと順次ザックに詰め込む作戦もお初。山頂近くはさすがに手付かずで採り放題。今年は毎回、竹の子と下山している。・・・どうやら今回は登山ではアリマセン。山ボーイ達が登って来たから挨拶代わりに採り方を指南。山ガールも登って来ました。誰の目にも私は山菜採りのオバサン。7合目を待たずにザックが重くて膝はガクガク・・・。竹薮にザックごと頭を入れてしまいザックの白い部分は汚れたし・・・プロはすでに撤収で山には静けさが戻っていた。こうして楽しい楽しい7月の山歩きは幕を開けたのです。石垣山・浮島湿原・黒岳から旭岳縦走・盤の沢から姿見の池・天人峡から化雲岳・三国山・高原温泉から忠別岳そして西クマネシリが7月最後の山・・・以上が順次更新予定です。

  2012.09.06

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  2012年6月の山・・・虻田郡　昆布岳

  6月28日晴れ　11：19スタート　登山口で29度の日。　遅い出発で暑い時間帯にぶつかった。　止めようか・・と思ったが近くまで所用があったチャンスに感謝して汗をかく。　駐車場には1台停まっていた。前回の狩場山と同じ皮製の靴で歩いたから暑くて大失敗。　　　　　　　（↑）ツクバネソウ　　　　　　　　　　　　　（↑）メガネ岩とミヤマオダマキ歩き出して間も無くイチヤクソウが一箇所だけ咲いていた。暑くて暑くて・・・展望は無いしコンナに汗を拭くのは昨年の真夏、天人峡から登った時以来　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　12：24メガネ岩に着いた。傍に寄る気力が無くコレは帰路の撮影。たったひと株だけのミヤマオダマキが待って居た。メガネ岩を過ぎたら不思議な花が咲いて時には群落。軽く眺めて汗を拭き拭き歩く内にフト「ツクバネソウ！」と気付いて足を止めた。　恥ずかしながら初対面です。緑色の花が羽根つきの羽になっています。　「今日はバテバテ・・」と言い残してソロ男性が下山して行ったから山は私だけになった。　　　　（↑）13：18　やっと昆布岳山頂が見えた。　　（↑）13：46　山頂に到着　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ニセコの山々が雷電山まで全部見える・・・素晴らしい展望を独り占め。来れて良かった～　しばし昆布型の山頂標識に近い岩に腰掛けてぼ～っと寛ぐ。　　隣の西昆布岳には雪があり涼しいそよ風が気持ち良い。　　　暑過ぎて景観は弱冠、もやって居るのが残念だが肉眼では狩場山が見える。　　（↑）目の前に洞爺湖と中島と内浦湾　　そして私の背丈ほどもある昆布岳の標識。　　　（↑）羊蹄山と尻別岳360度が贅沢に見渡せるのは狩場山の借りが入っているのでしょう。ぐる～っと回りながら撮影三昧。・・・と人影にギョッとするが大きな昆布の標識。一度ならず2度も。熊にヒヤッとするんじゃなくて人影かと驚く自分もどうかと思う。14：08　いい加減、下山にしませう浦島花子さん・・・洞爺湖目指して下山にすると一輪だけのゼンティカが咲いていた。山頂直下は咲けば見事なハイオトギリの花道が準備中。ミヤマウツギが一箇所だけピンク色に咲いて満開。シラネアオイもパラッと数箇所・・・お花はケチった咲き方だったけどいい山だ事。下山も暑くて竹の子採るのも最低限の1食分。採らなきゃいいのに体が欲張る。暑さでバッタバタ倒れた蕗には手も出なかった。長い道のりの正面にやっとウインザー城が見えてもバテ気味だから感動も無い。登山口までの距離が長いから足がむくみいつもの靴が痛かった・・15：40下山　6月1日黄金山から始まりこれが最後の山にふさわしい昆布岳に改めて感謝。また数日前の狩場山が雪渓歩きだったのに落差を感じた日でした。今年の山歩きは1月から雪渓歩きが毎月滞り無く繋がりコレがこだわりになってます。　次回、7月最初の山は積丹岳。　　　昆布岳で採った「竹の子ご飯」がお弁当でした。

