直感だけの2025パリ-グ順位予想! 今回はその前の楽天戦力分析です。
ネットでは早くもプロ野球の順位予想が盛んですねぇ。私も1年前は、各球団の新戦力補強状態から2024年シーズンの順位予想を始めていました。しかし、予想と最終順位で当たったのは、1位のソフトバンクだけで、2位から6位は全滅でした。念のため予想と結果を書いてみると2024年シーズン順位 予想 結果 1位 ソフトバンク ソフトバンク2位 オリックス 日本ハム3位 西武 ロッテ4位 日本ハム 楽天5位 ロッテ オリックス6位 楽天 西武当たったのは、1位のソフトバンクだけという悲惨な結果に…。まあ、1位球団が外れた人は稀だと思うので、全滅と言ってもいい惨状でした。なんでそんなに予想成績が悪かったかと言えば(言い訳なんですが)、低迷した球団は新戦力ばかりでなく、現有戦力までもが体調不良やケガでシーズン通して活躍できず、結果として上位に留まる戦力にはならなかったということです。ライオンさんと水牛さんですが。そもそも予想というのは、現有戦力は前年の成績をもとにして翌年も似たような成績を挙げるだろう、と考えるのが普通だし、新戦力(特に新外国人選手)はMLBや3Aでの成績がどうの、ということで活躍しそう、と予想するわけですが、これが全く頼りにならない。どうも1年前にやったような「新加入戦力」マイナス「移籍退団戦力」プラス「現有戦力の底上げor底下げ」というやり方では、予想を的中させることは難しそうに思えます。楽天だけならまだしも、日頃名前だけしか知らない他球団の投手や打者の今季(つまり将来)の成績を予想するなんて、宝くじを当てるほどの無謀な挑戦と言ってもいいかもしれませんから。相変わらず、無駄口の多い新年最初の投稿となってしまいそうです…。ということで、今シーズンの順位予想は楽天中心として、不確定要素が多すぎる他球団の戦力予想は省くこととします。かなり乱暴ではありますが、もうちょっと『直感』を大切にして、順位予想をしてみようか、ということです。実は直ぐに順位予想を書こうとはしたんですが、予想の核となる昨季・今季の楽天の戦力分析が膨大になってしまいそうで、とてもではないけれど1回の投稿に収まる量をはるかに超えそうなので、順位予想は次回(明日)ということにします。今回の話の内容は次の通りです。1)昨季2024シーズンの成績と課題(投手力重点)2)オフの補強3)今季2025シーズンの期待選手4)順位予想(次回)ではいきます。先ずは昨シ-ズンのチ-ム成績(投手力重点に)からです。【投手力比較】防御率(全体) 先発防御率 救援防御率ソフトバンク 2.53 ソフトバンク 2.50 ソフトバンク 2.58オリックス 2.82 西武 2.85 オリックス 2.67日本ハム 2.94 オリックス 2.88 日本ハム 2.83西武 3.02 日本ハム 3.00 ロッテ 3.38ロッテ 3.17 ロッテ 3.06 西武 3.41楽天 3.73 楽天 3.81 楽天 3.63こうして比べてみると、改めて楽天投手陣の酷さがわかります。そうだったよなぁ、本当に酷かったもん…。オリックスと西武は、楽天より格段に良い投手力を持ちながら楽天より下位の順位だったのは、勿論非力な打撃力がその原因です。「投手力が良いチ-ムは強い」というのは常識のように言われていますが、余りにも打力が落ちればこうなるという例かもしれません。ここでちょっと打撃について。今回は打撃についてはほとんど触れません。というのは、楽天の打撃・攻撃成績は、ほとんどの項目がリーグ中位で、個人的感想としては、目立った弱点や課題が無いからです。だから、楽天の投手力がそこそこ上がれば、Aクラスは楽勝(誇張ではなく本気です)ということになります。ということで、ここでは攻撃力は端折ります。