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ベルギ-永住ミステリー小僧のブログ

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2024.12.18
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カテゴリ:徒然日記

​​​​​昨日は『あること』で気分が滅入っていました。こういうブログを書いていると『稀に』あることなんですが…。このことについては、自分として気持ちが落ち着いてから書こうと思います。

さて、今日は本当の意味で『徒然に』今現在ニュ-スとして流れている件について、ちょっと話を書きたい気分になったので、素直な気持ちで書いていきたいと思います。
実は数日前に、YouTubeで70年代の懐かしいフレンチ・ポップスをまとめた動画を聴いて以来、すっかり虜になってしまいました。高校、大学時代に夢中になった曲ばかりです! そのせいか、ベルギ-の隣国であるフランスのことについて書きたくなった、と簡単に言えばそんなところです。

​​​​​

​​​​
フランス以外にも書きたいことは山ほどありますが、今回はフランスだけにしておこうと思います。
先ずは、今朝朝食を食べながらテレビのニュ-スで話題となった中からいくつか。
​​
ここ数日、アフリカ大陸南東の沿岸国モザンビ-ク沖の小さな島であるマイヨット(Mayotte)を襲ったサイクロンによる被害のニュ-スがトップで報じられています。壊滅的と言っていいような甚大な被害です。
なんでフランスから遠く離れた小さな島の被害が、連日のトップニュ-スになるかと言えば、それはマイヨットがフランスの海外県の一つだからに他なりません。マイヨットへの救援物資の中継基地と化しているのは、千数百キロ離れた同じフランスの海外県であるレユニオン(Réunion)です。
マイヨットやレユニオン以外にも、フランスにはいくつかの海外県が世界中に存在します。
最も知られているのは南太平洋に浮かぶ楽園タヒチ。正式にはニュ-カレドニア
カリブ海にもグァデル-ㇷ゚(Guadeloupe)やマルティニック(Martinique)などがあり、人が住んでる海外県は全部で11地域(その他住んでいない地域は10ある)にもなるそうです。

今回サイクロンの被害があったマイヨットと隣のレユニオンを除いて、数年前よりこれらの海外県では一時期『無法状態』に近い状態にあったところがありました。
21年にフランスからの独立の是非を問う住民投票が実施され、独立反対が過半数となったニュ-カレドニアでは、その後に独立派が独立を求めての『暴動』が頻発しており、一昨年以来大混乱に陥っています。また、カリブ海に浮かぶマルティニック
でもつい最近、同様な暴動が発生して焼き討ちなどの騒ぎが起こり、フランス海外県の統治の難しさを痛感させられた思いでした。

両地域及びマイヨットにおいてはそれぞれ状況は異なるものの、身の安全の確保が第一の問題であることは間違いないですが、経済的損失は計り知れない程甚大で、フランス本土からの旅行者相手の観光収入に頼っていた現地では、その収入源の激減など、復興が進んでいってもいばらの道が続きそうです。

ただ、海外領土以上に混乱混迷しているのはフランス本土です。
特に政治においては『カオス』の状態が6月に実施された欧州議会選挙後から続いており、今月初めに前首相が内閣不信任案を可決され辞任してからは、正真正銘のカオスとなっていました。
先週になって、マクロン大統領が新首相に中道政党のフランソワ・バイルー党首を首相に任命したことで、カオス状態は脱しつつあるものの、極左と極右を除いた中道勢力の結束で、この危機的状況を乗り切れるかはまだまだ分かりません。
しかし現在フランス国民の一番の関心事は、来年の予算が年度内に成立するかどうか、という一点に絞られています。成立が来年にズレるとなると、社会保障費の還付や年金支払いなどなど、国民生活への影響は海外県の影響などとは比較にならないほどの悪影響が市民生活にのしかかってくることになるからです。
以前このブログでも書いたことがありましたが、今年フランスでは物凄い洪水被害が発生して、特に
被害が甚大だった北部海岸地方では、たった数ヶ月の間に3回4回と洪水被害に見舞われた地域もあったくらい悲惨でした。いまでも被害に苦しんでいる地域への復興予算が獲れないとなれば、と考えただけでも心が痛みます。


もう一つ、今のフランスを語るうえで欠かせないのが、農業従事者によるストライキや大規模なデモ、そして『検閲』と言っていいような信じられない行為までもが平然と行われていることです。
昨年以来のアンチEU規制の一環で、農業従事者の団体がス―パ-に配送しようとするトラックを止めさせて、荷台の食料品を一つずつチェックして、フランス製品以外は捨てたり焼却したりする場面を何回もテレビで見ました。一体どうなっているんだろうかと、絶句したのを覚えています。
ただそれは初回のみで、2度3度となると「ああ、またか」と見飽きた映画のように無関心になってしまいましたが。
かなり前ですが、このブログでも聞きかじり程度の話を書きました。EU(欧州連合)による農業従事者に関する規制は、彼らの農業に対する意欲を失わせるほど細かく多岐にわたっていました。この法律が適用されるのはEU諸国内の
農業従事者だけで、EU域外の国には全く適用外ですから、EU諸国内の農業従事者のみが過酷で厳しい法規を遵守するために多額の出費を強いられているのです。
それに加え今年は歴史的な豪雨や多雨によって、作物が全滅したり、収穫が何週間も遅れたりして、彼らの生活や意欲は落ちるところまで落ちてしまったようで、彼らの怒りも行動も表立って非難できる人は少ないように思います。というか、今のフランス人は政治に関しても値上げが頻発する経済に関しても、爆発寸前にまで怒り心頭している、と言っても過言では無いかと思います。
ただ幸いなことに、フランス人は日本人同様に、大多数の国民がちゃんとした分別を持ち他人を思いやる寛容さも兼ね備えていると信じているので、個人的には悲観的にはなっていません。

一方で勿論良い話題もあります。『Noël』つまりクリスマスがついそこ迄来ていることです。
連日のようにRéveillon(レベイヨン)つまりクリスマスイブの夕食のメニューやデザ-トの話題でもちきりです。どこどこのパッティスリ-(Patisserie)では新しいchocolat菓子を作るとか、レストランでは
Réveillonに出すメニュ-はこうだとか、
Réveillonに欠かせないhuitres(カキ)の獲れ具合はどうだとか、連日大騒ぎですよ。Réveillonは一年で最も重要かつ盛大な食事ですから、騒ぐのも当然と言えば当然です。
そしてもちろんプレゼント(Cadeau)のことも。これについても連日のようにどこかのチャンネルで、プレゼントの支出額は世帯当たりどれくらいだ、子供にはどんなプレゼントを贈るのか、といった楽しい話に溢れています。

いつの年もどんな年もそうですが、
Noëlやクリスマスというのは何故か人々をウキウキさせロマンティックな気分にさせる『魔法』のような存在ですねスマイルウィンクぺろり
ロマンティックと言えば、先月からテレビで連日
ロマンティックな恋愛ドラマが放映されています。これも毎年恒例ですね。すべてアメリカから来たものですが…大笑い
           


こんなことを書いていたら、私も​​楽しい気分になってきました。昨日はモヤモヤしていた気持ちが、まるで日本の冬空のように真っ青に晴れてきた気分です♪
これを投稿したら、例のフレンチポップスを心いく迄楽しむことにしましょう(^^♪



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最終更新日  2024.12.18 22:40:22
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