  2012.07.12

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  2012年6月の山・・・渡島半島　狩場山

  6月23日雨　8：09スタートは先ずレインウエアを着てから。登山口には函館ナンバーの車が1台だけ。賀老の滝を過ぎて雪が解けたばかりの林道を進み千走新道コースをピストンした。ミズナラの大木らしい樹林帯には最初から竹の子が見えて帰路の楽しみ。（↑）8：54　最初の雪渓大きな狩場山は標高も札幌近郊の余市岳より高いから歩き出すと3合目辺りで雪渓になった。少し登山道が現れても再び雪渓となる。雨降りでガスが濃いから展望は諦めながら今月初めての雪渓歩き。次の雪渓で函館ナンバーの若者4名が下山して来た。アイゼンが無いと危険だから途中で戻って来たと話してくれた。　（↑）9：53　南狩場山の手前の雪渓が割れていた。これは下山で撮影。　　　急斜面が凄くて撮影したくても立ち止まるのも大変で断念した登りだった。　　　此処の雪渓では４人パーティが下山を決定したらしいトレースが下の方に残っていた。（↑）　マイテープを下山の為に雪に埋め込む　　ガスが濃いのでこの辺りからは等間隔で作業しながら進んだ。　　雨が降って居るけどシトシト状態だから雪が解けて飛んで行く事も無かろうと安直な仕事。　　山頂は間も無くで多分、お花畑が眠っている箇所だと思うが視界は利かない。（↑）10：26　山頂方向に青空が広がりギャオ～ギャオ～と凄い音なのか声に誘われ寄り道。　　えっ・・・雪原にポッカリと小さな沼が現れ蛙とサンショウウオの卵がドッサリ！　　これが大沼だったのか小沼だったのか不明。（↑）10：36　山頂に到着　　やった～　完全に雲の上。　　　・・・青空！　やはり普段の行いが大事です。　　　独り占めの狩場山は気分爽快。　　　来し方を見る。右の雪渓から来たので山頂5メートル手前まで雪が?がっていた事になる。　　　ヨツバシオガマが楚々と咲いた赤いペンキが剥げた鳥居の傍。　　　左に続いているのは東狩場山への稜線で荒廃しているらしい。（↑）茂津多コースが日本海に続く　　　海も岬も見えないけど雲海が広がり素晴らしい茂津多コースに少し下りてみる。　　　ウコンウツギが咲いていた。看板にあった「見下ろしの沼」は未確認。　　　山頂に戻り出した登山道には気付かない内に踏んづけた地主さんの糞が散らばってた。　　　　　　下山は雨の降る雲に入ってガスの中を歩く。　　　南狩場山で登りで見落とした脇道を見つけた。　　　視界は相変わらず悪いが足元は崖の斜面が落ち此処の山頂展望らしい。　　　真駒内コースに間違って入り込まない様に気を付けて歩いたがマイトレースは消え替わりに4人パーティの滑ったトレースだらけ。 　　　（↑）ブドウマイマイ　　　　　　　　　（↑）ベニバナイチゴ最大の目的だった黒いカタツムリの「ブドウマイマイ」は雨降りだったお陰で偶然に発見。ベニバナイチゴも咲いていたのは1.2輪だったので共にラッキーで嬉しい山行きに・・。下山中は歩きながら登山道で竹の子を採りいつの間にか袋が一杯になった。　　道南の山は竹の子が太くて驚きです。前回の雪渓歩きは5月の浜益御殿。これで6月も雪渓歩きが出来た。7月は大雪山系だから期待しているがどうやら今年の雪解けは早かったらしい。

