3回目の今回は、毎年大型補強に余念のないソフトバンクです。
昨年の近藤選手に続いて、今年は山川選手を獲得しました。
これから述べるドラフト入団選手の活躍というのは、ある意味お金では買えないものです。育成も金さえあれば上手くいっていたのは昔の話のようで、近年のソフトバンクのドラフト入団選手の成績は決して芳しいものではないようです。凋落、と言ってもいいでしょう。結構厳しいものがあります。
では、2016年以降ドラフト指名を受けた選手の、2017年から2023年の成績でランクAを獲得した選手を見ていきましょう。Aランク、いわば主軸選手です。

Aランク の基準:
打者は、規定打席到達者で打率0.250以上。
先発投手は、投球回数100以上で、防御率2.50以下あるいは10勝以上。
リリ-フ投手は、登板50試合以上で、防御率2.50以下あるいは20セーブ以上か20ホールド以上。
隙間だらけの表です。前回のオリックスと比べると、その違いは歴然としています。
僅か4選手5回のみで、高橋礼選手は今秋巨人に移籍済ですから、実質周東、三森、津森の3選手という事になります。しかも今季は津森投手のみという寂しさ。
では今季、打者でスタメンを張る選手、投手では先発又はリリ-フで活躍していた選手はどのようなメンバ―かと言えば、
野手 投手
中村晃 2007年 高卒 石川柊太 2013年 大卒
牧原大 2015年 高卒 松本裕樹 2014年 高卒
周東 2017年 大卒 大津 2022年 社卒
柳田 2010年 大卒 甲斐野 2018年 大卒
栗原 2014年 高卒 板東 2018年 社卒
柳町 2019年 大卒 大関 2019年 大卒
上林 2013年 高卒 東浜 2012年 大卒
川瀬 2015年 高卒 和田 2002年 大卒
甲斐 2010年 高卒 藤井 2014年
今宮 2009年 高卒 津森 2019年 社卒
田浦 2017年 高卒
こんなところでしょうか。
赤字はこのブログで対象としている2016年以降のドラフト入団選手です。
投手はリリ-フをメインに若手が台頭してきているようですが、野手に至っては大多数が2016年以前の高卒入団選手です。柳田選手をはじめとして超一流選手であると同時に、長年ソフトバンク黄金時代を支えた世代が偉大過ぎて、彼らを超えられる若手が育ってきていないのが現状でしょうか。高卒で入団2,3年後くらいから主力になった選手が多いので、10年目でもまだまだ主力で頑張っている訳です。
では、来季に活躍してAランクの成績を上げる可能性がある選手は、どれほどいるのでしょうか。
投手では、大津、田浦、甲斐野、大関、板東など今季既に活躍している選手が多くおり、名前を挙げるのはそれほど難しくありません。
一方、野手については、この選手、と言える人が見当たりません。つまり今季ある程度1軍で起用された選手(100打席以上で0.250くらいの打率を残した選手)というのが見当たらないんです。
そういう現状から言えば、ソフトバンクがFA補強、特に野手について血眼になるのは頷けます。
以前、といってもいつ頃かはっきりとは覚えていませんが、「育成のソフトバンク」と言われた時期があったように記憶しています。育成や高卒から一流選手を大勢輩出したことからそのような「称号」を与えられた訳だと思うのですが、今はその面影はほとんど残っていないと言っていいかと思います。
ただ、球団もそのことは承知しているのでしょう、21年、22年の2回のドラフトで育成選手を合わせて大量28人も獲得しています。他球団が2年間合わせて8人程度ずつですから、育成大量買いにはなりふり構わない凄まじいものがあります。
それでは最後に、ソフトバンクの16年以降のドラフト入団選手(つまり生え抜き選手)のまとめです。
1)Aランク選手の数・回数共に6球団中最下位の数字。近年は16年以降の生え抜き選手の活躍少ない。
2)Aランク高卒選手は三森選手のみ。高卒が活躍したのは16年ドラフト以前で、今はその面影なし。
3)柳田選手の次の若手の長距離砲が育っていない。
近年のAランク選手自体が少ないので、たいしたコメントがありません。
しかし、一つ確かなのは、近年のドラフト入団選手の育成が思うように成功しておらず、主力の世代交代が進んでいないことから、今後は毎年毎年増々苦しいペナントレ-スになっていくのではないでしょうか。
近年のソフトバンクは、育成の不振によって毎年少しずつ低下している戦力を、強引にFA選手の加入で戦力を補っているように見えます。
FA加入で一時的には戦力アップしますが、その代償としてますます若手が育たないというジレンマもあり、楽天のライバル球団であるソフトバンクが今後どのような舵取りをするのか、大変興味があるところです。
PS)ここからは単なる独り言です。ただ、ちょっときついコメントかもしれないので、気にする方はスル―してください。
山川選手がソフトバンク入りすることが決まりました。
あの件が無かったら、あの選手は欲しかったですね。でも不起訴になったからと言っても、それで自分の気持ちのモヤモヤが無くなる訳ではないので、やはりあの選手は必要ありませんでした。安楽の件もありましたし…。
プロ野球選手は個人としては夢を売る商売、一方で球団のイメ-ジに直結する看板ですから、楽しく贔屓チ-ムや選手を全力で応援したいもの。なのでしっかり謝罪しました、反省しています、野球をやりたい、お願いします、と言われてもお情けで応援する気にはなりません。プロ野球とはそういう世界。多くのファンに夢を届けられない選手は、本当の意味でプロ野球選手とは言えないのではないか、と思います。今度のことで山川選手のすべてを否定するわけでは毛頭ありません。普通の職につくのであれば、頑張ってください、と言いますが、プロ野球選手を続けたい、というのであれば応援したくはありませんね、という事です。あくまでも私見ですので。
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