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テーマ:ゲーム日記(31450)
カテゴリ:ゲーム
えぇ、おわりましたよ。グランディア3。
アップテンポな、戦闘システムの面白さに、 普通はうざいだけの戦闘を楽しくこなしながら、 ラスボスまで一直線。 その感想をば、語りたいと思います。 以下、ネタバレですので、いやな方はご遠慮ください。 ===================================== というか、どうですかね。このシナリオ。 グランディアファンの皆さんは、満足できたんでしょうか。 ディスク1枚目までは、まだ良かったんですよ。 主人公のユウキ、暖かく厳しく見守る母親のミランダ。 子離れの時を迎えて、葛藤するミランダ。 そして、少年から青年へとなったユウキのひとり立ち。 ミランダ役の声優さんのとんでもない旨さに泣けますよ。 グランディア1のテイストばっちりでしたよ。 泣けましたよマジデ。 でも、そこで終わり。 正直、先の話は蛇足みたいなものです。 製作者は、 母親の元からユウキが巣立った所で、燃え尽きてしまったのでしょうか。 あとは、必死に 「世界が悪者によって壊されようとしているんだよ」 「ほら、世界を守らないといけないでしょ」 って、プレイヤーに訴えかけている見たいな。 でも、私にはちっとも世界を救わなきゃならないような 能動的な感情は沸き起こらない。 なんか、遊ばされているような感覚。 アルフィナとエメリウス兄弟愛なんて、 全く関連する話も語られずに、そこに愛を感じられるわけもなく。 エメリウス側の狐目の男と、赤い女と青い男の話もなんら語られることなく。 そもそも、エメリウスが生命のない世界を欲するようになったきっかけもわからない。 途中でムービーで騙られるけど、それがトラウマになるような話にも思えない。 そもそも、なんか生命のない世界を作ってなんかうれしいわけ? ありがちな話なら、魔王の力で世界支配みたいな感じなら、まだわかるんだけど。 すべての生命がなくなってガラスになったら、食い物無くて餓死するだけじゃん。 そんなの子供でもわかんだろうに。 ユウキとアルフィナはどうも愛し合っていたらしく? エンディングでは、彼らの子供を見る事ができます。 でも、ゲーム中で彼らの間に恋愛感情を見る事は一切できませんでしたよ。 とまぁ、まったくもって意味不明。理解不能。説明不足なストーリー展開で、 製作者の 「ふぅふぅ。とにかく、ゲーム終了まで一生懸命作りました。後よろしく。」 みたいな、投げやりっぷりでゲームはエンディングへと漕ぎ着けます。 で、そこには感動もなにもない。 あぁ、終わった終わった。もう、このゲームやらなくていいんだ。 という開放感しか存在しない。 本当に、これがグランディアなの? エクストリームの方がはるかにグランディアでしたよ。 私の偏見で言わせてもらえば、 やはり、ムービーゲームはつまらない。 随所でムービーが流れて、おぉ凄いね。 とは思うけど、やはりそれだけ。 ムービーにかけたコストで、いったいどれだけのお話を作ることができるんでしょうか。 そもそも、DVD2枚組みになったのってムービー入れたためでしょ。 ムービー削ればDVD1枚でぜんぜん足りると思う。 それだけの、ボリュームないし。 サターンの時代から、次世代機になり、 キレイな画面と美しいムービーを再生できるようになっても、 やはりゲームの本質は変わらないんですよ。 お話付きRPGにおいては、シナリオの秀逸差が勝負を決めるんですよ。 今まで色々なRPGを遊んできましたが、 そのどれもが、私の記憶にはとどまっていません。 遊んでいる最中は面白いのだけど、記憶に残るお話ではないんですよ。 その中にあって、グランディア1だけは、 何時までも何時までも、私の記憶に、心に深く残り続けています。 旅立ちに際して、母親の愛情を感じられます。 自分の能力に限界を感じた仲間の告白を聞いたことがありますか。 「私は、もっと貴方たちと一緒に旅を続けたい。 でも、私が付いていくと貴方たちに迷惑がかかる。 だから、ここでお別れをするね。」 もぅ、思い出しただけで目がうるうるですよ。 駆け出し冒険者の主人公を見守る冒険者の先輩であるヒロイン。 何時しか、本当に何時しか互いに惹かれあい。大事に思い始める。 船で海を渡るときの、あの無言の間のなんと雄弁な事か。 お互いの愛情をひしひしと感じられましたよ。 勿論、説明不足な点もいろいろとありました。 でも、それを補ってあまりある魅力に溢れた作品なんです。 ゲームアーツさん。 もうグランディアの新作は、一区切りつけて グランディア1を現行機に移植してください。 語り足りない話もあるでしょう。 王道の中の王道RPG、グランディア1で、RPGとは冒険とはこれだ! というものを思い出してください。 新作を作るならその後で、 グランディア1のファンを裏切らんといてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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