子供のお使い パン屋さんの巻
金曜の午後、カミサンに頼まれてパン屋さんにブリオッシュを買いに行った時でした。言われたことは、ブリオッシュを3つ買ってきて、という簡単なもので、私はパン屋でブリオッシュを買うのは初めてだったのでちょっと不安はありましたが。行ってみると店内のショ—ケ-スや棚には殆ど商品であるパンは残っておらず、店員でもありオーナ-でもありパン職人でもある若い男の人が、「今日はもうブリオッシュはありません」と冷たく言われてしまいました。そういう時はカミサンに言われたように、「明日用にブリオッシュを3つお願いします」と伝えると、小さいのか大きいのかサイズを聞かれました。彼が両手で示した小さいブリオッシュは、直径数センチというくらい小さいもので、これでは一口で食べ終わってしまうと思い、「では大きいのを3つ」注文しました。ブリオッシュの大きいサイズは、3-4メトル離れた棚に一つ残っているのが見えます。ただしこれはチョコ入りのブリオッシュで、カミサンに頼まれたものとは違います。念のため。さて、受け取るのは明日でも勘定は前払いです。いくらですか、と訊いたら「20.40」の表示が…。「えっ」ちょっと高いんじゃあないの? と言おうとしたら、その店の人が何故か「3つでいいんですよね?」と念を押して来る始末…。しつこいなぁ、と思いつつ「そうですよ」と返事をする。家に帰ってそのことをカミサンに話すと、「えっ、あの大きいの3つも買ったの?」と言われたので、「だって、小さいのはこんなサイズだよ」と言って両手で如何にそれが小さいか示したのだが、意外な答えが…。「小さいので良かったのに。でもしょうがないわね、買っちゃったんだから。」と怒られはしなかったものの、ちょっと気分を害してしまいました。という事で、翌日つまり土曜の朝7時半ちょっと前にそのパン屋に、注文したブリオッシュを取りに行った。その道すがら、「もし向うが了解してくれたら2個にしてもらおう。今日はお客が多いだろうから余ることはないだろうから。」と直談判する覚悟でパン屋に行くと、既に5,6人の行列が…。この時点で直談判という可能性は無くなった…。こんなに人がいる前でそんなこと恥ずかしくて言える訳がない…。自分の順番が来たので、昨日ブリオッシュを3つ注文した○○ですが」というと、昨日とは別の女性店員が「大きいの3つですね」と言いつつ袋にひとつずつ入れているのを見て、「デカいなぁ」とため息をついてしまった。でもしょうがない、買ってしまったんだから。家に帰ってカミサンに見せると、わかってるわよ、わざわざ見せなくても、と言われる始末。ばつが悪い。その時撮った写真がこれです。はやりデカすぎる。こんがり綺麗に焼けてますなぁ。 では久しぶりにフランス風朝食を食べるとしましょう こんな感じでしょうか。これに、ボウルに入れたカフェオ-レと共に食べます。こんな、ブリオッシュで食べる朝食は何十年ぶりでしょうか?久し振り食べると結構いけますね。ただ毎日は無理ですな。でも、この大きさのものがまだ2つもあるんです。カミサンと相談して、今日来る予定になっているカミサンの友達に一つ差し上げることにしました。今更ながら20ユーロも散財したことを後悔し始めました。日本円にしたら3200円くらいですか。恥ずかしいが、まるで小学生低学年の子供の、初めてのお使いのような無様な結果になってしまいました。しかし、あの店のあの男のジェスチャ-もいただけない!もっとちゃんと両手で「実物大に」示してほしかった…。2つのブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村にほんブログ村