9月25日 楽天イーグルス0-6ソフトバンクホークス 楽天モバイルパーク
「何を言ってるんだ、まだ3位の可能性が残っているのに」と言っている真っ当な楽天イ‐グルスファンの怒りの声が聞こえてきそうです。
「1%でも可能性が残っているのなら、最後まであきらめないで頑張って欲しい。それが真のファンというものだ」という罵倒の声も聞こえてくるようです。
でもハッキリ言います。今の勝敗から見て、逆転3位はまずあり得ません。

1. 逆転3位の可能性
楽天は、現在64勝69敗2分で勝率.481。残り8試合全勝しても72勝69敗で勝率.5106が最高。
一方オリックスは、現在69勝64敗3分で勝率.519。楽天の最高最終勝率.5106を上回るためには、残り7試合で3勝すれば72勝68敗の勝率.5143で上回ります。
オリックスの7戦3勝というの十分あり得る数字ですが、楽天が8戦8勝というのは数字的に有り得ても、「現実的」に考えれば個人的には可能性は1%未満だと考えています。つまり可能性はゼロではないが、今の楽天の戦力では不可能に近いということになります。
2. 今後の選手起用法
1)数少ない連勝をしてもその直後にそれ以上の連敗をしてきた楽天ですから、「8連勝する」というのは楽観的すぎる、というよりまず起こらない奇跡だと考えています。つまりほぼあり得ないことの為に、駄目の烙印を押されている先発陣の再生を期待しながら起用し続け、大事な救援陣を無駄に無目的に酷使続けるんですか? ということです。
2)私は、もっと可能性のある未来につながる夢のある選手起用をしてもらいたい。それも残り試合がたった8試合となった今は、明日の試合からでも若手を使い続けてもらいたい。
あんな好投をした泰投手を、なんでもっと早く使わなかったの? 1軍初登板で好投した(私はそう思っています)大内投手をなぜ1軍に上げないの? 中込も来季の為にもっと使って欲しい、などなど…。
打者で言えば、吉野創士や吉納翼などの若手を思い切って抜擢して欲しい。2軍でどん底の成績でない限り、迷わず昇格させてくれ。
3. 三木監督の続投の可能性
三木監督が続投し来季も指揮を執るのは、開幕前からの既定路線だと思います。
毎年コロコロ監督(つまり現場の最高責任者)を代えるのでは、チ-ムとして球団としてのある意味姿勢が問われるし、選手とのコミュニケ-ンにも支障が出てくるでしょう。
なので三木監督では来季も勝てない、と声を大にして叫んでみても何も変わりはしないでしょう。
4. 三木監督に期待していない、出来ない理由
では三木監督が続投することに賛成かと訊かれれば「賛成しない」と答えることになるんですよね。その理由は次の通りです。
1)今のチ-ムの体質を変えることが必要。
連勝したと思ったら、直後にそれ以上の連敗をして波に乗れないのは、選手の能力・力不足という面も当然あるが、それ以上に監督首脳陣自身に「試合に勝つ」ための能力や準備や執念が不足しているように思えてならない。
2)徹底的な改革(これをしないと本当の意味でチ-ム体質を変えられない)を進めるためには、客観的な目で弱点・強みを把握し、チ-ムを強くしていくための抜本的な対策をしっかりとれる人物が良い。三木さんを含めた内部昇格者では、思い切った身を切るようなチ-ム改革や改造が期待薄。なので大物監督を招へいするしかないのだが。
3)一例として、先発投手陣の立て直しには思い切った方法が必要と思う。先発とリリ-フの大幅な入れ替えがあってもいいとさえ思っている。例として西口の先発への配転、早川は少しリリ-フを経験させた方がいいかも。今のままでは成長が止まってしまいそう。勿論、本人の意向と適材適所が基本であることは言うまでもないが。
では最後になりますが、三木さんが来季も指揮を執るとして「やってもらいたい事」を書いていきたいと思います。これは三木監督就任直後の昨年10月のブログでも書いたことなんですが、今回は内容が全く変わります。つまり単なる「期待」ではなく、「やってもらわなければならない」ことなんです。
『チ-ムの勝利を第一優先に』それだけです。
「そんなの当たり前、今だってやっている」と言われるかもしれませんが、私はそうは思いません。1試合1試合必死に戦っているのは見ればわかります。でも「勝つため」に監督・コーチ・選手が何をして来たかということです。
試合で采配して打って投げて守るだけが勝負ではないでしょう。本番の試合は、劇場に例えるならば観客に披露する「公演」いわゆる「本番」です。出演する俳優さんたちは本番でそれこそ一生懸命「俳優人生」を賭けて演技している訳です。本番でミスのない演技をするためには、観客には考えられないような量の稽古や精神的重圧と戦う心の準備に日々心を砕いていると思います。
当然、舞台監督のしつこいダメ出しや、気の遠くなるような稽古の繰り返しがあり、それがあるからこそ「ミスのない」本番が可能になるのだと思います。つまり稽古でできなかったことは本番でもできない、という至極最も単純なことです。
野球選手や監督だって同じだと思っています。
本番(試合)では、選手個人の準備も含めた力量だけでなく、彼を抜擢(スタメンや代打)した監督の力量も同時に試され評価されているのです。
監督は試合に勝つために(舞台監督が公演を成功させるように)、試合前に(直前だけでなく日頃から)選手に自分の考え方・ビジョン、勝つために必要な技術をしつこく伝えてきたでしょうか? 「それじゃぁ駄目だ」「そこはこうしろ」など、常日頃から選手に言ってきたでしょうか? その強い気持ち(執念と言ってもいい)や能力が無ければ「勝てる監督」にはなれないと思っています。
本番である試合は、消化試合を除けば「勝つために」全力を尽くす場です。監督は勝つために必要で自信のある選手を起用すべきで、活躍できそうもない選手や不振な選手を起用するという選択肢なんか無いと、この頃は思っています。当たり前のことに思えそうですが、それを徹底できなかったチ-ム体質や事情があったのも事実です。
勝つチ-ムを作るために、先ずは先発投手陣を抜本的に改革・改造してもらいたい。その信念と勇気をもって今からやれるべきことを一つずつ確実に進めてもらいたいです。
3年連続(今季は確定ではありませんが、そういう気持ちでということで理解していただきたい)Bクラスというのは、「負けが染みついた」チ-ムと言って差し支えないかと思います。憤慨される方もあるかもしれませんが、客観的に見れば明らかなことです。そのチ-ム体質を変えるには、今の延長線上の考え方では無理かと思います。来季も指揮を執るからには、単に続投という考えは捨てて、客観的に見て大胆に改革を進めてもらいたい、それがミステリー小僧の切なるお願いです。
単に長いだけのブログになってしまったかもしれません。最後まで読んで頂いた方、本当にお疲れさまでした。有難うございました。

でも、
来季は優勝したいなぁ。優勝させて欲しいなぁ。
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