ベルギ-の年金
3月24日 金曜日 曇り時々晴れのち一時雨 気温12度最近はこんな天気ばかり… さて今日はベルギ-の年金、つまり私がベルギ-で受け取る年金についてお話ししたいと思います。大学卒業後、日本で約23年間は厚生年金保険料を、次の16年間は日本の会社退社後ベルギ-の会社で勤務したので国民年金の保険料のみ、同時にその16年間はベルギ-で年金保険料を、計39年ほど働き年金保険料を納めました。いろいろあって62歳で早期退職し、65歳時よりベルギ-年金を受領しています。日本で受け取る年金(以下、日本の年金)とベルギ-で受け取る年金(同、ベルギ-の年金)は現在ざっくり言って、50/50のほぼ同額です。2020年よりいずれも満額で受け取っていますが、2つの年金にはある違いがあることに気づきました。それは、ベルギ-の毎月の年金受領額(ベルギ-では毎月受給)は年に1-2回4000円ほどアップするのです。例えば、6月に4000円上がれば7月以降毎月4000円上がり続けます。つまり1年間で4万8千円のアップです。私の場合では、2020年以降毎年、前年対比ほぼ上昇し続けています。コロナ禍でもアップしたので物価スライドでもないようです。正直理由は分かりませんが、支払いミスがないことは分かっています。日本の年金で受取額が年千円以上増えることは今までも無かったし、これからも絶対に無いでしょう。むしろ毎年どれくらい減り続けるのか、そちらのほうが心配です。もう一つ大事なことは、日本の年金は円-ユーロの交換レ-トによってユーロでの受取額が変わるということです。現在の円安ユーロ高では受領額がかなり目減りするので、なるべく交換レ-トの良いときに送金するようにはしてますが、昨年来ユーロ高が続いておりどうも暫くは送金できそうもありません。正直困ってます。これも日本の年金を海外で受け取ることのリスクの一つです。将来、日本では少子高齢化が一層進み国力が段々と衰えてゆき、円安傾向が恒常化するのでは、とチョッと心配です。このブログをどのような年齢層の方が読まれてるか分かりませんが、将来受け取る年金額という点からは、なるべく海外に住み働いて給料をもらい、日本の年金だけに頼らないことが個々人の経済的安定にとって重要になってくるかもしれません。ここからはベルギ-の年金には関係ないですが、80年代に当時の西ドイツ現在のドイツの販売会社に半年間業務応援で行った時の話をします。当時40歳前であった販社社長のドイツ人が、俺は45歳前には引退する、その後は悠々自適に暮らすんだ、と言っていたのを思い出しました。当時販社にいた他の日本人は、ハハハ、と言って笑い飛ばしていましたが、そんなことが実現可能だったのかは兎も角、ドイツ人だけでなくフランス人にも同様の夢や希望を抱いていた人は多いと聞いていました。勿論、今もです。現在フランスでは、政府が年金の受給開始年齢を引き上げる年金制度改革法案を強引に閣議決定によって通したため、抗議デモが10日以上も続き暴動も発生する大騒ぎになっています。日本では65歳に引き上げらた時に何かデモや暴動が起こった話は聞きませんでしたから、日本人とは引退後の人生に関する考え方が根本的に違うようですね。いくら政府がこのままでは年金制度自体が破綻する、と言ってもフランス国民の多くは、それは政府の失敗が原因であり、国民にその尻ぬぐいをさせるのはおかしい、という論理は一定の説得力があると思います。私個人の考えでは、おかしいことや不満がある場合は、ダメだぞ、という意思表示をしっかりすることが大切だと思います。だって、日本国民には何の落ち度がなかった訳ですから。これ以上日本の年金が悪い方向に行かないよう祈るだけです。なんか話が暗いほうに行ってしまいました。すみません。次回は何か明るい話題がいいですね。2つのブログランキングに参加しています。↓ポチッと押していただけたら嬉しいですありがとうございますにほんブログ村にほんブログ村