毎年繰り返されるパチンコ駐車場での子供の死亡事故が、
先週のクローズアップ現代で説明されてました。
この国の病巣を見た気持ちです、数ある中毒と言われる中でも、
事と次第によれば一番タチが悪いかも知れません。
今までは人格の問題とされ、私もそう思ってきましたが、
れっきとした病気なんですね、それも誰もが掛かる可能性があり、
発病してしまうと心身と生活環境が破壊され、
社会的にも家族も含め回復が困難を極めます。
タバコや酒と違っていきなり癌になるような事はありませんが、
文化的で健康的な生活とは程遠くなりますので、
いずれ体調に異変を来たすでしょうが、家族もたまりません。
ギャンブル依存症の外来を設けている病院が有るのにも驚きましたが、
薬物などと違って検証が難しく、
生活する以上お金は必要ですから、
長期間の治療と観察、訓練が大切な病気なので、劇的に治る事も無いようです。
脳内分泌成分のドーパミンの過剰流出による病気なのだそうです。
どちらかと言えば幸せな内分泌成分なのに出過ぎると
文字通り歯止めが効かなくなりより強い刺激を求めるようです。
時代劇でも博打のシーンは良くありますので
今に始まった話ではないのでしょうが、
現在は国を挙げて公営ギャンブルを開帳しパチンコ産業もダニの温床です。
これに闇金も含めた金貸しが生き血を吸うわけです。
法律や規制などで環境が改善される気配はありませんで、
パチンコ業界も駐車場の見回りなども頻繁にやってるようですが、
少なくとも全く関係の無い子供だけは巻き込まないで欲しいですね。
仕事で買取りや商品仕入れなども有る意味ギャンブルかなと思ってましたが
どうやら全く違う事の様で少し安心しました。