2011/01/26(水)08:03
合成麻薬MDMAの恐ろしさ
日本のニュースで話題になっている、合成麻薬MDMAについて、ちょっと書いてみますね☆
合成麻薬MDMAはエクスタシーと呼ばれていて、ヨーロッパでも多くの人々が乱用しています。
私が6年間留学して住んでいた、スペインのマヨルカ島は、隣のイビサ島と並んで、ヨーロッパで大人気のリゾート地で、地中海リゾートだけではなくディスコ産業の世界的メッカでもあります。
マヨルカもイビサも、ヨーロッパ中の人々が、ハメを外しに来る場所なのですよ。
マヨルカでは私は絵画学校と語学学校に通っていた画学生だったのですが、そのかたわら、スペイン上陸2~3年後くらいから、毎週末ディスコとクラブでDJ(皿をミックスして回すやつ、ハウスとレアグルーヴ)をやっていました。レジデンスDJでした。
そして私はお陰さまで現地で人気が出て、私がプレイする日はたくさんの友人知人やお客さんたちが入るため、オーナーたちが驚いて、私を大型ディスコのPR(パブリックリレーションズ:広報)に抜擢したので、学生だった私はありがたくDJとPRを掛け持ちで務めていました。人気がでたために、ディスコの経営陣にとっては、集客力がある私に白羽の矢をたてたのですよね。私の人気はDJの才能よりも、のんびりした人懐っこい性格のせいだったと思います~。ボケ気味なので、みんなが和んでくれるのですよ~。
(注:オーナー達に、”お前、DJセルビーニョ(私の上司だった高額ギャラの著名DJ)と全身ヌードで”胸と股間だけCDをくっつけて写真撮って、ディスコのポスター作ろうぜ~!もっと人気でるって!”と何度も何度も頼まれたのですが、人を脱がそうとしやがって、私はもちろんかたくなに断り続けましたよ~!
そんなもん、このワタクシが一生撮るわけないやろ~!!! アホボケカスっ!!! てめえらオーナーやからってこっちの足許見てナメてんじゃないわよ~! 何億円積んでも撮らさんわ~! 私はいつでも辞めてもかまわんわ~!と思いながら勤めてましたよ~。
幸い、私は当時、アフロヘアー(日本でパーマあてた)だったので、一回もナメられたことはなかったです☆
・・・ちなみに、ワタクシは夜から朝まで働く環境だったので、”レズです。だからあなたのことは何とも感じないのです。スンマセンな~♪”と冗談こいて(笑)色々かわしていましたよ。レズって言ったらしら~っと避けてくださいますから(笑)。生きる知恵やね。まともに反応して切り返してたらエスカレートしていくだけやからね。
ったく、夜の世界の仕事場は、気の弱い良い子なお嬢ちゃまだとオス供にナメられてしまって人生転落するから、夜の仕事には一生近づかないほうがおすすめでしょう。。。人生経験にはなるけれどもね。私のような作家の職業なら肥やしになるけれども。。。)
ですからそういう過酷な卑劣な環境にある、世界的なメッカのディスコやクラブ遊びの現場で、どんだけひどい状況で様々なドラッグが流通しているかということを、この目で見てきました。流通量はニューヨークよりもひどい状況で、比べ物にならないです~。マフィアが入り込んでいるからですよね。その話を少ししたいと思います。今まで、教育に悪いかと思って(笑)、ほとんど書かなかったことです。。。
普段ニュースを観ていても、
「マヨルカの港の船から、エクスタシーが50キロ押収されました。」
のようなニュースがしょっちゅうありましたから。島なので、地中海から簡単にドラッグが上陸するのですよ。
ちなみに私は、ヘルシー&ローハスが新しいと思っていましたし、ヒッピーとかドラッグは旧世代でダサく見えてしら~っとしていましたから、ドラッグにもマリファナにも全く興味がなかったです。(マリファナはスペイン人は家で育てて消費していらっしゃいます。ハッシシ(大麻樹脂)は隣のモロッコからやってくるのでたくさんあります。)DJだったのでいつもふんだんに差し入れとしてコカインやエクスタシーが私に差し出される日常だったのですが、いつも断っていて、一度も試したこともないのですよ~! ホントにホントです。。。