勿論、本気でAクラスの上位や優勝を狙うのであれば、万年不足の長打力アップを狙い新外国人野手の補強が絶対マストではありますが。では投手力の話に戻します。ここでは挙げませんが、与四球数や被本塁打数はリーグ中位で、中位の『塊の中』に入っています。では、なんで楽天の防御率は断トツでリーグ最下位なのか?その答えは被打率の悪さにあるのかと思います。 被打率ソフトバンク .207ロッテ .231オリックス .231日本ハム .232西武 .236楽天 .260シ-ズン中にこのブログでも書きましたが、本当によく打たれましたから、楽天投手陣は! 投球イニング数よりも被安打数が多い投手なんて、楽天には『わんさか』いますからね なんとも酷い投手陣ですよ。でも、『どこが』そんなに悪いんでしょうか? ハッキリ言えば『誰が』その犯人なのか?リ-グ平均防御率に対して、それ以下(いい防御率)と以上(悪い防御率)の楽天投手を抜き出してみようと思います。犯人捜しをする意図はありませんが、こうすることによって、後で出てくる今季の投手力予想に大きく関わってくるので、ここを掘り下げていこうと思います。先ずは先発投手から。リ-グ平均先発防御率 3.02これより良い投手 : 早川(2.54), 岸(2.83), 藤井(2.93) これより悪い投手 : 内(3.58), 滝中(4.16), 古謝(4.32), ポンセ(6.82), 荘司(6.98) リ-グ平均先発防御率 3.08これより良い投手 : 鈴木翔(1.66)、藤平(1.75)、酒居(2.33)、ターリ-(2.93) これより悪い投手 : 渡辺(3.04), 宋(3.18), 則本(3.46) 弓削(5.94), 松井(6.75), 津留崎(6.85), 西垣(7.50), 桜井(8.44)こうしてみると、楽天にはリーグ平均防御率よりいい投手なんて、本当に数えるほどしかいないことが判って、ちょっとびっくりしました。特に他球団に比べても遜色ないと思っていた救援陣も、リーグ平均よりいい投手は鈴木翔、藤平、酒居しかいないなんて…。制球に難があり、シーズン途中から出番が無くなったターリ-は外しました。まあ、これが楽天投手陣の現状として、しっかり頭に入れておかなければならないんでしょうね。要は、良い投手もいるけれど、悪い投手はもっと多い。そして、その中間が少ない。だから、防御率の良くない先発が打たれるビハインドの試合展開では、後に出てくる『勝ちパタ―ン』以外の防御率の良くない救援投手がボカスカ打たれて、且つ可能性を消してしまい、防御率も一層悪くしてしまう、という悪循環なんでしょうね、きっと。今季2025シーズンで楽天が上位進出するために、絶対にクリア-しなければならないポイントはここでしょう。『現有投手陣の底上げ』はマストです。楽天は昨年オフに、近年稀にみる投手陣の大補強を実施しました。勿論、『補強イコ-ル活躍』とはいきませんが、それでもその補強は満足できるレベルのものだったと思います。しかし、いくら新戦力の補強が有っても、今の投手力の底上げが無ければ、トータルでは戦力がアップしたことにはなりませんから、早川、岸、藤井、鈴木翔、藤平、酒居以外の投手は、新年早々の自主トレから「心して」励んでいってもらいたいですね。薄い中間層を出来るだけ厚くするためには、ボ-ダ-以下の投手には一層の踏ん張りが必要ですから。 【昨年オフの補強について】個人的には満足のいく補強(投手陣については)だったと思っています。私もよく覚えていないので、自分自身の記憶を確かにしておくためにも、もう一度『おさらい』しておきたいと思います。先発候補 ヤフ-レ ヤクルトを自由契となり楽天入団。変化球投手で、制球はまずまずOK.ハワ-ド MLBから入団。最速158キロで奪三振率高い。救援候補加冶屋蓮 阪神から戦力外となり楽天入団。一昨年の調子を取り戻せるか。柴田大地 ヤクルトから現役ドラフトで移籍。