25日現在、楽天の選手で契約更改を終えていないのは、ラストでしか契約更改しない辰己を除けば島内しかいません。島内は、今年が4年契約(年俸1億2000万円)の最終年なので、来季の契約を結ぶ必要があります。
不調だった昨季以上に絶不調だった島内は、一体どうなるんでしょうか?

島内選手は今季開幕スタメンで出場も打撃不振が続き、5月27日に登録を抹消されてからはついに1軍復帰は叶いませんでした。
今季1軍成績は、40試合出場して131打数28安打の打率.214、本塁打ゼロ、打点12、長打率.252、出塁率.307、OPS.559という燦燦たる有様でした。
では2軍ではどうだったかというと、50試合出場で133打数31安打の打率.233、本塁打2、打点21、長打率.323、出塁率.322、OPS.645と、2軍でもパッとしませんでした。この程度の成績では、1軍には上がれませんね。
2軍でも6月初には試合を離れてミニキャンプのようなことをしていたようですが、その後は彼に関する情報がほとんどなくなり、大げさに言えば『消息不明』になってしまったかのような有様でした。
彼は20年オフに、FA宣言をしないで球団と4年契約(21年から24年まで)を結びましたが、最多安打タイトルを取った22年オフに、例の『島内の乱』などと揶揄された爆弾発言をしてしまいました。
「大幅減棒でもいいから、来季オフにFA移籍したい」
と、契約など何も知らない子供のように駄々をこねたのでした。
勿論、これは球団から突っぱねられ、暫くして島内から謝罪のコメントが出たと記憶しています。
ただ、どういう訳か翌23年は不振で、4年契約の最終年の今季はそれに輪をかけた絶不調となり、2年前に彼が切望したFA移籍など夢物語になってしまいました。
では、今後島内選手には一体どういう選択肢があるんでしょうか?
まず契約更改交渉でしょう。
現在は予備交渉をしているものと思います。交渉が煮詰まって「さあ契約だ」という時に、報道各社に最終交渉日の連絡がいくようです。
今季の成績からは大幅減俸は間違いないですが、問題は島内自身が楽天に残留したいかどうか、だと思います。
大幅減俸(40%以上)でも楽天でプレ‐し続けたいのか、それとも(田中のように)自由契約を選ぶのか、もしかすると島内本人も迷っているのかもしれません。
島内の不調の原因が、何らかの理由で楽天イ‐グルスでは野球に対する意欲がわかない、ということならばリスクはあるけど自由契約を選ぶのではないでしょうか?
2年連続の打撃不振と言っても、彼は打点王にも最多安打タイトルもとっている34歳ですから、打撃不振で今季低迷した球団なら獲得に乗り出すかもしれません。但し、本当にそうなるかは誰も分かりませんが。
もう一つ可能性があるのは、球団にトレ-ドを申し込むことでしょうか?
契約交渉前の事前交渉が長引いているのは(あくまでも予想ですが)、提示された大幅減俸について、自由契約かトレ-ド志願か揺れ動いている、あるいは球団へ談判の最中ということもあり得ます。あるいはトレ-ド相手を探している、又は交渉中かも…。ただ、これは相手が居なければ事が運ばないので、「島内が欲しい」という球団が無ければだめですが。
島内が、ここまで成績不振に陥った原因は、一体何なんでしょうか?
技術的な問題なのか、それともモチベ-ションなどの気持ちの問題なのか? 凡庸な私には「異星人」である彼の気持ちなど、わかるはずがありません。
年内に島内の去就が分かるのか、時間は殆どありません。
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