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カテゴリ:音楽
そんな訳で、 今年も行って来ました。 大阪フィルハーモニーの大阪城西の丸庭園での 星空コンサート。 去年始まって今年で2回目。 去年は開演1時間前に行ったのですが、 今年はもうちょっと前の方で見ようと思って 3時間前の3時半に現地着。 そしたら、 たーいへーん すでにものすごい行列じゃないですか。 今年一番の暑さの中 あまりの混雑に開場時間を早めて 5時に開場。 結局、 去年より2時間も早く来たのに 去年と同じぐらいの場所しかゲットできず。 去年と同じ時間に来てたら もう豆粒ほどにも見えないほど遠くになってたというほど 今年の観客の数はハンパじゃありませんでした。 なにより、 客層がガラっと変わっていて 若い人が多い。 特に小中学生の女の子がものすごく多かったのです。 これはやっぱり「のだめ」効果の表れか。 そんなこんなで始まったコンサート。 最初は去年と同じ バーンスタインのキャンディード序曲から。 なぜこの曲にこだわるのかと思ったら 指揮の大植英次さんがバーンスタインと面識があるそうで。 まぁ、ワシも昔やった事があるので好きな曲です。 そして、 今年は開場の横にデカイスクリーンがあって、 カメラでの映像がそこに映し出されるので 普段は客席からは分からない指揮の表情なんかも見れて良かったです。 続いての曲はドヴォルザークの新世界の4楽章。 去年は2楽章で今年は4楽章。 それにしてもやっぱり大植さんの指揮パフォーマンスといい トークと言い、 見るたびにどんどんファンになって行きます。 続いての曲は有名な 「青く美しきドナウ」 だが、 大植さんはドナウを見てきたけど 実は全然青くないし綺麗じゃないと。 昔は綺麗だったのだろうけど 今は淀川の方が綺麗だと。 と言う訳で「次の曲は青く美しき淀川です」 と相変わらずのリップサービスぶり。 そして次の曲、 サンサーンスの序曲とロンド・カプリチオーソ と言う曲ではヴァイオリンの独奏のゲストが。 そのゲストがパンフレットを見て ちょーびっくりー なんと11歳の小学生。 しかもワシがいつも配達に行ってる学校の生徒。 名前も「風雅」と書いて「ふうが」 と言う それだけでものすごい英才教育を受けてそうな名前ですが、 11歳で大阪フィルと共演なんて どれだけすごいのかと思ったら、 これが、 ちょーびっくりー 世の中には大天才と言うのは本当にいるんだなと この歳になって本気で知りました。 もうその演奏を聞いてれば 11歳の女の子なんて思えるはずがありません。 超難解曲を弾きこなすテクニックもさることながら、 あの歳であの色っぽい表現を出来るということに ワシはショックで仕方がありませんでしたよ。 普段はヴァイオリン協奏曲とかは聞かないけど、 こればっかりは身を乗り出して世界に入り込んでました。 特に印象深かったのが、 演奏する時の表情。 本当にプロの目でしたね。 時折指揮者の大植さんの方に目を向ける時の あの目つきはワシは鳥肌が立ちました。 そしてその子を 暖かく、優しく、そして厳しく見守る大植さんの目。 この二人の共演をこんな形で見れるとは。 そして風雅ちゃんは演奏が終わるとやっぱり小学生。 これから色んな所で活躍してまた見かけることになるでしょう。 そんな真剣な共演とは打って変わって 続いての曲は ETのテーマ。 「去年はスターウォーズをやりましたが・・・・」 と言って、 去年もってきたあのライトセイバーを今年も持って来て 嬉ししそうにライトセイバーを振り回す。 「でも今年はETです。」 と言って曲が始まると、 大植さんは指揮台から降りてステージ脇の方に行くと なんと、 前かごにETを乗せた自転車に乗って登場。 そしてその自転車でETとステージ上を走り回る。 もう会場中からは大拍手。 ホント、今年も見せ場を作ってくれます。 そして、 今年のプログラムで一番楽しみにしていた ラヴェルのボレロ。 あのボレロを大フィルの演奏で聴けるとは。 この曲はソロがどんどん出てくるが、 各ソロの度に大植さんが 「今のはフルートです」 という感じで説明してくれる。 さすが大フィルのボレロ。 各パートともまるでCDのようなレベルです。 そして、 ソロの中で一番最後にやるのが トロンボーン。 トロンボーン奏者ならダレでも一度は遊びで吹いてみる ボレロのソロ。 ワシもよく学生時代は真似事して吹いてましたが、 考えてみれば初めてプロのボレロを生で聴きました。 そしてだんだん楽器が増えていってクライマックスに近付くにつれて どんどん迫力を増してくる力強いオーケストラ。 その迫力に負けずに、 ワシがとにかく感じたのが 「綺麗なボレロだな~~~~!!!!」 あの会場であのボレロ。 何年振りでしょうか。 音楽聴いて涙が出たのは。 そして最後の曲は 去年と同じく チャイコフスキーの1812年。 去年はPAのトラブルで スピーカーから音が聞こえないと言うハプニングがあったので ちゃんとした形で聞いたのは初めて。 今年も会場の後方にトランペット部隊とトロンボーン部隊が出現。 ワシはもちろんトロンボーン側いたので その音を間近で聞けました。 もう1812年が終わる頃には放心状態。 なんかまた無性にトロンボーンが吹きたくなりましたが、 その前にやることがありすぎるので いつの日か機会があればまたやってみようかと。 そうしてアンコールは童謡3曲をお客さんと一緒に歌い、 最後は八木節。 去年はハッピを着て指揮してたのに 今年は着ないのかと思ったらどうやら忘れていたようで 最後に終わってから着てました。 そうして今年も無事に終わった星空コンサート。 もう、ホントに今年も最高でしたよ。 何がすごいって、 このコンサートが500円ってのがすごいですよ。 ワシなら5000円払っても来ますよ。 実際、一回見たらリピート率はかなり高いはずです。 今年は14000人ほど来てたようです。 正直、最初並んでる時は 来年はゆっくり来て後ろの方で見ようかな なんて思ってたけど、 終わる頃には 来年は朝一から並んでもっと前の方で見たい!! と言うやる気マンマンです。 ちなみに、 今年のこの映像は 6月30日の深夜に放送されるそうです。 近くなったらまたお知らせいたします。 そんな訳で、 土曜はとある引越しの手伝いをしてて 日曜に星空コンサートに行って 今日は朝から釣り行って昼はアウトドアショッピングと、 ゴールデンウィーク前半の三連休を 全部ワンワンと過ごしてましたよ。 と言うお話ですよ。 そんなワンワンが何年かぶりに ホント久々にお魚さん(極小アブラメ)を釣りましたよ。 そんな時に限ってデジカメを忘れるのが まるぱクオリティ。 そして星空コンサートでも おサルもデジカメも忘れて言ったというお話でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年04月30日 18時42分12秒
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