球威抜群なので、制球改善できるか。今野龍太 ヤクルトから金銭で『出戻り』移籍。何処まで貢献できるか。これ以上はいなかったと記憶していますが。ヤフ―レ、加治屋、柴田は『パリ-グの水』に合うか、ハワ-ドは日本の野球に適合できるかがカギとなります。そして重要なのは、彼らがどのグル-プに入るかということ。出来ればリーグ平均防御率より良い投手であって欲しい…。新外国人野手については、以前の石井MDの言葉によれば「野手は一人は獲る」って言ってましたから、外野と一塁を守れる野手を探していると思います。1月後半になってしまうかもしれませんね。そう言えば1年前も同じことを書いていたことを思い出しました。結局あれから誰も入ってきませんでしたが。イヤなことを思い出してしまった…【今季2025シーズンの期待選手】今季の期待したい選手を、先発投手一人、救援投手一人、野手二人を挙げてみたいと思います。先発投手 : 荘司康誠新外国人投手や新人徳山、そしてひじの手術から復帰した西口(今季は先発という記事があった)など、期待する投手なんて大勢いるんですが、敢えて手術明けのこの投手にしました。理由は、則本が彼を買っていたからです。次の記事を読んだからですかねぇ。昨季1勝の後輩荘司康誠の復活に太鼓判「一昨年の荘司の姿を見て、僕も先発やってたんで、『こいつはすごいな』って思いました」則本に「凄い」と認められるくらいですから、来季は是非とも復活してもらいたい、活躍してもらいたい投手の筆頭です。彼ならば、早川、藤井に次ぐ10勝もできる投手ですから、今季の上位進出には欠かせない投手です。救援投手 : 則本昂大ここも日当投手を考えていたんですが、今日次の記事を読んで彼にしました。則本昂大、157キロ超えで40S挑戦これを読むと、やはり右足首の痛みがネックになっていたんですね。今季は口だけでなくパフォーマンスにも期待したいですね野手1 : 宗山塁この人以外に以上に、期待する選手はいません。ある意味、楽天イ‐グルス上位躍進のキーマンだと思っています。彼の加入によって、楽天内野陣のシャッフルが起きる訳で、それだけでも十分大物ぶりを発揮しそうですが、彼は投打ともに期待できる選手です。ぜひ彼を開幕スタメンで起用してもらいたい。現在二塁のレギュラ-である小深田だって、うかうかしてたらはじき出されてしまうかもしれません。そういう危機感を楽天内野陣に植えつけられるだけでも、宗山加入の効果があったと言えます。この人に期待することは唯一つ。全試合出場して欲しい、ということ。そうすれば自ずと結果はついてきますから。野手2 : 中島大輔この選手も活躍して欲しい、というか間違いなく活躍できる選手だと思っています。残念なことに、昨季は活躍中に左肩の違和感から離脱してしまいました。自主トレでは確か、全イニング出場した小郷と合同トレらしいです。良いと思いますよ。プロ野球選手は体が第一の資本ですから、シーズン通しての身体のケア-を学ぶことは大事なことだと思います。そう、技術云々の前に。野手 番外編 : 黒川史陽名前はこれで良かったと思うが。活躍していないので、名前を忘れてしまいそう…。彼は昨オフ、一昨年に早川が参加したオーストラリアの冬季リ-グに参加したはずだが、彼が帰国したというニュ-スはついに読むことが無かった。巨人の秋元ら数選手のオーストラリアからの帰国記事は見たが。まあ、活躍していないから記事にする価値が薄かったのかも。彼を応援してから何年経つのか…。早川の例もあるから、今季はもしかするとブレ-クしたりして…。もし彼がブレ-クしたら、たぶん私は号泣するだろう…。次回は今季パリ-グの順位予想です。にほんブログ村の住民で、3つのブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村にほんブログ村にほんブ