ベルギ－永住ミステリー小僧のブログ

​正確に言うと、今日の午前８時半から午後１時までの間に、税務署（Service Public Fédéral Finance)からかかってくることになっている電話を待ち続けていなければなりませんでした。チョイスは午前か午後のどちらかしかありません。

所得申告の書類作成を手伝ってもらうサ―ビスを頼んでいたからです。確かコロナ禍で対面方式での対話ができなくなったことから、このサービスを利用しているんです。今までは遅くても10時半くらいまでには電話がかかってきたので、半日全てを無駄にすることは有りませんでしたが、この日には10時半になってもかかってきませんでした。
　　　　　　　　　　　　　　

これが普通の『電話待ち』や『配達待ち』と違うところは、当然ながらお金にまつわる事柄であり、しかも相手が『泣く子も黙る』税務署関係の人となれば多少なりとも緊張するのは、それなりに齢を重ねた私でさえ自然という他ありません。
ましてや専門用語が飛び出してくるかもしれず、ただでさえも苦手なフランス語で会話しなければならないので、緊張するな、というのは無理な話です。おちおちトイレにも入れませんでした。実際には緊張していたせいか、待っている間に２回も行きましたが。

相手は退職した元税務署員といった人で、いわばボランティアですから別にかしこまる必要は無いのですが、会社勤めしていた頃から『税務署』へ提出する膨大な書類を毎年書かされていた私としては、『税務署』と聞いただけで気が重くなる、ましてや話すということになれば気が滅入ってくるのは仕方がない事だと思います。
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さて、待つこと２時間以上、電話がかかってきたのは10時45分でした。よかった～、もう待たなくて済む！　というのがコールを聞いて思ったことでした。
しかし会話が始まると肝心の数字に違いのあることが２度ほどありました。数字に齟齬があると緊張するもんです。昨年の申告時の書類も準備していたので、相手の言っている数字を探してみると、どうも先方の『勘違い』で２年前の年金受領金額を言っていることが判りました。
もう一つは日本で受け取っている年金金額を『円』とハッキリ言わなかったようので、相手は『ユーロ』と勘違いして色々を質問を受けて困惑してしまいました。そうですよねぇ、例えばですが受領したのが200万円か200万ユーロでは160倍の違いがありますからね。理由がわかれば後は二人で大笑いでしたが。
いつものことですが、相手の顔を見ながら電話で話をするのに慣れている私としては、相手の顔が見れないのはちょっとストレスを感じてしまいますね。

まあこんなことはいつものことですから、どうということは有りませんが。最後はお互い「良い午後を」と言って会話を終えました。いつもながらですが、緊張した時間でした。とにかく終わってホッとしましたよ
　　　　　　　　　　　　　

今後１週間から２週間後に作成された書類が届くので、確認後サインして送り返せばすべて終了です。
そして確定した所得税の請求書が届くのは来年２月。金額を見るのはいつもながら緊張するもんです。まあ現在の所得額は微々たるもんですから、別に恐れおののくことは有りませんが、それでも『御上』からの請求書には泣かされている私にとっては、金額を見るのは嫌な儀式であることに変わりありません。
年金だって源泉徴収されているし、また別に所得税を払わなければならないのは、個人的感覚として二重に『搾取』されているように思うのは、私だけが感じるヒガミなんでしょうか？　
　　　　　　　　　　　　　　

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