マヨルカ現地のスペイン人の青少年たちは、地元に世界的な大型ディスコがたくさんあるので、15歳くらいから夜遊びにくりだす子達が多いです。
現地の夜遊びって、だいたい夜1時以降集合で、2~3時くらいに一番盛り上がりますからね。朝6時までディスコは開いています。
そして、毎週末、だいたいディスコに行く人々はみんな、エクスタシーを飲みます。ディスコの中で飲んで、大音響で音楽を聴きながら踊って、トリップするためですね。たいてい、みんな飲んでいます。それも一晩で1錠とかじゃなくって、1晩で10錠とか飲み続けて、ずっとトリップしているのですよ。目がいっちゃってる人々がお客さんには多いのです。従業員も同様ですよ。オソロシや~。狂っていますよね。
朝6時まで開いているディスコのパーティーは、レイヴ・パーティーと呼ばれています。イビサ島が発祥の地です。
時々、手相鑑定とタロット鑑定もアルバイトで少ししていましたから、そういうディスコ好きな青少年たちの手相も観たことがあります。。。
エクスタシーを毎週末、一晩で10錠、数年間飲み続けた人々の手相はどうなっているかって?
もちろん、身体が痛んでいますよ。そしてそれは全部、手相に表れています。はっきりと。
ある日、初めてそういう人の手相にあたったときに、私は、
「あなた、まだ22歳なのに、45歳くらいから急に身体にガタがきて病気がちになって、それからすっと長患いしそうな将来がもうすでに出ているけれども、何か健康に悪いことをやった覚えある?」
と聞くと、
「え???45歳からですか?そんなにずっと?身体が具合悪くなるんですか?もしかして、ドラッグかな。」
というので、
「それやそれ。ドラッグっていってもみんな少しくらいはやっているのに、あなたにとっては身体に良くなかったのよ。一体、どのくらいの量を摂取してきたの?」
「毎週末、木金土と、一晩に10錠を飲み続けてきた。それでかな?」
「えええええ?一晩に10錠なんて、飲みすぎやって!そんなに飲んだら、あなたの身体はきっとみんなに比べてそんなに頑丈じゃなかったから、クスリがきつすぎたのよ。もうこれ以上飲まない方がいいって。やめなさい!」
「そうなのか。分かった。もうドラッグは飲まないようにするよ。ドラッグが身体に悪いなんて、知らなかったよ。」
とその男の子は泣きそうな顔になっておどおどしてきたので、
「そうよ、ドラッグ、特にエクスタシーなんて、脳のニューロンを一瞬でたくさんシュルシュルシュル~って燃やしちゃうから、それで末端の皮膚がサーッと気持ちよく感じる仕組みなんだから。飲みすぎて脳を傷めるとね、身体全体に中年以降になってガタがくるのは想像つくよね?あなたね、まだ22歳なんだから、これからもっと健康になって長生きしなくちゃ!まだやりたいことはあるでしょう?あなたのお父さんとお母さんは、あなたに脳を痛ませて身体壊す状態は望んでいないはずだよ。ご両親にいただいた自分の身体と脳は、大事にしないとだめだよ。今後はドラッグは一切やめなさいっ!!!」
と親身になって一生懸命に説明すると、
彼は男なのにウルウルしてきて、
「分かった。知らなかったんだ。ドラッグがそんなに身体に悪いなんて。これからはもう飲まないようにするよ。今気が付いて良かったよ。」
と言ってくれました。
・・・それ以降、注意して手相を観ていると、彼と同じように、毎週末エクスタシーを大量摂取し続けた人々は、全く同じように、現在が若い年代でも、すでに45歳以降くらいから病床に伏せる手相になっていましたよ。だから観れば、どんだけドラッグを取ってきた人なのか、すぐに分かりました。
手相には全部、出るのですよ。隠せませんから。
年表のように、手相には60歳くらいまでは将来が出てきます。
エクスタシーはこわいドラッグだと思います。。。
ですから、日本の皆様も、興味本位とかでも、1回も飲まない方がおすすめです。
手を出さないで下さいネ~!!!