相変わらず楽天イーグルス関連の話題や記事が少ないので、自分で話題を作ることにしました。まあ、「話題を作る」というのは大げさではありますが、話題を提供する、というのでしょうか。同じことみたいですが…。
今回は、つい先日実施された「現役ドラフト」に焦点を当てて、現役ドラフト後の成績で「年俸がどう変わったのか」を調べて見ることにしました。
大竹選手や細川選手が大活躍したのは知っていますが、年俸がどの程度「アップ」したのか、真剣に金額を見ていなかったので記憶に残っていません。それでは移籍前後の年俸を調べて見よう、ということです。なので、今年の現役ドラフトで移籍した選手は、まだ移籍後の成績と年俸が出ていないので対象外となります。
ではまずは2022年オフに行われた、第一回現役ドラフトで移籍した選手から見ていきます。
年俸万円
指名球団 旧所属 位置 23年 24年 25年 現在
渡辺大樹 オリックス ヤクルト 外野 1200 23年オフ引退 ヤクルトスコアラ-
古川侑利 SB 日本ハム 投手 1300 1300 24年オフ引退
陽川尚将 西武 阪神 内野 2200 1800 24年オフ引退 阪神アカデミ-コーチ
正隨優弥 楽天 広島 外野 700 23年オフ引退 阪神Womenのコーチ
大下誠一郎 ロッテ オリックス 内野 800 800 800 ロッテ現役
松岡洸希 日本ハム 西武 投手 600 600 660 日本ハム現役
成田翔 ヤクルト ロッテ 投手 650 23年オフ引退 全川崎クラブでプレー
笠原祥太郎 DeNA 中日 投手 900 23年オフ引退 オイシックス所属
大竹耕太郎 阪神 SB 投手 2000 6700 未更改 阪神現役
オコエ瑠偉 巨人 楽天 外野 850 1200 2400 巨人現役
戸根千明 広島 巨人 投手 1800 1900 24年オフ戦力外通告
細川成也 中日 DeNA 外野 900 4500 9200 中日現役
年俸についてですが、22年オフにドラフトが行われた段階では、既に来季23年の年俸更改は前所属球団で実施済でした。つまり24年度の年俸が『新球団での成績をもとに査定された翌年の年俸』ということになります。
この表から、移籍後1年目で現役引退を余儀なくされたのは4人、2年目で現役引退したのは3人で、12選手中7選手がすでに引退しています。
一方で大活躍したのは阪神大竹投手と中日細川外野手の2人で、大幅な年俸アップ(赤数字)を実現して『現役ドラフト』のイメ-ジアップに大きく貢献したと言っていいと思います。
次に、同じように2023年オフ現役ドラフトで移籍した選手を見ていきます。
年俸万円
指名球団 旧所属 位置 24年 25年 現在
漆原大晟 阪神 オリックス 投手 1450 2500 阪神現役
内間拓馬 広島 楽天 投手 700 24年オフ戦力外通告
佐々木千隼 DeNA ロッテ 投手 3000 3500 DeNA現役
馬場皐輔 巨人 阪神 投手 3500 2900 巨人現役
北村拓己 ヤクルト 巨人 内野 1700 1700 ヤクルト現役
梅野雄吾 中日 ヤクルト 投手 2800 2500 中日現役
鈴木博志 オリックス 中日 投手 1250 2700 オリックス現役
愛斗 ロッテ 西武 外野 2900 2600 ロッテ現役
長谷川威展 SB 日本ハム 投手 770 2500 SB現役
櫻井周斗 楽天 DeNA 投手 790 24年オフ戦力外通告
中村祐太 西武 広島 投手 1000 1500 西武現役
水谷瞬 日本ハム SB 外野 560 2700 日本ハム現役
残念ながら、移籍1年目の今季オフに既に2選手が戦力外通告から現役引退しており、新天地で花を咲かせることが出来ませんでした。
一方で、残留の決まった10選手中6選手が、来季の年俸更改で500-2140万円のアップを勝ち取るなど、現役ドラフトで恩恵を受けた選手が前回より増加するなど、現役ドラフトへの追い風になっています。
では、12球団のどこが最も『良い戦力/選手』を獲得したのでしょうか?
2年連続で『良い買い物』をしたのは、大竹と漆原を獲得した阪神だと思います。
しかし初年度のみでしたが、チ-ムの4番打者に覚醒した細川を獲得した中日は、ある意味では阪神以上に成功したと言えるのではないでしょうか。
『良い戦力/選手』を獲得した球団のトップ3は
1位 中日
2位 阪神
3位 日本ハム
といったところかな?
一方で、最も『損な買い物』というのは失礼なので、最も恩恵を受けなかった球団はというと、
1位 楽天 2年連続で移籍後1年で戦力外選手を輩出
2位 広島 獲得した2選手は既に戦力外(1年目と2年目)
3位 ヤクルト 1人は引退、もう一人は年俸現状維持
参りましたねぇ。我が楽天が最も『恩恵を受けていない球団』だなんて…。
この理由についてはいくつか考えられますが、それだ、と頷けるのは『魅力のある選手をドラフトに出さなかったから』ということだと思います。
出した選手が魅力なかったら、一番くじは引けないのは勿論のこと、上位で指名されない=>欲しい選手を指名できない、ということになりますから。
見方を180度変えて、新球団で活躍している選手を多くドラフトに出している球団と言えば、ソフトバンクで間違いないでしょう。大竹投手と水谷野手はいずれも新天地でブレ-クしました。
楽天は今年の現役ドラフトで、ヤクルトの柴田大地投手を獲得しました。この選手が『三度目の正直』となってくれることを祈りたい気持ちです。
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