高校球児森井翔太郎内野手がMLBマイナ-契約。契約金が何と2億3千万円!NPBドラ1越え!
凄いですね! 最速153キロの右腕で、高校通算45本塁打を誇る左の強打者 桐朋高校の森井翔太郎内野手(3年)が、契約金150万ドル(約2億3300万円)でアスレチックスとマイナー契約を結ぶことになったそうです。MLB9球団が争奪戦を繰り広げたらしいですね。関連記事はこちらです。下記の黄色部分をクリックください。ドラ1超え2・3億円でアスレチックス入り桐朋・森井翔太郎に反応「直接メジャーの方が稼げる」何がすごいって、高卒選手の契約金が2億円以上なんて、NPBでは絶対にあり得ませんから!NPBでは、ドラフトで指名を受けた新人選手が入団時に受け取る契約金は、最高標準額「1億円プラス出来高5000万円」の最高1億5000万円で申し合わせられていますから。しかも彼は高卒ですよ。NPBで高卒ドラフト1位でも8千万円プラス出来高くらいでしょうか? NPB球団に入団していたら最高でも1億5000万円しかもらえないから、8千万円以上の『差損』ということになりますね! しかもMLBマイナ-契約でこれだけの差があるのだから…。MLBは違うなぁ、夢があるなぁ、と思うのは私だけではないはずです。これからは森井君のケ-スが、高校球児が目指すモデルケ-スになったりして…。しかもマイナ-契約で2億円超えなんて‼ MLBメジャ―のドラフト入団選手の契約金は毎年のように最高額が更新されて、10億円超えなども結構あるようです。高校生だけでなく、大学生なども後に続いたりしたら、日本のプロ野球はどうなってしまうのでしょうか?今回の森井君のことは、実はほとんど知らなかったので、どういう経緯だったのか調べて見ました。こんな感じだったみたいです。2024年7月7日 : 西東京大会2回戦で2-9と冨士森にコールド負け。初回5失点したピンチで緊急登板も、十分な準備ができていない中、追加点を許した。最速147キロを計測。日米14球団42人のスカウトや編成関係者が見守る中でのまさかの大敗だった。9月2日 : プロ志望届を提出も、夢はこれまでと変わらず「メジャーで活躍すること」。通常、学生選手は海外を含めてプロ球団と接触できないが、プロ志望届を提出すると面談が可能になる。9月21日 : 進路をメジャー一本に絞りマイナー契約を目指すことに。野球部監督とも相談の上、NPB12球団へ意思表明の文書を提出。森井は「直接メジャーに行きたい気持ちを固めたので、ドラフト指名を仮にいただいても、断らせていただくことを伝えさせていただきました」すでにMLB4球団と面談済み。興味を示す球団は今後も増える見通しだとか。10月24日 : ドラフト会議は12球団の支配下選手指名が終わり、桐朋の森井翔太郎内野手を支配下で指名する球団はなかった。2025年1月15日 : 推定150万ドルでアスレチックスとマイナー契約。いやあ、凄いですね。決断の速さと行動力!かなり前から具体的なことを考えていたんでしょう。いずれにせよ素晴らしい!私には、日米のドラフトにかからずに、マイナ-契約とはいえ多くの球団と交渉した後に『自分の意志』で『最も気に入った』球団と契約した訳で、どこの球団に指名されるのか分からないドラフト制度に満足していないアマ選手には、新たな可能性が現実になりつつある、と感じました。ただ、NPB球団としては困ったことでしょう。今回の森井選手だけではなく、23年は佐々木麟太郎がプロ志望届を出さずに、アメリカのスタンフォード大学に入学し、4年後のMLBドラフトを目指すことになりました。大器と目される逸材は、これからは今まで以上にMLBに先取りされてしまうかもしれません。佐々木麟太郎のように、アメリカの大学を経由した場合は通常はかなりの費用が発生するので、似たような事例が多く起こることはそれ程考えられませんが、今回の森井翔太郎のケ-スは、今後MLBを目指す高校生たちの一つのモデルケ-スになるかもしれません。今(ハッキリ言えば、今に始まったわけではありませんが)、日本のプロ野球NPBは大きな岐路に差し掛かっているようです。問題山積です。今回のケ-スで、もしNPB球団が森井選手を強攻指名して、入団までこぎつけるようなことが起きなかったのは幸いでした。また、ポステイング制度を利用して(所属球団の了解を得て)MLBに行ったものの、まるでFA権を持っているかのように、短期間のうちにNPBの別の球団に入団することも、昨オフに起こりました。いずれも場合も、現在のルール上は違反性はありませんが、だからと言ってこのままほったらかしてしていたら、『プロ志望届』や『ドラフト制度』そして『ポステイング制度』など、プロ野球の根幹をなす諸制度の信頼性に疑問符がつきかねません。何よりも、これからも同様の事態は頻繁に起こるかもしれません。NPB側が、今後どのように制度を変えていくのか、将来MLB行きを夢見ている球児たちが、ジッと注視していることを念頭に入れて、スピ-ディに対応してもらいたいと思います。にほんブログ村の住民で、3つのブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村にほんブログ村にほんブ