ブルーシャ西村 Official Blog

2007/12/25(火)13:42

週間メルマガ「強引ぐ マイ ウェイ」 vol.88 バックナンバー:続き

読者のお便り(656)

2007年1月21日発行号公開:続き ブルーシャ西村のエッセイ「強引ぐ マイ ウェイ」 vol.88 07/01/21 (日) 発行:続き 「子供を持って始めて分かること」  前のメルマガで、 「特に、私の音楽活動についてたたいてきた人の言動の、 「親の財力で音楽勉強させてもらってただけのくせに~。」のような内容の箇所が、一番反応が大きかったです。」 「英才教育のお陰で才能が開花した、そういう賜物は、世の中にたくさんあることです。モーツァルトだってそうです。」 と書いた箇所について、続きです。  主婦の方から、とても参考になる、人類全員でシェアできる教訓になるようなお言葉をいただきました。私は目からうろこが落ちました。 「貴女にそんなことを言ってあたってくる人がいるなんて、信じられないです。  それは完全に嫉妬ですね。視野が狭くて自分のことしか考えてない人です。  貴女とご両親の立場にたって考えていない。どれだけ手間と努力がかかったか、その立場に立って考えられない人なのです。  私には子供がいるから、貴女とそのご両親の気持ちと両方がよく分かります。  それを嫉妬するなんて人は、きっと、母親が働いていたか何かで放ったらかしにされて育ったのでしょう? 母親に、犬や動物みたいに放ったらかされて育ったのですよ。それに、そんなことを言った人は独身でしょう? 子供を持つ母親なら、貴女に向かってそんな嫉妬はできないです。」 と、この方はこのように憤慨していらっしゃいました。 「え? どうして子供がいない人だって分かるのですか?」と私は絶句しました。 「そんな嫉妬心まるだしのことを貴女に言うなんてことは、その人は、全く人の立場に立って物が考えられない人なのですよ。  結婚して子供がいない人は、その人の代のところで思想が止まってしまっているから、自分のことしか考えていないのです。自分の代までの短いスパンでしか考えられないから、自分のことばっかり考えていて自分の代で成功しようとして、自分と人と比べて嫉妬するのです。  物事を長いスパンで考えることができなければ、人間は生き方でつまづきます。  もしもそういう嫉妬深い人が、将来の結婚と自分の子供や孫のことまで今の時点から想像することが出来れば、貴女とご両親に対しても“子供の頃から音楽を学べて良かったね”って心から喜べるように自然になるのです。  もしも自分が両親にしてもらえなかったとしても、自分の子供や孫にはしてあげようとか考えられるし、自分の代ばっかりではなくもっともっと長いスパンの視野で物を考えるようになるのです。子孫の将来にまで視野が広がるからです。」 と主婦の方は語りました。 「ああ、なるほど。嫉妬心の強い人は、視野が狭くて、自分のことしか考えられない人なのですね。人の立場に立って物を考えられない人だったのですね。」 「そうですよ。その人は、人の立場に立って物が考えられない人間だから、貴女に嫉妬してあたってくるのですよ。  そんな人間は、ほぼ100%、母親が働いていて放ったらかしにされて、御飯も作ってもらえず、構ってくれなくてレッスンもつけさせてもらえず、犬みたいにして動物みたいに育っているはずなのです。  だからそうでない貴女に嫉妬するのですよ。貴女の母親が立派なのですよ。母親にとって子供って、大切な自分の作品のようなものなのです。でもその人でも将来、やがて結婚して自分の子供を持てば、成長することができますよ。」 「そうですか、結婚して子供を持つことは、とても学べることなのですね」 「そうです。子供を育てることによって、学んで成長できることは多いのです。視野と時間軸が先の先のほうまで広がります。だからこそ、今、私は主婦として集中して子供を真剣に育てるポリシーを持っているのです。私は子供を育てることによって色んなことを理解できました。  細木数子さんも私と同じことを言っていますが、“自分のしたことは3代先になって現れる”のです。私もそう思っているからこそ、今真剣に子供を育てているのです。私の行いが孫の代になって出るのですから」 「それ、分かります。私もそう思います」と私はうなずきました。 「目先のわずかなお金に囚われて子供がいるのに働き続けて、子供を放ったらかして御飯も作らず缶詰でも与えて犬みたいに育てたら、それは孫の代になって自分自身に返ってくるのです。  私は主婦として子供を育てることによって色んなことが見えてくるようになりました。今日本で事件が多くて子供がおかしくなってきているのは、親である団塊の世代が原因です。その団塊の世代の親はちょうど戦後の貧しい時代にいたからとても物質主義に偏ったのです。貧しい余りに、働くこととお金を稼ぐことが一番になってしまった。本来家庭で子供をちゃんと育てるべき女性が働きにでてしまって、子育てがおろそかになってしまった、そのツケが団塊の世代にきて、またその子供に来ているのですよ。  私の知人で娘を残して先日亡くなった女性がいますが、その娘はグレてしまっています。その時にその方の母(娘の祖母)がNYに来てお会いして、全て観えて分かりました、どうしてそうなったのかが。娘さんがグレたけど、1代でそんなふうにはならないのです。  祖母に原因があります。その祖母、私のことを優秀な男性の主婦で有閑マダムで悠々自適に暮らしていると思ったのか、嫉妬をした様子で、私にあたってきましたよ。主婦が羨ましいみたいなのです。 “私はずっと働いていましたから自分の保険もあったし、年金もいただいているのよ” と、不機嫌な顔をして唐突に言ってきました。それで私は、 “ああ、だから娘と孫がこんなになったんだ” と分かってしまいました。  その祖母の別のお孫さんにもツケが出てきているんですよ。他にもう一人のお孫さんが10歳で脳腫瘍になってしまって瀕死の重傷なのです。私はなんでそうなるのかなあと思っていましたが、この祖母に会って分かりました。  祖母の生き方のツケが孫に出てきてしまっているのです。3代先に出るのです。祖母が働いて家庭を放ったらかしてロクに御飯を作らなかったから孫がそうなったのです。貧しかった時代のツケが今になって出てきているのですよ。  細木さんは10万人も鑑定しているからこそそういえるのだろうけれど、私は真面目に主婦をしてきた結果、私も彼女と同じ意見なのです」 と、語ってくださいました。迫力があり、言葉に真実味がこもっていました。  そういえば私の周りでも、10歳で脳腫瘍になったとか同じような話がチラホラあったので、そんな、祖母の行いが孫に出てくるなんて!と驚きました。  私はまだ子供を育てたことがないので、彼女のようには力強く断言できませんが、彼女からとても大切なことを今回学びました。子供がいない人であっても、将来の先の子孫のことまで思いをはせて、劣等感を持たないように、人に嫉妬をしないように、八つ当たりをしないように生きていかなければなりませんね。  それは結局、自分の子孫のためでもあるのですね。 

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