2年前の2022年シーズンに、1軍で大活躍した2人のリリ-フ投手がいました。
しかし2023年は2人とも不調で、1人は昨年9月に右ひじのトミ-・ジョン手術を受けて今季は育成契約でリハビリに専念し、今季9月末に術後初めてイースタンリ-グで1イニング投げるまでに回復しました。
もう一人の投手は、昨季は変にコントロ-ルを気にしすぎて、勢いのあるストレ-トを投げられずに打たれて(彼はこう言っているんですが、私にはよく理解できません…)、全く期待に応えられませんでした。
トミ-・ジョン手術を受けたのは西口直人投手。16年に甲賀健康医療専門学校からドラフト10位で入団した28歳のプロ入り8年生。
22年シ-ズンは61試合登板して4勝30ホールド、防御率2.26とブレ-クしました。
その西口投手の年度別成績は次の通りです。
防御率 試合 勝 負 HLD 回数 被安 被本 奪三 与四 被打率 WHIP 推定年俸
2024 ---------------- 1軍出場無し ----------------- 3200
2023 4.56 26 0 4 7 23.2 32 4 18 9 .323 1.73 4200
2022 2.26 61 4 0 30 55.2 39 2 59 26 .198 1.17 1800
2021 3.28 33 5 2 3 57.2 46 7 55 23 .219 1.20 530
2019-20 ---------------- 1軍出場無し -----------------
2018 2.35 1 0 0 0 7.2 5 1 3 1 -- -- 600
2017 ---------------- 1軍出場無し ----------------- 600
冒頭に述べたように、昨シ-ズンは不調でシーズン終盤に手術を決意して、今季はリハビリに専念しました。今オフはフェニックスリ-グでも登板し、2シ-ズンぶりの支配下登録へ順調に段階を踏んでいるようです。
藤平並みの奪三振率を誇るその右腕が、来季は1軍のマウンドでバッタバッタと三振を取る場面が見られそうで、何ともワクワクしてきます
。
彼自身は、長い回を投げられる投手になりたいとのことで、先発を希望しているようですが、先ずは2年前の球威と制球を取り戻してほしいですね。
西口投手の記事はこちらです。
もう一人のリリ-フ投手は、四国独立リ-グから21年育成1位で入団した、プロ入り3年目26歳の宮森智志投手です。ルーキ-イヤ-の22年には、プロ初登板から22戦連続無失点のプロ野球タイ記録をマ-クした、あの投手です。

宮森投手の年度別成績は次の通りです。
防御率 試合 勝 負 HLD 回数 被安 被本 奪三 与四 被打率 WHIP 推定年俸
2024 1.00 9 0 0 0 9 5 0 5 2 .161 0.78 980
2023 7.71 24 0 2 3 21 30 2 15 14 .341 2.10 1000
2022 1.54 26 1 1 7 23.1 12 0 23 12 .162 1.03 250
今季は9月初昇格以降、9試合9イニング投げてまずまずの投球でした。
1軍昇格前の2軍での成績は次の通りで、良い投球をしていたようです。
防御率2.17 40試合 3勝1敗 45.2回 被安打36 被本3 32奪三振 22与四球
先ずは、来春のキャンプ、オープン戦でしっかりアピールして、開幕1軍を勝ち取って欲しいところです。ストライクゾ―ンに勢いのあるストレ-トをしっかり投げられるようになれば、22年に大活躍した時の投球が蘇ってくるはずです、きっと。
気が早いですが、来シーズンのリリ-フ投手陣の顔ぶれを見てみましょう。赤字の名前は左腕です。
6回 西口直人、宮森智志、(日当直喜、中込陽翔)
7回 渡辺翔太、酒居知史、宋家豪
8回 藤平尚真、鈴木翔天
9回 則本昂大
則本についてですが、10月末に右足三角骨障害に対する三角骨摘出術を行った、との記事がありました。試合復帰まで3カ月を要する見込みだそうです。
開幕から5月頃まではかなりいいピッチングをしていた則本でしたが、6月以降は失点する場面が多くなりました。この障害が悪化したのかもしれません。足の甲を伸ばした時などに強い痛みが出るようですから。
来季は、彼本来の投球ができることを期待したいです。
少し説明が必要かと。
日当直喜 : 今季新人 フォークで三振が獲れる将来のクロ-ザ-候補
中込陽翔 : 24年ドラ3 変則スリ-クウォータ-から、スライダ-やフォークなどを繰り出す、奪三振能力が高い投手。
中込投手については、以前(10月25日のブログ)書いていますので、参考にしてみてください。
『6回担当』予定の西口直人、宮森智志、日当直喜、中込陽翔は、まだまだ今後の状況、成長を見なければ1軍で活躍できるのかは未知数のところはあるものの、やはり夢のあることだと思うんです。
彼らが1軍でバリバリ活躍出来る時こそは、楽天イーグルスが上位争いをしている、もしかしたら首位を走っている時かもしれません
。(先発投手陣の不安はありますが…)

来季の大きな楽しみができた様です!
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