  2012.07.05

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  2012年6月の山・・・札幌近郊　手稲山

  6月14日　晴れハイランドスキー場から手稲山に行く事にしました。銭函天狗岳にしようかと迷った挙句の決定で11：45スタート。すぐにハクサンチドリが咲いてお出迎えしてくれた。 ハクサンチドリは色がピンク、濃い紫、藤色、ゴマ入り、2色咲き・・と様々な色合いに撮影ばかり。マイズルソウも咲きオリンピアの観覧車をバックにしたら絵のよう・・ナルコユリも咲いていたからみとれているとすれ違う下山者は皆さん、長いウドを数本持っている。その内、両手が山菜で塞がり汗も拭けないとボヤくおば様と立ち話。彼女はワラビ、蕗、竹の子。私にも採って帰る様にと指示を出して下って行った。山頂でソロの新米山ガールに出会う。他に同年の女性2名のパーティが居て、食べている「煎餅が香ばしい」話題からそれず山頂は煎餅屋さんの匂いがしていた。先に下山。その山頂で蕗を採っていたら煎餅パーティが来た。平和の滝コースから来たと言うのでお花の情況を聞いてみたが全く見ていないような返答。ホントかな？お煎餅のようにお花にも執着して欲しかった。ゲレンデの山頂にはサンカヨウが咲いていた。途中、竹の子を採って居たら山ガールが下山して来たから採り方を教えて上げた。・・・彼女、ハマッてしまい下りて来ない。遅くなってもまだ登って来る男性パーティが「山菜、有るか～い？」と訊くので「食材は豊富ですよ～」と答える。　　この日はウドと蕗とヨモギを収穫。重くて辛い下山となった。ゲレンデの下でエゾレイジンソウが咲いていた。山ガールやっと下りて来たから合流。エゾレイジンソウの葉が違うので調べまくったがどうやらサンカヨウの葉だったらしい。

  2012.06.24

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  2012年6月の山・・・定山渓　定山渓小天狗

  6月5日晴れ　13：07今回は午後のスタート。　暑くて暑くて27度の日。　　エゾハルゼミがやかましくて頭が割れそうなくらい。　　　定山渓の所用後だったから悪い時間帯に遊んでしまったようです。 山頂に14：00到着　　　ソロ男性とご夫婦・・2パーティが居た。　葉が茂って見えずらいが定山渓天狗岳を確認して下山。　　↑少し下った展望はさっぽろ湖。神威岳が傾いて見えている。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↑緑色のイチリンソウを見つけた。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　もっと全体が完全に緑色の花も撮影したけど　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ピントがズレテいたからこちらで勘弁。その後は岩頭にも立ち寄って無為根山を木の葉越しに眺めて一息入れた。 ↑大きなノビネチドリも咲いていた。右は白いヤマシャクヤク。一面がシャクヤク畑でホックリとまぁるくて愛らしい。赤はもっと山頂で咲いていたらしいが別品種じゃないか・・と下山のパーティが言う。他に咲いていたのはオオカメノキ、オドリコソウだろうか？白い花が群落、ナルコユリも群落。ウバユリは咲く準備中。時間が遅くて消去法で選んだ小天狗岳でしたが思いがけず花達に出迎えられて大満喫。汗だくの登山。久し振りに美味しいビール日和となったのでした。

