2008/07/06(日)23:32
ありがたいお話し:続き
ジュエリーのお客様からの、「ありがたいお話し」続きです。
お客様からのお話しのなかで、
「ブルーシャさんのジュエリーを手に入れてから、その重厚さ としっかりした造りを見ていると、”私が持っているジュエリーとは比べ物にならない! もう、レベルが全然違うな~”ということがよく分かったのです。」
「・・・もう、二度と、家にゴロゴロあった他のジュエリーを手にすることが無くなったのですよ。着けたくなくなってしまったのです。
なんか、チャチなデザインと造りだなと思ってしまって。」
・・・というところがありましたが、これについて、”あっ!!!”と気がついたことがあります。
よく、私のハイエンド・ジュエリー作品について、
「デザインが重厚、超高級な感じ」
「ハイソでセレブな感じ」
「サイトでジュエリーの写真を拝見していて、重厚な感じで高級そうだし、”きっとものすごくお高いのだろうなあ・・・私には手が届かないのだろうなあ”とタメ息をついていました。」
などなど、ご感想をいただきます。
私のジュエリー作品をどうしても欲しくて、ご質問をいただいて、最終的にオーダーメイドをご注文下さったお客様は、皆様、口々にそうおっしゃいます。
(実際は、もちろんご予算をお伺いして、ご相談しながらお作りするので、サファイア6カラット! などでなければ、手の届く範囲内のお値段で、結構いいものが作れますよ。例えば海外旅行でヨーロッパに行くよりもお安いお値段で、割といいものが作れます☆)
重厚で高級なイメージ、というのが、私のジュエリーに対しての、お客様の共通のキーワードみたいです。
・・・どうして私の作品がそんなに重厚になってしまうのかなあ・・・別に特に「重厚にしよう重厚にしよう」として意識して作っているのではないのになあ、自然に作っているのになあ、う~ん、なんでかなあ?とぼんやり考えていたのですが、”はっ!!”と気がつきました!
私が幼少時から今までやってきたこと、学んできたことの内容、家庭環境、ご先祖、学校など自分が身を置いていた環境、などなど、全部がことごとく重厚なものばっかり!しかない!なことに気がついたのです。
クラシックバレエ
音楽(ジャズオルガン、バッハ・オルガン曲)
(最初に習っていたものは一般的なオルガンでしたが、後にジャズに転向して、趣味ではバッハのオルガン曲を好んで練習している)
音楽コレクター
(60年代、70年代のレア盤のコレクターで、10代後半から10年間くらいヘビーにはまって、怒涛のように集めていた。(*当時から、女性なのに珍しいと言われていた。)そして選曲ができるので結果的に3年間ほどプロのDJとして働いた。)
油絵(スペインで、画家J.トレンツ・リャドが創設した絵画学校で、重厚なクラシックの修行法で6年間フルタイムで学んだ。)
版画(画家ジョアン・ミロ財団で、シルクスクリーンと銅版画を学び、修了した。)
スペインで住んでいた家はカサ・アンティーグアと呼ばれる100年以上経った家
(ベッドや家具など調度品も全てアンティークで重厚なものばかりだった。)
アンティークと宝石、北欧のヴィンテージ食器収集(100枚以上持っている。これ以上は要らない!(汗))
写真
本の執筆
経済学
・・・などなどかな? いっぱいありますが、きっと全部、私の好んで選んできたものぜえ~んぶほじくり返してみても、どこからどこまでも、全部が重厚!だったことに気がつきました。
・・・ポップなもの、チープなもの、女の子っぽいライトなもの、流行ですぐ廃れるものが1つも無くて、人生全体でそのようなものを選んで好んだことが、一回も無いのです!!!
きっと、私の人生それ自体が、無意識で生まれてこの方ずうっと、重厚なほうへほうへと好んで進んできたために、それが無意識で積もり積もって、蓄積されて、私の好み自体が「重厚なもの」になってしまったのだと思います。
私の好みが、「重厚」なのですね!
道理で、私が作り出すハイエンド・ジュエリー作品のデザインが、全部、重厚なものに自然になってしまう理由が分かった気がします。
きっと10年くらいでは、重厚な雰囲気にはならないのでしょうね。
1日や2日くらいで急に重厚にはなったりできません(笑)。
でも、重厚なことは、私の個性なので、このまま自然体で、私の好みの重厚な作品を作り続けていきますね!