ここ最近はお隣の自動車修理工場のお手伝いで、
車を車検に持っていくことが多くなり、本業が暇気味ですので助かります。
車検の予約の確認のハンコをもらうのが、
「自動車整備振興会」と言う国土交通省の外郭機関の窓口です。
整備工場と国交省の間を取り持つなら誠に結構ですが、
上意下達のアナウンスが主な役目で、なければ無いで誰も困らない機関です。
特殊法人の悪口は幾らでも出来ますが、ここまでで、
その上意下達の掲示板に、
JICA(青年海外協力隊)募集広告が掲示されていました。
そのポスターは、
「今あなたの持ってる自動車整備の技術を海外で活かしませんか」
と言う趣旨の募集でした。
募集年齢が24歳から38歳までの範囲でしたので、
残念なような・ホッとしたような不思議な気持になりました。
とっくの昔に青年ではなくなったと言う事だけは確認できました。
不思議な気持ちの正体が分らず、今も募集のポスターを見ています。
ポスターの写真のアフリカ人青年は、
なぜか金槌を持っていて整備とは違う雰囲気をかもしてます。
政府や諸団体は発展途上国に日本で使わなくなったり、
経済支援の一環として、バスやトラック、などの車輌を送っているのですが、
修理はもちろん、整備にもままならない現状のようです。
本来なら自分たちで何とかしろと言いたくなりますが、
そこは完全に文化の違いでして、援助する側が一定の橋渡しをするようです。
ですので主にアフリカや中南米が主な活躍地になってます。
アフリカで一番通用する言語はフランス語ですので、
会話が出来るようになれば随分カッコイイのですが、
それ以前の問題が山のように有ることは想像に難くないでしょう。
JICAだけではなく最近は世界中に日本人が活躍しているそうで、
日本人として技術や能力をいかんなく発揮してるそうです。
日本に居ては絶対に経験できない素晴らしいことも有るのでしょう。
全くのボランティアでは有りませんでJICAを通じて報酬が支払われます。
十分な額なのか全く分りませんが、現地でのリスクは自分持ちです。
人生観、価値観、死生観、使命感などショックと感動が有る気がします。
日本人の名代として、自分自身の存在確認としても、
派遣される方には健康に留意し活躍される事を願って止みません。
山門の眺め posted by
(C)違いがわかる男