  2012.06.20

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  2012年6月の山・・・ニセコ　イワオヌプリ

  6月3日晴れアンヌプリを下山し13：30にスタートした28年振りのイワオヌプリ登山。昔とすっかり変わり整備された急斜面は神社の境内にでも続きそうな階段になって居た。アンヌプリで消耗した体力は此処の階段登りで目前の女性3名パーティにドンドン離される。階段が終ると残雪歩きになり順調なペースで彼女達に先行してしまった。ところが久々なのでどっちに行ったら良いか自信が無くてドリンクタイムで待ち受ける。間も無くやって来た彼女達はバラけてしまい2名が下山しちゃったらしく独りだけでトライのようです。記憶が蘇り見覚えのある平地に出たら斜面に取り付く。ウコンウツギの咲く斜面を登って行く。お隣はコイワオヌプリ。到着したクレーターには休憩のパーティが居た。さっきの彼女は右から稜線に向かったけど私は左にコースを取り一周の予定。　稜線に乗っかると大沼も見えて岩内岳方面・・チセヌプリ・・・日本海。しばし景観に見とれて休憩。さっきの彼女は山頂標識に到着してこちらに向かって少し進んだが戻って下山の途についた。28年前に来た時はファミリー登山だったが霧が凄くて全く視界が利かない日でした。来た道をやっと探して下山したのですが山頂だと思って居たのはクレーターだった事が判明。残雪見ながらの稜線歩きの先には山頂標識。さっき登ったアンヌプリにはジグザグの登山道が見えその陰から羊蹄山が見える。山頂標識の先に進んで少し下るとアンヌプリに圧倒された。下山にする。また違うポコがあったからそこにも立ち寄る。何せ28年も経って居るから次が想像出来ないのでどんな景観も目に焼き付けないと・・・15：33下山。階段を避けて一つ手前の駐車場に下り喉を潤す。納豆巻きをおつまみにしてノンアルコールを飲みながら帰路に着いた。

  2012.06.18

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  2012年6月の山・・・ニセコ　アンヌプリ

  6月3日　晴れ　小樽まで所用。足を延ばしてニセコにやって来た。　　　　　11：24　スタート　人が多い日曜日 残雪の登山道を歩きやがて広い国道のような登山道は乾いて行き交う登山者も一杯。12：50　山頂に到着　途中に花も無く、シラネアオイがひと株だけ目に付いた。　　　　　　　　　　　　 山頂からイワオヌプリ・チセヌプリ・岩内岳・目国内岳・雷電山・・・　　　　目前の羊蹄山の向こうに無為根山・・下山では真っ白な多分、狩場山であろう山を眺めながら下る。　　　　色んな方に確認をしようにも「知らない、解らない」の返答ばかりでした。暑寒の山々も見えていたし昆布岳も目立っていた。　　　　それにしても人が多かった～　　久々に挨拶ばかりしていたような気がする。ニセコアンヌプリの山頂ではテント泊のソロ男性と歓談して下山。丁度ランチタイムタイムのパーティが多かった中、スポーツドリンクだけ飲んで下りてしまいました。山ガールやボーイも目立ちさすがニセコです。スタートが遅かったにもかかわらず下山後はお向かいのイワオヌプリに・・・。　

  2012.06.16

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  2012年6月の山・・・増毛連山　黄金山

  6月1日　曇り　午後から晴れる予報で12時25分の遅いスタート。久し振りの黄金山です。歩き出して間も無くの分岐で迷わず急斜面の旧道コースに進む。見事に花道が続き竹の子を摘みながら短い登山コースに付加価値付ける。ロープに助けられ小尾根に着いた頃ガスが晴れて浜益の山々が少しずつ現れた。この景観が旧道コースのいい処。登りに使うのは如何かと思うが花も浜益の山々も眺めるにはこの方が都合良い。 黄花イカリソウの群落が崖斜面のトラバースで現れる。（↑）山頂は雲海が見事オオサクラソウも満開で他にはヤシオツツジ、オオカメノキ、ニリンソウ・・・（↑）13：45　黄金山の山頂左から幌天狗岳・群別岳・奥徳富岳・南暑寒岳　　今度の冬は奥徳富岳に行こうかな？　　　　山頂にはアズマギクやイソツツジが咲いていた。　　　　　　帰路は退屈な新道を下りたが花も目立たず旧道登ってナンボは芦別岳と同じ感想。当然、誰にも会わず分岐辺りから再び「笹竹の子」採りに熱中。時間も遅れて下山したのに晴れて来たからベンチで休憩。コッヘルでお湯を沸かして珈琲を落とす。以前は湧き水を汲めたけど今では同じ場所でオタマジャクシが泳いでいた。それを眺めながら遅いランチタイムは15：30。お花と素晴らしい景観が脳裏に焼きついて次も夏山に行きたくなった。

