ベルギ－永住ミステリー小僧のブログ

​​時々YouTubeで『里崎チャンネル』を見ています。
気に入っているからよく見ている訳なんですが、12球団のニュ－スや戦力分析など興味深い事は勿論ですが、一番の魅力は『データ』を見ながらズバズバッと鋭く的確な切り込みを入れてくることでしょうか。
今日もある動画を見ていて、改めて楽天が優勝できなかった理由を考えさせられました。まあ正直に言えば、今季の戦力では優勝を狙うにはちょっと難しすぎた、と白旗を挙げざるを得ませんが、Aクラスは狙える位置、状態でしたよ。じゃあなんでそれができなかったのか？
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勿論、そうならなかったのには多くのことが関連している訳で、これとこれが原因、なんて単純だったとは考えていません。そして今更なんだ、と言われそうですが。

​​​​​​​​​​​​​しかし、彼の動画とそれに寄せられたコメントを読んでいて気づいたことがありました。別に目新しい事ではないのですが、それこそが自分が楽天に求めていたことだったので、思わず頷いてしまったものです。「そうなんだよなぁ」

それをここで書けば「なんだ、そんなことか」なんです。その通りなんですが、楽天が優勝するためには、少なくともAクラスに入るために必要不可欠なもの、事はこれですよね？

1）この人（打者）が打てば無敵、と言える強打者
2）カモのチ－ム

彼も別の動画で言っていますが、楽天がＢクラスで終わった最大の原因は『投手陣が打たれ過ぎた』ことであることは、間違いありません。同感です。
その脆弱な投手陣、特に崩壊寸前だった先発陣の強化のために、ヤフ―レやハワ－ドの外国人投手を獲得したり、中継ぎ陣についても『勝利パタ―ン』５人衆以外の強化にも力を入れたわけです。

一方で、長打力不足以外に意外と『穴』の少なかった今季の楽天野手陣ではありましたが、やはり強打の外国人が欲しいですよねぇ。
里崎氏の話や視聴者のコメントを見ると、「ポランコとソトが打てば無敵。打てなければ打線は沈黙」のように、絶対的な打者がロッテにはいたんですね。ただ、ロッテが上位に行けなかったのは、彼ら以外の打力が弱かったからでしょう、きっと。
一方で楽天はというと、彼ら２選手に匹敵するインパクト十分な『頼りになる』長距離打者が一人もいなかったことに尽きます。
楽天の４番打者である浅村選手は、不調が多いながらも時には活躍はしてくれますが、どうにも頼りない！　ハッキリ言えば「いつ打ってくれるかわからん」選手だということです。とにかく不調期間が長いし、安定した打撃がなかなか期待薄、という打者だと私は見ています。いつもここに突き当たってしまうんですが。

現在、楽天の石井ＳＤは新外国人野手を物色していることは間違いありません。彼自身がそう言っていましたから。
しかし、お勧めのセデ‐ニョが西武に獲られて、すこし雲行きが怪しくなってきたような気がします。この調子だと越年もありそうかな。もしかするとMLBから、それもキュ－バかドミニカンの大物を狙っているんでしょうか？

思えばちょうど１年前も、そんなことを言っていた様な気がします。
当時は、他球団の外国人投手や野手の獲得ニュ－スが溢れていたのに、楽天の新外国人獲得情報はゼロで、私は「きっと１月中旬までには吉報が入ってくるはず」なんて期待して、このブログにもそう書いていましたが…。
しかし、去年と今年の石井SDの立場もやる気も権力も大きく違いますから、これからも新外国人野手獲得の期待をもって、ため息などつかずに根気強く見守っていきたいと思います。


2）のカモのチ－ムについてですが、これについては今年5月19日のブログでも書きました。
このブログです。

​​楽天が上位に上がるために絶対に必要なもの、それは…「お客さんチ－ム」です！​​

今季の最終成績と球団別の対戦成績を、3位ロッテと4位楽天で見ていきます。
「そんなの今更見たってしょうがないじゃないの」とおっしゃるのはごもっともですが、上位に行くために如何に『カモの球団を作れるか』が鍵となるのが、分かるからに他なりません。

　　　　　　対SB　対ハム　対ロッテ　対楽天　対オリ　対西武
ロッテ          -8       -12         --          +2       +8        +17
楽天             -7       - 3         - 2           --       - 5        + 4      

こうして球団別の対戦成績を見てみると、ロッテというチ－ムは『好き嫌い』あるいは『得意と不得手』がはっきりしているのが分かりますね。上位２球団には20も負け越しているのに、下位２球団（５位６位）には何と25も勝ち越している！　特に最下位西武には17も勝ち越しているんですから、『カモ』である西武の存在が無かったら、あるいは５分５分の成績だったら、ロッテのAクラス３位は到底あり得なかったということになります。
一方で今季４位だった楽天は、上位（１位２位）２球団に10しか負け越しませんでしたが、下位２球団（５位６位）には合計でマイナス1でした。ロッテに比べれば楽天は上位に対してよく戦ったと言えますが、下位には圧倒できる力がありませんでした。
結局は、下位球団に対する対戦成績が順位を決めてしまったということです。特に西武サマサマということですね、ロッテにとっては。

ということで、来季は絶対的な主軸を迎えて、カモチ－ムを２つ作ればＡクラスは勿論のこと、優勝も狙えるかもしれないです、ということを言いたいのですが。
「そんなにうまくいくか、アホ」などと言われるかもしれませんが、それに近づくように、まずは新外国人野手を獲得して欲しいところです。

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