  2012.06.12

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  2012年5月の山・・・朝里温泉　朝里天狗岳

  5月24日晴れ　8：17天殻橋過ぎた広い駐車場からスタート。陽気に誘われて山菜採り気分でやって来たのは朝里川温泉越えてオタルナイ湖方面。登山口へは「魚留の滝」入り口まで戻るとちょうどお向かい。（↑）8：31沢に着く送電線の下を歩くような感じでハッキリした登山道を登って行くと両側は笹。　でも此処まで来たら間も無く取り付きです。その手前は糞が点々と5.6メートルも縄張りのマーキング。いつ来てもこうして地主さんの気配が濃厚な朝里天狗岳です。（↑）9：00朝里天狗岳の山頂に咲くヤシオツツジ何せ此処まで1.5キロメートルしかありません。前回、時間が遅くてワザワザ残した北峰に今日は向かいます。（↑）9：09北峰から白井岳朝里岳方向を眺めると雪が少しだけ残っています。目の前は日本海でさっきの山頂との違いはそれ位・・・（↑）朝里天狗岳の山頂まで戻ってお隣の屏風岳を眺める。早々に下山です・・登山道には7.8メートルごとに目印のテープが付けられ踏み跡だけで余分な伐採も無く自然溢れるコースが完成されています。前回？？・・と思った箇所も山頂標識も手直しされてました。ありがとうございます！！取り付き手前の沢はいつ見ても綺麗。その沢の上流ではエゾノリュウキンカが花盛りでした。地主さんに見つからないように10本ほど手折って抱えながらの下山。浜益御殿で収穫しそこなったので此処でリベンジ。帰宅してから黄色い花は生けると可憐で見とれる「エゾノリュウキンカ」。4.50センチにも延びた茎は油炒めと胡麻和えに調理してみたら美味！食べる時は「ヤチ蕗」と呼び名を変えての初試食でしたが葉っぱは利用できないのだろうか？此の後は魚留の滝に降りて笹竹の子を収穫。

  2012.05.28

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  2012年5月の山・・・浜益連山　浜益御殿

  5月2日晴れ　7：40神社前から林道の行けるトコまで上がりスノーシューでスタート。ご夫婦の先客がまだスキーの準備中。更にもう1台停まっていた。歩き出した林道は雪を探しながら雪解け水の流れる春めいた様相。なのに真冬の様に林道の二股付近から大阪山に取り付いたら濃い樹林帯に笹が立ってるワ・・雪面は小枝で汚いわ・・テープが不足して失敗。林道から行く事にして戻ると先程のご夫婦らしきスキートレースが南面をトラバースしてるから着いて行く。（↑)8:53　スキーのトラバースは沢に下りてエゾノリュウキンカが咲いた傍を再び斜面を登る。最初の樹林取り付きではやる気が無くなり時期の遅さを悔やんだがお陰でこんなコースも有りか・・と儲けた気分になれた。帰路も此のコースを戻ってエゾノリュウキンカの花でも戴く予定。（↑）9：55　目指す稜線が見えるあっけなく大阪山の反対側に出て北側を巻いた林道に合流した。目の前に行く手が開けて浜益岳まで行くつもりで歩き出すとご夫婦に追い着いてしまった。疲れているようなので此処からは先行する。（↑）11：21　ランチタイムは浜益御殿から暑寒の山と浜益岳を見る。此処の直下で先行していた別パーティご夫婦の下山と出会い立ち話。「最高でしたよ～」と言い残してスキーでお別れ。スキーは早いから羨ましくなった。ご夫婦は浜益御殿からピストンしたらしいので私も此処で終了。（↑）いい天気だけど雄冬山も眺めるだけにした。今年もギリギリだけど2回浜益に来る事が出来ただけで十分。今日こそ漁港で魚を買って帰ろう。（↑）11：47　下山で海の方向沢コースのスキートレースご夫婦がやっと登って来た。しばしの立ち話で昨日も登山だったので強行だったらしい事と沢からのコースはスキーでは大失敗だったから下山は林道にするとの情報で心が揺らぐ・・・エゾノリュウキンカが欲しい。（↑）13：22　下山の林道から見納め結局、マイトレースは下山では消えてしまいエゾノリュウキンカも諦めた。それに御殿の直下で出会ったご夫婦が沢は熊が出ると言うし・・・そのご夫婦に私の下山途中で再び出会い驚いた。大阪山に向かう尾根を間違えてしまい登り直して来たのです。スキーは早いけどコース間違えたら怖いな・・・。本日は自分も含めて失敗のパーティが浜益御殿を堪能。　　　　　・・・また来年までオアズケ。漁港に急ぐが前回4時で閉店してしまった魚屋さんには余裕で着いた。なのに店先でオバちゃんが「臨時休業」だと言う。今回も国道沿いで魚を選ぶ。浜益の魚も、また来年・・　　　　　　冬山終了で充電中

  2012.05.25

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  2012年4月の山・・・浜益連山　群別岳

  4月21日　晴れ　6：38　スタート　浜益を抜け行ける処までの群別川沿いの林道に駐車。1台先客のソロ男性と挨拶。前日の奥手稲山から眺めて決った群別岳は独り占めでは無いようです。支度がまだとの事で後から来た私が先に雪の林道をよじ登って歩き出す。　気温が17度予報の日だから早朝なのに足元が緩い。　　途中、羆が横断した大きなトレースを写す。先程の彼は自分がＧＰＳ完備なので私のトレースに間違いがあったらホイッスルで報せると心強い約束をしてくれました。(↑)8：17　林道は崖も崩れ荒れて来ると細くなった。途中のゲート過ぎてから沢の位置関係に自信が無く戻ってソロ氏を待ち確認後、再び先行した。今度はすぐ先の徒渉地点でソロ氏を待つと何故か汗だくでやって来た。(↑)9：09　607ポコから熊の平に下りる。さっきの徒渉地点でスノーシュー装着してから私の脳裏に描いた地形を彼のＧＰＳと照合した。「そう、そう・・」と答えながらも疲れていそうなソロ氏を置いて607ポコを目指して来た。かなり複雑な地形が広がりトレースは無いが山頂方向は見えている。(↑)9：42　大きな大きなカール状の底に下りると突き当りが滝何とか辿り着いた増田の沢は凄い景観。一箇所大きな割れ目から水の轟音、更にデブリ。一旦、カール底から対岸に登ってから見つけた滝は雪に埋もれて想像より小さかった。(↑)10：34　遠目にも迫力ある滝手前のデブリにおののき再びカール底を抜け出し1079ピーク側にトラバースして来た。・・が、えぐれた斜面に出くわした滝の近くで結局、底に下り再び取り付き直す。鈴の音がしてソロ氏を久々に捕らえた。2時間振りです。彼は反対側の南面をトラバースして下り気味に歩きながら手を上げた。多分、方向を示してくれたと思うがすでに斜面を登っていた私は雪質の悪さに修正出来ずジグを切ってそのまま警戒しつつ進んだ。それでも昨日の奥手稲山よりはずっと楽な雪質の斜面です。私とは対岸になる彼のルートを見下ろし、さすがＧＰＳは違うナァと感心。(↑)11：16　滝を見下ろす高さでは急なんてモンじゃない斜面歩きに疲れる。幌天狗稜線の大きな雪崩跡を気分転換に眺めながら登っていた。暑い・・やっと僅かに生えた樹の傍で塩分補給のみそ汁を作った。ソロ氏、再び消える。標高が上がると雪質が楽になりクラストで表面が少しガリッぽい。南峰と1079ピークのコルを目指して喘ぐようなトラバース斜面の登りがやたら長く感じる。(↑)11：40　コルに着いたら今度は南峰直下の大樹を目指す。尾白利加山が頭を少しずつ出してやがて全貌が現れた。時間が思ったより掛かり過ぎている。味噌汁で更に喉が渇いて失敗。あの凄い急斜面でソリは怖いな・・何処までも連れて行かれそうと思った登り。(↑)12：00　南峰到着でさっきの大樹を見下ろす。本日は貸切の山です。山頂に行くつもりで居たが素晴らしい景観と陽気に恵まれ此処でランチタイムにする。黄金山が小さいオニギリに見える。(↑)幌天狗岳への稜線が続く。昨年はあの山頂から群別岳を眺めたが誰も居なかったっけ。此処でスノーシューからアイゼンに変えて周りを歩くも埋まりまくる。もっと下がって巻かないと山頂には無理だろうが高過ぎた斜面で気力が失せてくる。(↑)浜益岳、浜益御殿、雄冬山・・山頂まであと小1時間だけどもう水が少ない。　　双眼鏡で稜線を見回すが人影は無く下方の辿った疎林の斜面で休んでいる小さなソロ氏を発見。(↑)12：33　お腹が満たされた。冷静に判断したら水と林道歩きを計算すると下山しかない。色んな休憩ゴミも目立つ南峰で岩に登ったり・・しばし遊んだ。(↑)南峰の北側から群別岳の山頂稜線が続く。向こうのコルまで行けば暑寒の山並が見えるだろうけど・・・下山。(↑)13：04　登りでは無理だと思ったのに背中のソリで直下の大樹まで滑り下りたら楽だった。1時間半の遅れでソロ氏と丁度、大樹で合流。彼は本日の体調が思わしくない事、私が感心したルートが間違っていた事ナドナド・・更にトレースのお礼を貰ってお別れした。座り込んだソロ氏にせめて南峰まで行くようにと進言させて頂いたが果たして・・(↑)13：34　下山のスノーシューは効かないかとアイゼンのまま斜面を途中まで下りた。帰りは深い増田の沢の底をまともに歩いてみたが両脇が高くて不思議な感覚。(↑)14：06　熊ノ平の途中でズーム、山頂の見納め。　よ～く見たら南峰にソリのトレースがガッチリ残って面白いがかなり恥ずかしい。次はあるのか無いのか・・どっちでもいいけど楽しかったなぁ・・ソロ氏も居たし。(↑)14：26　徒渉地点から歩いて来た沢形を振り返る。自分のトレースも度々消え苦労しながらデコ山ボコ山幾つも越えて徒渉地点に戻って来た。此処まで来たら長い林道を歩くだけ。疲れのせいで羆のトレースが朝より増えて大小あるのも気に成らない。途中、暑いしダルイしスノーシューからツボ足にする。そして本日最大のおバカ発覚！！アイゼンも履いていた。ダルさの原因はコレでしょうがっ！14：55駐車場に下山。明日の車が1台待機中。画像117枚16：10浜益漁港の魚屋さんに急いだが４時で閉店してしまい山頂を諦めたのに更に残念。国道沿いの魚やさんで「赤カレイ」購入。(↑)17：28　当別で白鳥の群れに感激今回の山歩きの時間は南峰終点で正解だったようです。自宅に着いたら6時過ぎていたから家人がやたら心配していた。4月最後の山となりましたが上書きせずに余韻が長く続き暫く山に行く予定も立てなかった。5月最初の山は再び浜益へ　　　スノーシューは傷んでガッカリ。

  2012.05.14

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  2012年4月の山・・・札幌近郊　奥手稲山へパチンコ尾根から

  4月20日　晴れ　10：00スタート　パラダイスヒュッテの林道ゲートから。スキーなら林道に入らず手稲山のハイランドスキー場が数分先なのでそちらからのコースなのでしょうが私は相変わらずスノーシュー。（↑） ゲート前の雪がある処で車を停めた。広い駐車場は土が出て泥んこ。　　　西区に所用ついでに登ろうと急遽、思い付いたパチンコ尾根コース。　　　持参した地図は5万分の1のみで此処から奥手稲山はお初のトライ。（↑）10：15　林道から離れて振り返る。　　　手稲山に続く送電線を眺め取り付きを探しながら歩く。　　　見下ろす景観は日本海の向こうに浜益の山々が見えて最初はお気楽に進む。　　　（↑）11：08　パチンコ尾根を歩いて振り帰る。　　　異様な大きい岩が並んだ細い斜面を巻く時は少しスリリング。　　　途中のゲレンデは男子大回転コース跡のようです。　　　数日前のあろうツボ足のトレースを頂いて呑気に此処までは良かったのですが。（↑）11：39　グダグダの雪崩斜面を歩いてから振り返る　　　遂にこんな状態で辿っていたツボ足トレースは雪崩の下敷き。　　　腰まで埋まり完全に嫌気が差してしばしの立ち往生・・・　　　気を取り直し尾根方向に舵を取り少し高い処でトラバースした。（↑）11：59　進む奥手稲山への稜線には雪庇が垂れ下がる　　　眺めながらあの真下を下山で辿るとは思っていませんでした。　　　パチンコ尾根からは延々と雪が転がる斜面のトラバースが続いてます。 　途中に林道を更に進んでから取り付いたトレースも有りコレもいいな・・と思った。　　　　進むにつれ雪崩斜面は完全に避けられそうも無くどっちも同じ。（↑）12：09　清々しい961ピークの前。　　や～っと疎林の雪崩トラバース終了で一瞬ですが細尾根に出ました。ヤレヤレ明るい。　　目前のピークは急斜面で手強かったけど休みながら振り返ると手稲山の展望がいい。　　ピークからは右の雪庇稜線の広い尾根を奥手稲山に向かうだけ。　　帰路はあの雪庇の下をトラバースして961ピークの付け根を右から出て来た。（↑）12：12　961ピークからの余市岳　風も無く気温も高く。　　　腐ったトレースが残った急斜面もあっけ無くクリアしたが山頂のダケカンバに鐘は無かった。　　　手稲山や手稲西峰、991ピークが尾根で?がって居るけど稜線を歩く事は殆ど無し。（↑）12：27　奥手稲山・・・ならぬ９２０ピークに到着　　　手稲山の直下から尾根に沿ってトラバースしたコースの全貌です。　　　前回は定山渓の春香小屋から夕日の沢コースでやって来た。　　　あの時も林道にデブリがあったけど本日はまっこと厭らしい斜面が長い長い。（↑）此処からから眺めるのは春香山、和宇尻山、南岳方向。　　行ったよね・・・懐かしい。　　本日の山頂を西端まで穴に落ちながら行ってみたら笹が立ち石原が出ていた。（↑）開放的な海岸線　　　昨日までは予定もしていなかった此の良き日に癒される。　　　腰を下ろしてランチタイム。　　　肉眼ではハッキリと見える浜益の山々に誘われている気分。（↑）13：02　下山にしませう・・・　　　稜線に2つあったポコに立ち寄り振り帰る。　　　イヨイヨ此処からは登りの稜線歩きをショートカットして雪庇の下をトラバースで降ります。　　　（↑）13：06　ゴクッ・・・トラバースしながら見上げれば張り出す雪庇。　　　樹の根元には大きな雪のバームクーヘンが転がってます。　　　突入して歩き始めたら意外と、だい・じょう～ぶ・・かな？？（↑）13：09　足早に通過した雪庇下のトラバースにマイトレースを残した。　　　画像は綺麗だけど・・・（↑）14：02　男子大回転コース跡に到着　　　あの雪崩斜面を再び延々歩いてパチンコ尾根まで戻った時はホッ・・・　　　海岸線が一層、美しかった。　　　林道に合流して最初の電柱に「Ｕ15］と書いてあったから目印に写した。　　　・・・がゲートまで続く電柱は全て同じ記号で（笑々）　　　14：35ゲートに到着でどなた様にも出会わず終了～　　　　　　こうして同じ夕日の沢コースで昇った奥手稲山とはまた違ったコースでしたが燃費は良い。　　　緊張感と思案処が満載でしたがもっと早い季節がいいのかも。　　　常に見えた浜益の山々のせいで翌日は群別岳に向かってしまいました。

  2012.05.10

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